新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



舛添さんの女性遍歴をプラスに見る

都知事決まりましたね。

驚くくらいあっという間に(笑)

 

家入さんが思いのほか振るわなかったのは残念ですが、まあ順当なのかなぁといった所です。

 

 

そんな訳で、今回の都知事選の結果を踏まえて、僕なりの考えをまとめたいと思います。

 

 

 

僕が気になるのは原発問題と女性遍歴の二点です。

ニュース記事をみていても、結構取り上げられているように思います。

 

 

まずひとつめの原発問題について。

舛添要一さんは、自公の公認も受けている原発推進派です。

 

この事がネックになって、舛添さん不支持とした人も少なくないように思います。

 

 

ただ、原発について思うのは、別に原発推進派の人たちが、好んで原発を使いたいって言ってるわけじゃないと思うんですよね。

長期的に見て、今の原発が危ないのは明らか。

今の原発は長期的にゼロに持っていくという視点は、推進派の人も変わらないと思うんですよね。

 

 

10年20年のスパンで見たら、原子力発電が続けられない事は明らか。

当然少しずつ減らして行く。

ただ一方で、即時原発ゼロというのは難しい。

費用の問題だけでなく、今後の廃炉のための技術開発や、事故の処理のコストの問題もある。

こういった事も踏まえて、長期的に現在の技術の原発はゼロに向かい(全く違うテクノロジーが生まれたら積極的に取り入れる)、短期的には縮小しつつ原発を使用したい。

 

多分これが一般的に言われる原子力「推進派」の主張だと思うんですよね。

 

 

よく言われる、「人々の命よりも経済効率性をとった」とか、「原子力利権を持つ人の陰謀論」とか、そういうのほとんどないと思う。

 

 

多分脱原発の人も主張は一緒なんですよね。

だから、舛添要一さんが都知事になったとしても、そんなに原発関係で政府が好き勝手するような事はないはずです。

 

何より、国民の声が無視される事はそんなにない。

脱原発原発推進も、マイノリティなんですよね。

 

多くの人は「そりゃ原発はない方がいいが、現状ある程度仕方がない。長期的にゼロの方向に進むのが望ましい」くらいのスタンスですよ。

 

 

本当に危機に思うなら、もっと脱原発にせよ推進にせよ運動が激化してるはず。

そうでないってことは、多くの国民が冷静に見てるってことです。

それを脱原発とか推進派のどちらかに傾けようとすること自体が、どちらにせよ不健全。

 

 

そういう意味で、舛添要一さんが都知事になったからって、何か日本がマズイ方向に向かうことなんてないと思うんですよね。

どうしてもネットになれると、自分の意見=マジョリティって思っちゃうじゃないですか?

でも、そんなことなくって、原発推進も反対もマイノリティ(笑)

 

両者が思ってる程市民は鈍感なんじゃなくって、冷静なんですよね。

 

もうひとつは女性遍歴について。

 

舛添さんは二回離婚、さらに婚外子が2人いるってことで、女性軽視じゃないかって言われています。

 

でも、個人的には、逆にすごく女性に対して誠実だと思うんです。

 

婚外子のお子さんも、全員認知している。

つまり、結婚していようがいまいが、自分の女性との付き合いに全て正面から向き合ってるってことじゃないですか。

 

 

これ、なまじ女性の社会進出とか、子育て支援において、プラス要因だと思うんですよね。

 

だって、今の家庭と合わせて、舛添さんって3家族分の家庭を支えてるってことですから。

 

離婚多いとか、婚外子がいるとかって、一見マイナスですが、だからこそ逆に、女性の社会進出に対しての理解は深いと思うんですよね。

 

 

なかなか三家庭分+離婚した二人の女性の生活になんて、正面から向き合えないですよ。

しかも政治家としたらそういうのってマイナスにしかならないのに。

 

こういうところをキチッと筋通すところは、僕は好きだったりします。

 

 

 

彼ならば、新しい結婚の価値観や、子育てに柔軟に取り組んでくれそう。

 

 

 

 

こんな風に書くと、舛添さんが当選した瞬間寝返ったって思われるかもしれません。

でも、それを承知で書いています。

 

薄口コラムというタイトルでブログを始めた時に、僕なりのルール、自分なりの差別化を考えました。

 

それが「批判ではなく、ポジティブな切り口でニュースを論評する」ということ。

いろんな批評ブログをみると、そこにあるのは「あれがダメ」「ここが悪い」っていう、批判を述べた物ばかりでした。

 

そっちの方が、アクセスも得やすいし、書きやすいんですよね。

何より書く側のプライドの保持に繋がる。

 

でも、物事なんてコインの裏表みたいなもんで、悪い見方があれば、その裏に必ずいい面があると思うんです。

 

そちら側が、ほとんどの批評ブログでは取り上げられない。

批判ばかりの記事が「辛口」って言って堂々と掲載されている。

 

そんなのが嫌だなって思って路線を決めたのがこの「薄口」コラムです。

薄口の真意は、「世の中で叩かれてる事を違う切り口で見てみよう」ってこと。

そういう僕の想いもあって、今回の舛添さんの話になりました。

 

 

もちろん僕の支持は先端の民主主義を見せてくれた家入一真さんに変わりません。

 

ただ、せっかく新都知事が決まったなら、憂うのではなく期待を乗せたいなぁと、、、

 

そんな風におもって、今回のエントリを書きました。