新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



勉強コラム IN PUTとOUT PUTについて②

くインプットとアウトプットのバランスが大切というお話を前回させてもらいました。
まずはそのバランスを調整するためにも、自分がどちらに偏っているのかを知ることが必要です。

あくまで目安ですがだいたいノートまとめが上手い人、字が綺麗な人はインプット中心タイプ。
外で活発に遊ぶ人、間違えた時に鉛筆でちゃちゃっと消して済ませてしまうひとはアウトプット中心タイプなような気がします(笑)


今時点の勉強方法でうまくいってるならば問題ないですが、もし今ひとつ勉強してても成果が感じられないなら自分の勉強がどちらよりかを意識して、もう一つの勉強方法を取り入れて見るのも手だと思います。


とりあえずインプット型の学習方法とアウトプット型の学習方法をまとめていきたいと思います。
まずはインプット型の学習から。


インプット型の学習は、知識を頭に入れる作業です。
いかに効率良く、脳の発達に沿って勉強することが大切です。
ものを覚える際に、脳の仕組みを理解することが大切です。

よく中学生になって急に勉強できなくなったっていう人がいますが、その原因は脳の成長にあわせて勉強方法をシフトさせることができていないことにあるかもしれません。

記憶には意味記憶エピソード記憶というものがあります。
意味記憶とは単純に物事を記号として頭に入れる記憶方法で、エピソード記憶はいろいろな物事に関連づけて記憶する方法です。

一般に人間が物事を記憶する際には、この二つの記憶方法を使い分けて覚えていると言われています。
で、大切なことは意味記憶エピソード記憶の得手不得手は、年齢によって大きくシフトしてくるということ。

幼少期の子供達は基本的に単純に物事を丸暗記する意味記憶が得意と言われています。
それが10歳から15歳にかけてエピソード記憶が得意な頭にシフトする。

だから九九とかを覚えたり漢字を覚えたりするのは小学校低学年がいいんですよね。
そのくらいの時期には単純な丸暗記が得意だから。
中学生のあたりから、こうした丸暗記型の勉強方法は脳の構造変化から苦手になってきます。
そこからは単純な丸暗記ではなく、前後の文脈にそって覚える記憶法が丸暗記の代わりに得意になってきます。

中学生になって勉強しているのに成績がでなくなってきたという人がいたら、それは周りより少しだけ早く意味記憶からエピソード記憶に頭の構造がシフトしているのかもしれません。
その場合、エピソード記憶の原理に沿った勉強方法に変えていかなければいけません。

具体的には「なぜ?」を大切にして勉強をしていく。
歴史の言葉や理科の用語をひたすら書いて丸暗記しようという勉強方法から、なぜその問題が起こったのか、どういう仕組みでその現象がおこるのかといった単語の背景に注目して覚えるようにして下さい。

一見するとすごく遠回りな勉強方法に思うかもしれません。
でも、それを積み重ねるうちにいろいろな知識が多重に絡み合ってどんどん知識の定着率が上がって行きます。
これがエピソード記憶の強いところ。

意味記憶からエピソード記憶へのシフトをいかにしていくのか。
インプットについての一つ目のポイントです。

もうひとつ、長期記憶と短期記憶のお話はまた後日書きたいと思います。
(言論番組見ながら書いてたので文書がグチャグチャで申し訳ありません、、)