新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



12.関と浦

初めて日本を訪れる外国人にとって、単語ごとに音の変化がない日本語は聞きづらいらしい。
「理髪店に行ったときに『モミアゲどうしますか?切りますか』と言われたのを『お土産どうしますか?要りますか』って言われたんだと勘違いしたことがあるんです。それで髪の毛切った上にお土産までくれるなんて、日本はなんてサービスが行き届いているんだと思いました。」

大学教授タレントとして活躍するにしゃんたさんが、自身の失敗談としてこんなエピソードを披露していた。

このような聞き間違えや勘違いならば笑って済ませてしまえばよいものだが、先日起こった勘違いは当事者にとって甚だ迷惑な間違えだったのではないかと思う。


27日、霞ヶ浦河川事務所のHPがハッカーの攻撃を受け、一時停止する事態となった。
ハッキングの主犯は世界的なハッカー集団「アノニマス」であった。

彼らは25日、改正著作権法の可決に反発する声明を発表して以降、内閣官房セキュリティーセンター、自民党HP、裁判所HPと次々と攻撃を仕掛けていた。

改正に関係した団体が狙われる中、なぜか一か所だけ全く関係のない霞ヶ浦河川事務所のHPが攻撃された。
きっと「霞が関」と「霞ヶ浦」を見間違えたのだろう。

アノニマスはネット空間における完全な自由化を主張し、その妨げになるものを攻撃している。
実際にサーバーのダウンや、個人情報の流出などを行った。
その活動の一つがアフリカの民主化の加速に一役かったこともある。

主張自体は理解できるが、関係のないものを巻き込むことはどうかと思う。
28日、警視庁は捜査に乗り出した。
読み間違えというかわいらしい間違えを犯した彼らだが、ハッキングに関してはその道の専門家たちである。
今後の動向を見守っていきたい。