新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



「戦うため」の知識と「戦わないため」の知識

ーーワンピースって『次郎長三国志』だよね。ーー 以前鈴木敏夫さんが、『ワンピース』の作者である尾田栄一郎さんを自身のラジオに招いたとき、こんなことを言っていました。 それを聞いた瞬間に、尾田栄一郎さんが「よくぞ分かってくれた!」みたいに、明…

Plastic Tree「サナトリウム」考察~引用とメタファーから、「死」の匂いを辿る~

僕の一番好きなアーティストPlastic Tree。以前から歌詞考察をしたかったのですが、複雑すぎてずっとためらっていました。ただ、かれこれ20本以上書いているのに、一番好きなアーティストの曲が無いのもなあと思ったので、今回思い切って扱ってみることに…

その「話し上手」は本物!?自称話し上手にならないための「話し上手」3分類

先日の南海キャンディーズの山里さんと女優の蒼井優さんの結婚会見が本当に素晴らしくて、ここのところ毎日見返しています。山里さんの場の空気の作り方が本当に凄いなあと、学ぶところだらけという印象でした。本当に話が上手いっていうのは、山里さんみた…

あなたの「褒め」は求めていない〜マウントおじさんがよくやる、間違った褒め方〜

ここ最近、「超攻撃的太鼓持ちのススメ」なんてタイトルで、マウントおじさんの捌き方みたいなエントリを更新していた(超攻撃的太鼓持ちのすすめLV7〜「マウントおじさん」の倒し方〜 - 新・薄口コラムとか超攻撃的太鼓持ちのすすめLV6〜「マウントおじさん…

あなたは相手をダメにする!?~「メンヘラ製造機」の生態系とメカニズム~

数年前。当時付き合っていた彼女と別れて傷心していたとき、知人から「メンヘラ製造機」というたいへん不名誉な通り名を頂いたことを、未だに覚えています。なんでも彼曰く、「生徒や保護者の相談を聞くのと同じスタンスで彼女と接するから、相手をダメにし…

肉じゃがをどう「切る」か?〜抽象化の「具体例」を集めてみた〜

先日、行きつけの居酒屋の大将との会話の中で「抽象と曖昧をごっちゃにしている人が多いね」という話になりました。 その話がむちゃくちゃ面白かったので、備忘録としてまとめておきたいと思います。 前田さんの『メモの魔力』を始め、結構色々なところで「…

超攻撃的太鼓持ちのすすめLV7〜「マウントおじさん」の倒し方〜

僕は職場、サークル等のコミュニティ内、あるいは初対面のバーカウンターなどで、年下や性別を理由にいきなり高圧的に接するタイプのコミュニケーションをとってくる人のことを「マウントおじさん」と呼んでいます(性別は関係ありません)マウントおじさん…

槇原敬之「もう恋なんてしない」考察〜「君」を通して成長する主人公を追いかける〜

「おばあちゃん」へ私に色々なことを教えてくれたおばあちゃん。最後は命の儚さを。本当にありがとう。(「一筆啓上賞 日本一短い手紙コンクール」より) 本当に練りこまれた言葉は、直接感情が書かれていなくても、そこに置かれたことばから、場面や心情が…

公私の境と、人といられない理由。

僕は基本的に24時間人といられないタイプで、人と旅行に行っても、必ず泊まる部屋は別にするし、うちに泊まる場合は自分が近くのネカフェに行ったりします。 その人との間柄がどうであってもそう。 24時間のうちに「自分だけの時間」が無ければ息が詰まって…

「コンセプトの作り方」の身につけ方

ここ最近、僕の個人的な仕事でも、周りの人と話す中でも、「コンセプト」について考える機会が多くありました。 コンセプトを掘り下げる力ってどうやって身につけるのだろう? そんなことを考えている中で、1つの切り口が見つかったきがするので、備忘録が…

アイコンとしてのYouTuber、メーカーとしてのYouTuber

10歳の男の子が「学校に行かなくていい」というメッセージを引っさげてYouTubeに登場して、ここ数日話題になっています。 僕は10歳の子がYouTuberになることはとても面白いことだと思いますし、学校が嫌ならば行かなくていいと思っているので、全くその行動…

超攻撃的太鼓持ちのすすめLV6〜「マウントおじさん」の捌き方〜

ある日僕はマウントおじさんに出会った 「いやっ、それは違う!」 「お前は若いから何もわかっていない!」 「だまって俺の話を最後まで聞け!」 明らかにこちらが年下だと思った瞬間に、横柄なタメ口で、威圧的な態度をとってくるような人って見かけたこと…

Mr,Children「HERO」考察~守るものを持った大人にとってのヒーロー像とは何か?~

昔聞いた曲を改めて聞いてみると、大人になって初めて意味が分かる曲があります。僕にとってミスチルの『HERO』はその代表でした。小さい頃、母が運転する車の中で何気無く聞いていたこの曲に出てくる「君だけのヒーローになりたい」という歌詞(言い回しは…

一青窈「ハナミズキ」考察〜ハナミズキに込められた願いと見守る人の思いを読み解く〜

-君と好きな人が百年続きますように- サビのこのフレーズが印象的な一青窈さんの『ハナミズキ』。 この曲を聞くと、「子を見守る母」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? 僕もまさにそういう歌だと思って聞いていました。 しかしこの解釈だと、な…

斉藤和義「やさしくなりたい」考察〜具体描写と心情描写から登場人物のキャラを探る〜

ちょうど昨日、友人と話していた時に、内田樹さんの『街場の平成論』を踏まえて、ストレートに感情が描かれた曲VS感情が直接は描かれない曲みたいな話をしていました。 そんな話の中で僕が思い出したのが、斉藤和義さんの『やさしくなりたい』です。 この曲…

