新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



自動車業界分析~家族狙いは正解か?~

ニュースを拾っていたら、こんな記事に出会いました。
シェア過去最高。輸入車ばかりがなぜ売れる?
http://toyokeizai.net/articles/-/32264?utm_source=uzabase&utm_medium=http&utm_campaign=link_back


国内の車販売シェアにおいて、日本車より外国車の方が人気が高まってきているのだそう。
その理由として記事では品揃えや価格戦略が挙げられていましたが、僕はそれに加えて、マーケティング戦略も大きく関わっているような気がします。

ちょっとTOYOTA、日産、フォルクスワーゲンのホームページのTOP画を拾ってきてみました。

photo:01



これがTOYOTA

photo:02



こっちが日産

photo:03



で、フォルクスワーゲン


ホームページに実際飛んでいただければわかりやすいと思うんですけど、明らかに国内メーカーの車のページって、家族で乗りやすいとかっていうのがメインで売り出されてるんです。

CMだとより顕著。
どの日本車のCMも、家族でのびのびとか、スライドドアとか、低燃費とかって所を推してるんですよね。
あくまでも実用性、もう少し踏み込むならお父さんが運転してくれる事を前提の実用性が重視されている。

だから頼られるお父さん像みたいなCMになるわけだし、子供に囲まれるお父さんっていうCMになるんだと思います。
対母親向けのCM戦略としては子供を載せやすいとか、沢山荷物が運べるとか、お父さんっていう運転手ありきの利便性をウリにしたアピールになっています。

これが僕の中の日本車CMのイメージ。
それに対して外国車のCMはすごくわかりやすいです。
ひたすらにクールとかかっこよさっていう所を推しています。
むしろ、家族感や日常性っていうのんを薄くしている様に感じるくらい。
(日本車メーカーだと、スバルがこんなイメージ)

実用的な部分よりもかっこよさなどの直観に訴えるCMを打つのが外国車のイメージです。

で、そんなCMをみていて、家族推しのCMって少しずれてないかって思ってしまうんです。
なんとなく、今の新規車購入者世代に家族でドライブみたいな事押しても刺さらない様な気がするんですよね。

基本的に多くの家庭が核家族化していて、かつ一世帯あたりの子供の数も減っている。
そうなると4人乗りの車で十分だと思うんですよね。
CMで言われるいわゆる実用性っていうのんも同じ。
昔は家具やらなんやら輸送費が高かったので、家族を持つと大きな車が必須になったと思うんですけど、今って大概自宅に届けてくれるサービスが多いので、よっぽどまで大きな車は必要なくなってる気がします。


実用性って所と、家族向けっていうのが、昔ほど購買意欲を歓喜させない。
加えて、お父さんが運転して嫁さんが助手席みたいなCMもなんとなく時代ギャップを感じます。

それよりも、夫婦でどちらも運転できるっていう方が今は求められていると思うんです。
どっちかっていうと日中車を使ったり、子供の送り迎えをするのって母親じゃないですか?
だから、お父さんが運転して、、、ってモデルは古いときがします。
外国産小型車が人気っていうのがその証拠だとおもいます。


むしろ可愛さとか、運転のしやすさを売り出した方がいい。
そういう意味で、外国車のCMはそういった市場のニーズを捉えているように思います。

結局、家族向け・実用性・お父さんが運転してくれるみたいな日本の車メーカーがターゲットとして想定している旧来の理想の家族像と、購入者の実態が乖離してきているから、外国車の売り上げが上がったんだと思います。


現状に合わせるなら、お父さんが休日趣味では知らせる事ができるようなかっこいい車だったり、3人家族でちょうど使える事をアピールする車だったり、若い女の人たちが気軽に遊びに行ける可愛い車だったりっていうのを作って前面に売り出しても意外といけるんじゃないかって思います。

なんせ、家族モデルのチェンジ(利便性の向上・核家族・母親主体の利用)や生活スタイルのチェンジ(生活の利便性向上、車を持つ事の意義の低下)などを考慮した上で、別のアプローチをかける事が必要なんじゃないかなって思いました。

意外と老夫婦向け軽自動車とか売り出したら売れるかも。。。
敬老の日に車をプレゼントとか。