PC開くと追い出され、狭い机に硬いイス。効率優先がもたらした客離れと質低下。
http://biz-journal.jp/i/2014/01/post_4018.html?utm_source=rss20&utm_medium=rss
ちょっと前に気になってピックしておいたニュース記事です。
効率化を求めた結果、サービスの質が低下して、結局最終売り上げが赤字になったとのこと。
この記事を見たときの感想は「そりゃそうだ。」の一言でした。
だってどう考えても今までの客層とニーズを無視した方針にしか見えなかったから(笑)
基本的に僕らがマクドナルド使う理由って、「安いから」じゃないですか。
正直あんまり味は求めていない。
100円200円で時間潰せるっていうのんで使ってるのがホンネだと思うんです。
だから中高生の溜まり場になる(そしてその空気が嫌で社会人が来なくなる)。
マクドナルドの戦略では、これをグッと引き上げて、中高生の溜まり場から、ビジネスマンがちょっと寄れるようなカフェにしたかったんだと思います。
すき家よりはゆったり出来るファーストフードカフェみたいな。。。
で、大ゴケした(笑)
カフェみたいにお客にくつろいで貰ってなんぼのお店で低価格戦略を取るっていうのはなかなか難しいと思うんですよね。
マックはそこから脱却したいみたいだったけど、多分今更低価格路線辞めたらそれこそ誰も使わなくなるだろうし。
おそらくマクドナルドが捉えるべき顧客は「ちょっと作業をしたいビジネスマン」なんだと思います。
30分位Wi-Fi繋いで作業したいとか、打ち合わせ直前で資料の最終確認をしておきたいとかって人たち。
学生をたむろさせないようにしつつ、ビジネスマンが使いやすい様な店作りがコンセプトになるはずです。
そういうのんを加味した上で僕が考えたのは全席立ち食いスタイルのマクドナルドです。
店内の椅子は全部撤去。
これでただ座って話したいだけの学生が長居する事はなくなるでしょう。
一方で、全店舗Wi-Fi完備、全席コンセント設置にして、ネット環境を整える。
この辺はマックの店舗数が大きな武器になると思うんです。
全国どこでもマックに入れば取り敢えずネット環境が整ってるって認知が広がれば、出張先でちょっとネットを使いたいビジネスマンにとってありがたい。
100円や200円で入れるネット環境整ったカフェなんてないですから、多分スタバやネカフェとの客の取り合いにも強いハズ。
出先で20~30分だけネット繋げたいって人多いと思うんです。
それこそネットさえ繋がればあとはコンビニのコピー機で印刷でもなんでも出来るので。
こういった人たちのニーズは確実に捉えられると思うんですよね。
何より今までネックだった低価格戦略が武器になる。
今までのマクドナルドの戦略って、ファーストフード店の取る戦略ばかりでした。
そうするとどうしても回転率やオペレーションの効率化で勝負しないといけなくなる。
あそこのオペレーションは徹底的に無駄を省くように作られてるから。
そうじゃなくって、カフェとしての色を強めていけばいいんですよね。
(ここ数年のマックは多分この路線狙ってたんでしょうが、客単価と回転率を同時にあげようとして上手くいかなくなっていた。)
カフェってどうしても客単価が高くて回転率が悪いイメージになりがちですが、いっそ低価格路線で隙間時間にカフェを利用したいっていう所に意外とニーズがある気がします。
面接前の就活生とかもターゲットになる。
低価格で勝負してきたマクドナルドって、この路線が1番強みを発揮できるように思うんですよね。
ネット環境完備の低価格スタンディングカフェ。
僕はマクドナルドが目指す立ち位置に行くための戦略として、これが1番有効なんじゃないかなって思います。