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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



アニメ・マンガ考察

Kissの2大結婚マンガ「タラレバ」「逃げ恥」に学ぶ結婚できない人の比較

シミルボンさんに寄稿するために書いた記事でしたが、大幅に書き換えてしまったので、原案は僕のブログのエントリとしてアップすることにしました。 シミルボンさんにアップした(シミルボン)のは現代の若者の結婚観に関して書いたもので、こちらはマンガの考…

人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は大人版「君に届け」だと思う

僕は基本的にテレビを見ず、コンセントも入れてないため、ただただ毎月NHKの受信料が発生するだけの負債としての役割しかなかったのですが、最近久しぶりにテレビをつけています。 といっても週に一度だけ(笑) 今クールで始まった「逃げるは恥だが役に立つ」…

恋愛クライシス~エルザに憧れる女性陣と三葉を待っている男たち~

「確かにいい映画だったけど、世間で言うほど感動した!とは思わなかった」 「君の名は」について、僕の周りにいる女の人からこんな感想を度々聞きました。 一方で、映画を見に行った男友だちはほぼ全員が絶賛。 こうした評価を聞いて、男女で評価が割れると…

ワンピース考察〜サンジだけがジャッジの子だとするとなぜビックマムの娘と結婚させられるかの説明が上手くいく〜

*例のごとく壮大に外しました(笑) ワンピースに出てくる女の敵キャラって、つくづくいい奴が多いよな、、、 ホールケーキアイランド編?ビックマム編?ヴィンスモーク?なんと呼んでいいのか知りませんが、サンジの姉、レイジュを見て改めてそう思いました…

まどマギの姉妹作品としてのモブサイコ〜少年少女は不思議な力を失って大人になる〜

「少女は絶望を知って、大人になる」見方は人それぞれで、その人なりの解釈があるということを前提に、僕は魔法少女まどかマギカという作品をみた時、こんなメッセージ性があるように思いました。魔法少女まどかマギカは、普通の女の子が何でも一つだけ願い…

マンガで読み解く男女のすれ違い〜少年マンガVS少女マンガ

「信じてくれるなら話さなくても」「悪いことしてないなら話せるはずじゃない」「僕を信じてくれないんだ」「私を信じて話してくれるんじゃないんだ」バクマンの8巻「頑固と素直」に出てくる、僕がこの作品で最も好きな場面の一つです。男女の「信じる」の定…

友情・努力・勝利のその先へ〜最近のジャンプマンガに通じるメッセージ〜

努力・努力・勝利といえば、言わずと知れた少年ジャンプの3大テーマですが、ここ最近、ビミョーにこのコンセプトが変わってきたような気がします。いやっ、厳密には「作者が伝いたいメッセージが変わってきた気がする」というほうが表現が適当かもしれません…

HUNTER×HUNTER考察〜ヒソカVSクロロはヒソカの負けしかあり得ない〜

先々週号のHUNTER×HUNTERの団長vsヒソカのバトル。当時中学生のときに幻影旅団編(これが予想変換で出てくるのが凄い!)が始まって、そこでファンになった僕としては待ちに待った戦いです。GW を挟んで明日ジャンプに掲載される最新話が気になって仕方があり…

マギの人気が衰退した理由は話が難しくなりすぎたから

「マギってなんで人気なくなったん?」 僕のマンガ好きを知っている生徒さんがよく、授業終わりにマかんがンガの話を持ってきてくれます。物事を考える切り口を知ってほしいというのが、僕が教育に携わっている理由の一つでもあるので、よほど突飛な質問であ…

「終わらない日常」の終わりを描く漫画と、「終わらない物語」を作るスマホゲーム

塾で子供達をみていると本当にスマホゲームに熱中しています。僕自身は別に、ゲーム否定はではないので(分別付けられずにゲームばっかりやっているのは愚かだと思いますが)スマホゲームに熱中することに対する是非には興味がありません。それでもスマホゲー…

「勝つこと」の先に何がある?〜おそ松さんと黒子のバスケに共通するゼロ年代の価値観〜

先日、最終回を迎えたおそ松さん。山田玲司先生によるおそ松さん最終話の解説を聞いて、面白いなと思ったので紹介させて下さい。最終話一つ前で、ついに就職して別々の人生を歩み出した6つ子たち。どうなるのかと思っていたら、最終回でいきなり「センバツ」…

昭和元禄落語心中考察~落語に出てくる女の「象徴」として見るみよ吉という存在~

友人すすめられた「昭和元禄落語心中」にはまっています。もともと落語が好きと言うこともあるのですが、第2話で過去編に入って初っ端、助六(主人公のほれ込んだ師匠の弟弟子)が「よく来たなあ」のセリフを言った所で大はまりしました、「鬼の馬風」とい…