超攻撃的太鼓持ちのすすめLV5〜太鼓持ちの基本スキル4つの「太鼓」を習得する〜

すっかり書き途中になってしまっていた「超攻撃的太鼓持ちの達人」シリーズ。 ちょうど今日友人たちと話している中でこの話が出てきたので続きをまとめたいと思います。 LV5からは実践編になります。 太鼓持ちというと、パッと浮かぶのは心にもないおべっか…

メンヘラとワーカホリックと、4月に鬱になる理由

僕のお気に入りの本の一冊に、山竹伸二さんの『「認められたい」の正体』があります。 (多分このブログで「他にネタはないのか!」って言われるくらいに引用している本です 笑) 人の認められたいを満たすには周囲からの承認が不可欠なのですが、本書では①親…

自家発電型の社交性と充電型の社交性

仕事柄、僕の周りには社交的なタイプが多く存在します。人に会う時はいつもニコニコして、相手を思いやり、率先して場の空気作りを行う。こういう人は傍からみれば人くくりに「社交的なタイプ」にカテゴライズされると思うのですが、僕が見ている限り、その…

米津玄師「Lemon」考察~Lemonの見立ての真意を解く~

レモン哀歌とLemon そんなにもあなたはレモンを待つてゐた かなしく白くあかるい死の床で 私の手からとつた一つのレモンを あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ トパアズいろの香気が立つ その数滴の天のものなるレモンの汁は ぱつとあなたの意識を正常にし…

「アナ雪嫌い」を言語化してみた

僕は「アナ雪」が嫌いです。 というか、正確には「アナと雪の女王」のメッセージに共感している人が嫌いです(笑) なんていうか、「アナと雪の女王」に出てくる「ありのままで」というメッセージを、勝手な解釈で受け取っているような感じがしてならないので…

有縁社会の縛りと無縁社会の秩序

「素顔同盟」の主人公はどうなったのか? 「......きみたちも現在,義務として仮面を着用しているわけだが,不便を感じたことがあっただろうか。考えてもみなさい。もし,きみたちが仮面をはずし,喜怒哀楽をそのまま表したりしたら......。この世は大混乱に…

続・カリスマは、近しい人を不幸にする

以前、「カリスマは、近しい人を不幸にする」というブログを書いて(カリスマは、近しい人を不幸にする。 - 新・薄口コラム)、そこそこのアクセスを頂いていたのですが、それから読んできた本や出会ってきた人々を見ている中で、もう少しバリエーションがある…

強いメンタル作りの前に大事な弱ったメンタルの救い方

強いメンタルを作る前にしなきゃいけないこと 季節が原因なのか人の移動が多いことが原因なのかは分かりませんが、毎年この時期になると、メンタルが弱っている人が増えるような気がします。かくいう僕もこの時期は気持ちが落ちていることが多かったりするわ…

1万時間の法則と作ることが「気づき」を深くする

何でも1万時間くらいかけたら100人に1人くらいの実力になれるという「1万時間」の法則があります。 僕は塾の先生を始めて、なんだかんだ予習や業務をいれず、授業をしてきた時間だけの通算で1万時間をとうに超えているわけですが、やっぱりそこそこ見えてく…

物語を「物語る」ことば

「待つことも 恋でした くるり かざぐるま」 一青窈さんの『かざぐるま』の一節です。 この曲は藤沢周平さんの『蝉しぐれ』を映画化した時の主題歌なのですが、僕は冒頭に引いた一節が、これ以上の言葉はないというくらいに作品を表していると思っています。…

超攻撃的太鼓持ちのすすめLV4~「離見の見」でキャラクターを強化する~

前回のエントリ( 超攻撃的太鼓持ちのすすめLV3~キャラクターを知りレバレッジをかける~ - 新・薄口コラム )で、非モテタイプが自分の言葉に熱量を持たせたいのなら、キャラを意識するのが大切というお話しを書きました。(そして、キャラの見つけ方は 超…

分節化された世界の間を歩いてみる

最近ジプシー音楽にハマっています。 といっても曲が好きというのではなく(曲は全く分かりません 笑)使っている音階に興味があるというイメージです。 ジプシー音楽にみられる、僕たちが普段聞き慣れた音階の間にある微分音が非常に面白いなあと思うのです。…

検索以外の検索手段が自分を自分「らしく」する

たとえばご飯を食べたいと思ってお店を探すとき、みなさんは何を使いますか? たとえばちょっと遊びに出かけようと思ったとき、みなさんは何で調べますか? 恐らくほとんどの人がとりあえずGoogleで検索(最近だとインスタで検索)なのではないかと思います。 …

超攻撃的太鼓持ちのすすめLV3~キャラクターを知りレバレッジをかける~

カリスマの2類型~スーパーサイヤ人型VSレバレッジ型 以前僕は、周囲の人を惹きつける人を観察して「カリスマの研究」をしていたことがあるのですが、その際にカリスマにはスーパーサイヤ人型とレバレッジ型がいるということに気がつきました。スーパーサ…

超攻撃的太鼓持ちのすすめLV2~熱のこもった言葉は帰納的に発見する~

言葉に熱意を乗せる方法を考えるにあたって、僕はまず自分が世界の主人公であると思い込める人を「リア充」、自分は世界の中心だと思い込めない人を「非モテ」という分類をしました。そして、「非モテ」タイプの人が苦手とする、自分の会話への熱の載せ方を…