新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



大阪市長選を、ちょっと遅めに振り返ってみた

ちょっと前の記事ですが、三月末の大阪出直し市長選の結果です。
投票率が過去最低だとか、大義ないとか、白票4万5千票とか、いろんな批判的な意見が溢れてますが、このくらいが健全なんじゃないかなって、個人的には思ったりしています。


その理由は以下の3つ
・そもそも結果が分かっていた選挙だから
・一定の反対があるのは先を見た政策をできている証拠だと思うから
・過度に投票率が高い方が却って危険だと思うから


まずは投票率が低い理由について。
これは橋下さんに対する反対の声の表れでもなんでもなく、ただただ「行く意味がない」って判断したからです。
今回の市長選について、市民の投票行動は4つに分けられます。
1.橋下さんを支持してる、且つ応援のために投票に行く
2.橋下さんを支持してる、でもどうせ当選するから投票に行かない
3.橋下さん不支持、でも投票しても結果は変わらないから行かない
4.橋下さん不支持、且つ抗議の意思を示すべく投票に行く

橋下さんに入った37万票は1に該当する人たちで、白票とそれ以外の人に入った8万票っていうのんが4に該当する人たちの声。
で、残りは2と3に該当する両者が混じっているはずなんですよね。
多分その比率は、投票行動に出た1と4の人の比率に概ね重なる。

いずれにせよ、特に投票行動に出たところで何も変わらない状態で7割以上の人が投票に行かないのは自然だと思います。




白票をどう見るか。
白票が4万票あったっていうのも、個人的には納得の数値です。
多分白票を投じた人の声は「そんなムダな事に何億円も税金使うな!」でしょう。
彼らの意見は至極当然です。
いち市長のやりたい政策を通すために自分たちの税金が何億円も使われるのは、彼らにとって凄いムダなことは事実だから。
こういうと、結果として都構想が実現しない方が何十倍も税金が無駄になるって反論を受けそうですが、それももちろん正解なんですよね。
ただ、どこに視点を置くのかによって正解がことなってくる。
市長選が税金のムダっていうのんは、今に視点を定めた市民の目線。
結果的にここで都構想が頓挫する方が税金のムダっていうのは未来に視点を定めた市長の目線。
今に焦点を絞れば前者が正しいし、未来に焦点を絞るなら後者が正しいって結論になります。
今を生きる市民と、未来を見据える首長の意見が一致しないのは当たり前。
労働者が今の生活の為に賃上げを要求するのと、経営者が将来の雇用を確保することこそ大切と、未来の労働者の生活のを守るために賃下げするので意見が合わないのと同じですよね。
見てるところが違うのだから、意見が合わないのは当たり前の話です。
むしろ、一定数明確に反対を示す人が出てくるってことは、迎合せずに未来を見据えた政策を進めているっていうことの裏付けともとれます。
最近とくに国政では顕著ですが、大衆擦り寄り型の運営が目立ちます。
その中できちんと一定数の反対を示す人を出せるっていうのは、かえって健全であると思います。




投票率100%は国家の危機
最後にもう一度投票率について。
ちょっと市長選の話しからは外れますが、僕は投票とその国の安定度合いっていうのんは、だいたい55%~65%を基準に、そこからの距離がどのくらい離れているかで決まると思っています。
投票率55%~65%が安定、そこから上でも下でも離れれば離れるほど不安定という考え方。
有権者の3分の1から半分位が特に政治に興味がない(大きな不満がない)くらいのほうが、国の運営としては上手くいってるんじゃないかって思うんです。
毎回のあらゆる選挙で投票率90%オーバーの国とか、かえって怖いです。
絶対そんなの不満があるにきまってる。
投票率が平常8割オーバーの国って例を挙げるとアフリカ諸国と中国とロシア。
予断ですが北朝鮮投票率が100%なのだとか。
その辺踏まえて、55%~65%位が妥当って僕は考えています。
若者の投票率が低いっていうのもあんまり危機感持つ必要がないってのが僕の考え。
確か有権者の平均年齢が51.4歳とかそのくらいだったはず。
お年寄り優位の政策をとかじゃなく、平均年齢に向けた政策を作ったってターゲットは50歳なんですよね。
だから、そこに平均値おいて、正規分布表作ったら、あれが健全なカーブだと思うんです。


話が市長選からそれてしまったので戻します。
まあ、そういうわけでむやみに投票率が高くない方がいいと思うのです。
選択肢がなかったっていうことと、自民や民主が持っている組織票がまるまる投票率から抜け落ちていることを考慮したら25%位が妥当なのかなって印象です。
むしろだいたい組織票がどのくらいあるのかっていういいデータが取れたくらいに僕は思ってます(笑)


そんなこんなで、今回の大阪市長選については、ニュースで言われるほど悪いことはない(もちろんいいわけでもないと思いますが)っていうのが僕の率直な印象です。

そういえば書いてなかったなって思ったので。


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