ワンパンマンと黒子のバスケに共通する〜手段が目的化することへの問題提起〜

僕はポストゼロ年代のマンガには、大きく3つの流れがあると感じています。ひとつが、未知の危険から守られた「壁」を表現したマンガ群。進撃の巨人を筆頭に、ハンターハンターやトリコ、あとはアニメではありますがサイコパスなどがここに含まれます。このカ…

食檄のソーマと暗殺教室に感じる受験教育への問題提起

ジャンプ連載中の食檄のソーマ。文化祭編が終わり、始まった学校乗っ取り編(?)が非常に面白いなと思って読んでいます。文化祭での主人公幸平創真とソーマが挑戦を挑んだ先輩久我との戦いが落ち着いたところでやってきたヒロインの一人薙切えりなの父薙切…

BLEACH考察〜黒松心中と枯松心中〜

ここ最近のBLEACHが僕の中でアツいです。 京楽隊長とリジェとの戦い。 2週前の京楽隊長の隠し技である卍解は「花天狂骨黒松心中」となっていたのに、翌週改めて出てきた技名では「花天狂骨枯松心中」とされていました。 おやっ、と思ったので、僕なりにスト…

映画「暗殺教室」は金八・ごくせん系譜の熱血教師もの

実写版の暗殺教室について。週刊少年ジャンプで連載中の、タコみたいな宇宙人がある日担任として教室にやってきて、生徒たちに「一年以内に先生を殺さなければ地球を滅ぼす」と言って始まるお話。主人公のころせんせーの姿はふざけたフォルムで書店でみても…

魔女の作画や歌詞の伏線などの表面的な尖りで隠れたまどかマギカの演出上の凄さ

3話の「マミる」と呼ばれるシーンや、10話の主題歌が最後に流れて伏線回収するシーンに注目が集まりがちな魔法少女まどかマギカという作品。もちろんそれ自体に大きな驚きはあるのですが、それ以上に僕は3話なり10話なりを物語における展開のトリガーとして…

次の格差は本当の意味での「情報格差」

スマートフォンがこの1〜2年で本当に普及したように思います。電車に乗ると、ほとんど全員がスマホを出している。ブログのアクセス解析でも、スマホデバイスからのアクセスが増えてきました。スマートフォンが普及すればするほど、良い消費者を作り出すとい…

現代の作品に根付くオンディーヌの物語〜ポニョの母とキルアの父がさせた約束の呪い

朝のニュースチェックをしていたら偶然出てきた「オンディーヌの呪い」という言葉。夜寝てしまうと呼吸ができなくなってしまう難病の別名らしいです。オンディーヌとは、綺麗な女の姿をした水の精霊のことで、一般にはウンディーネという呼び名の方が聞き覚…

学芸員を求めて〜宮崎駿が風立ちぬに散りばめたオマージュを読み解く

美術館に行くと学芸員の方たちが、作品の背景や、作者が影響を受けた芸術家などを説明してくれます。僕たちはその時の作者の心境や人柄を知ることで、作品をずっと深く味わうことができる。美術館に作品を見に行くことの面白さの一つは、ここにあるように思…

ゼロ年代後半のドラマ~ヒット法則とそれに基づく物語

家政婦のミタ、あまちゃんや半沢直樹などヒット作が出るとこぞってそのヒットの要因分析がなされますが、基本的にそれらは意味がないと思っています。それらは振り返って特徴を抽出しただけで、それが含まれていたからヒットしたという因果関係を持ったもの…

マンガ・アニメ考察16サイコパスⅡ〜カントの啓蒙主義と展開予想~

※ あくまで個人的な(想像と思い込みによる)感想です。知識に間違えや的外れな点が多々あると思いますが、ご容赦願います。。。 「全能者のパラドクス」作品では後半部分になって初めて出てきた概念ですが、個人的には作品のコアになっているテーマであるよ…

るろうに剣心-追憶編-考察〜巴が傷をつけた訳〜

先週の日曜日、車で熱海から浜松へ向かう途中の車の中での会話で勧められたOVA版の「るろうに剣心」。昨日見る時間が取れたので、剣心の頬に十字傷がついたエピソードが語られた追憶編全4話を鑑賞しました。映像のクオリティもさることながら、そのストーリ…

「マギ」考察~魔女の宅急便的な成長物語として〜

塾の生徒さんに以前マギという作品を紹介されて、読んでみました。ものすご~~~~くざっくり言えば、主人公のアラジンが世界平和のために戦って成長する物語(笑)(あんまりストーリの説明には興味がないので詳しくはウィキペディアのURLを見てください。…

ラ・ジャポネーゼとジャポニズム

昨日、大学時代の先輩とご飯を食べたあと、夕暮れどきの木屋町をブラブラ歩いていて見かけたポスター。※ネットに落ちてたものです。ボストン美術館に所蔵されるモネの作品「ラ・ジャポネーゼ」が京都美術館にきているとのこと。。まったく絵画には詳しくない…

子供は大人の「人生」ゲーム2周目じゃない〜暗殺教室感想〜

一回目に苦労して攻略したゲームをクリアすると、今度は強い武器を持った状態で2周目に挑戦することができる。最近のRPGによくある設定だ。こんなナレーションから始まった、先週のジャンプに掲載された「暗殺教室」。主人公の男の子、渚くんとお母さんの関…

21世紀のアニメ・マンガ〜新世界系と管理社会〜

別にこれはアニメやマンガのレビューを書くブロクではありませんし、何より僕はそれ程アニメ・マンガに詳しい訳ではないのですが、、、「街中から土管がなくなった時代にドラえもんは流行り、スポ魂が古くなり出したころに巨人の星は流行りだした。現実社会…

化物語考察〜王道ど真ん中のプロット〜

こちらもまどかマギカと同じく、何人かの友だちに勧められて見たアニメです。もともとめだかボックスで西尾維新さんは気になっていたので、とても楽しく見ることができました。勧めてくれた人たちは邪道なアニメ(悪いという意味ではなく、王道と対を為す意味…

椎名林檎さんのNIPPONは選手目書かれた曲

全くスポーツに興味がない僕でしたが、ワールドカップ主題歌に選ばれた、椎名林檎さんの「NIPPON」には何かと興味を持っていました。特攻をイメージさせるだとか、反対に清々しい曲だとか、賛否があったようですが、捉え方は受け手の自由(それはもちろん違う…

記号論としてのエヴァ

ここのところエヴァンゲリオンの映画版がテレビで放映されていて、ちょくちょく子供達の間でエヴァンゲリオンの話がされたりします。一応映画版も全て見ているのですが、やっぱり僕が1番好きなのはアニメ版エヴァンゲリオンです。特に印象に残っているのが最…

僕たちは思う以上に日本画に慣れ親しんでいるんだ

「パッと頭に浮かぶ絵画を5個あげてください。」そんな風に言われると、多分頭に浮かぶ絵画の大半は西洋画になるの人がほとんとではないでしょうか?僕の場合はこんな感じです。「ゲルニカ」「泣く女」「ひまわり」「モナリザ」「叫び」そこに浮世絵や墨絵…

アニメ「サイコパス」の世界

佐世保の同級生殺害事件が起こったときに、サイコパスというアニメ(再放送?)が放送自粛となったそうです。理由はちょうど次回の話が女子高生が同じ学校の女の子をバラバラにするという内容だったから。そりゃ仕方ないと思いつつ、どんなアニメか気になった…

僕たちは本音を言う場を求めてる

有吉弘行とマツコデラックスがあれだけ人気な理由は、安心できる範囲の中で毒づいてくれるから。岡田斗司夫さんが言っている、マツコデラックス・有吉弘行の人気の秘密です。マツコさんも有吉さんも、僕たちが普段思っているけど言えないようなことを、さな…

アニメ読解法3「エヴァンゲリオン」も「まどか☆マギカ」も大人になりたくない話

まどか☆マギカは何人もの友達に勧められていたので昨年、そしてエヴァンゲリオンはある人に強く推されてついこの前GWに見てみました。で、僕は別にまどマギのキャラクターでどれが好きとか綾波レイがどうとかっていうのんは全く興味がないので気になった構成…

進撃の巨人がコンテンツとして優れている理由

進撃の巨人って改めて、コンテンツとして非常に優れていると思います。海外でウケ易い文脈と国内でウケ易い文脈の両方を一つの作品の中に有しているから。基本的に海外、特に欧米では体が大きい=強いという考え方が主流です。ガタイのデカいアメ車や大型プラ…

ルーズヴェルトゲームの計算して当ててやろうって感じが嫌い

この前偶然ルーズヴェルトゲームってドラマを見ました。個人的にはあまり楽しめなかったというのが正直なところです。内容がつまらないとかではないんです。ただ、なんとなく見ていると所々に製作者サイドの、「こういうのがウケるんでしょ」っていう思惑が…

HUNTER×HUNTERの魅力

ハンターハンターが6月から連載再開されるらしいですね。今からテンションが上がります。僕が小学生のときから連載しているのにまだ30巻っていう奇跡のマンガ(笑)調べたら1998年から連載しているみたいなので大体半年に一冊のペースですね。これだけ休載が…

マンガ読解法9 進撃の巨人②~ユミルの本名と壁になった巨人~

進撃の巨人がここ3巻くらいの中でかなり伏線回収が進んでいます。 最新刊をみたらいよいよ展開は内側の王宮へと進み、今年中(あと2巻くらい?)にひとつの山場が来るのではないかなあと期待しています。 最新刊のはなしに触れてしまうとネタバレになって…

マンガ読解法8 HUNTER×HUNTER~王とコムギの物語

32巻の339話、最後の一コマにある軍儀の「帥」と「忍」が寄り添うシーン、僕のお気に入りです。ハンターハンターのキメラアント編は、賛否分かれることもありますが、僕は最高傑作だと思っています。その理由は、「王」と「コムギ」の愛を書き切ったから…

マンガ読解法7 賭博黙示録カイジ~努力を正面から描く~

この前久しぶりに、賭博黙示録カイジを読みました。ゼロやアカギも好きなのですが、僕の中で不動の一位はやっぱりカイジです。でも、なんで福本さんの作品の中でカイジが一番好きって思っていたかが今までよくわかんなかったんですよね。それがこの前読み直…

マンガ読解法6 暗殺教室考察〜先生というジレンマ〜

週刊少年ジャンプに連載中のマンガで「暗殺教室」っていうやつがあります。タコみたいな生物が突然ある教室の先生になって、卒業までに私を殺さないと地球を滅ぼしますと宣言する。生徒たちは学校生活を通し、先生(ころセンセーっていう名前)を殺すための術…

典子の生き方考察〜病床の速雄と典子の関係〜

ずっと前にL'Arc-en-CielさんのHoneyを紹介するのに絡めて、伊藤整さんの小説「典子の生き方」をブログで取り上げたのですが、その際の記事に思いの外「典子の生き方」という検索ワードで薄口コラムにたどり着く方が多く驚きました。で、該当するエントリが…

マンガ読解法号外ONE PIECE考察②〜ドフラミンゴの首が飛んだ伏線の意味〜

※注意 今週号のジャンプの話題についてのエントリです。ネタバレ含みます。単行本派の方、まだジャンプを読んでいない方はお気をつけ下さい。基本的に一つのマンガについて2度触れる気はあまりなかったのですが、ちょっと展開が面白かったので、ONE PIECEに…

マンガ読解法5 進撃の巨人~一話のエレンの涙の訳~

この前壇蜜さんがラジオで「巨人が襲ってきてるのに、まだ人間同士が争ってる」って言ってるのを聞いて、進撃の巨人について書いて見たくなりました。すごく気になってるんですよね。あの壁はなんなのか?なぜ登場人物はみんな人間ではなく「人類」と呼ぶの…

アニメ読解法2 魔法少女まどか☆マギカ~メタファーとしての魔女~

すんません、この前書いた進撃の巨人のやつが評判良かったので、味をしめてまたアニメ考察してみます(笑)注)いろんな人のアイデアをパクってきて、その上に好き勝手解釈つけてるだけなので、あくまで一個人の意見としてお読み下さい。今回は魔法少女まどか…

マンガ読解法4 めだかボックス〜作者と打切りをマンガに登場させる

※すみません、頭痛くて文構成がぐちゃぐちゃになってます。 化物語シリーズで有名な(読んだことないんですが)西尾維新さんが原作でジャンプに連載していたマンガです。 とにかくメタフィンション(マンガやアニメの構造そのものを作品の演出に織り込む技法)色…

マンガ読解法3ONE PIECE〜絵と物語の関係〜

NARUTOとONE PIECEって、ちょうど僕くらいの世代(小学生の時にあの二作が始まった)にとって、ジャンプの2大看板みたいな印象です。かれこれ10年以上、ランキング順にならぶ、ジャンプの冒頭に君臨し続けてるって、よく考えたら凄いこと。僕の印象ではあの二…

マンガ読解法2食戟のソーマ~料理マンガの差別化技法~.

週刊少年ジャンプに現在連載中の料理マンガです。はじめはパラパラと目を通す程度だったのですが、回を追うごとに路線が定まったのか、個人的にとても面白く感じるようになってきたので、いろいろ考えてみる事にしました。料理マンガっていうとクッキングパ…

マンガ読解法1みどりのマキバオー〜構造転換で動物を描く〜

つの丸先生の代表作みどりのマキバオー。僕の大好きなマンガのひとつだったりします。競馬をモチーフにしたこのマンガですが、個人的に凄く特殊なマンガだと思ったのでエントリにしてみました。僕の中でのマキバオーのイメージをひと言で表すと「動物版スポ…

アニメ読解法1風立ちぬ/かぐや姫の物語〜西欧と日本の芸術観〜

僕はアニメやマンガの考察をする時に、そのストーリーばかりに注目しがちになのですが、この二作に関してはストーリーについては語れない(風立ちぬは凄すぎるっていう理由で、かぐや姫の物語は竹取物語のままという理由で)ので絵について思った事をまとめた…