新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



薬ネット販売 何で「金と命」の問題?

薬のネット販売について、ニュースを読んで気になるのは、反対派の人たちがしきりに「金か命か」という主張をしているところです。
これって、なんか凄い違和感を感じます。
金とは即ち販売側の利益のこと。
命とは購入者側の安全性のこと。


薬のネット販売が、販売側の利益と購入者側の安全性で天秤にかけられるのって、違うんじゃないかなぁって思います。
本来なら、対象が違う安全性と利益を対立軸におくのではなく、安全性と利便性をそれぞれ分けて考えるべきです。

販売側と購入者側という視点で利便性を考えると、下のようになります。

言うまでもなく、販売側にとっては薬のネット販売が解禁されれば大きなプラスです。
しっかりとした情報提供は必要だと思いますが、大きな市場になることは間違いありません。
購入者側にとっても、大きな利便性があると思います。
Amazonや楽天で薬を買えるようになれば、常備薬などをわざわざ薬局に買いにいかなくとも、他の商品のついでに買えるようになります。
これは、購入側にとっても大きなメリットです。
つまり、金か命かという視点で見てしまうと販売側の利益が強調されてしまいますが、購入者側にも利便性という点で、大きなメリットがあるのです。

で、僕が言いたいのは安全性と対立させるべきなのはこの購入者側にとっての利便性ではないのかって言うこと。
薬のネット販売を考える際に1番大事なのは「国が国民の命をとるのかカネをとるのか」ではなく「国民が利便性をとるのか安全性をとるのか」ってことだと思うんです。

つまり販売側がどうとかじゃなく、購入者側がどうするのか?
ここで考えて行きたいのは、僕たちはネットで薬が買えるようになったら、どんな薬を買うだろうかって事です。
多分以下の2種類な気がします。
1.風邪薬や下痢止めなど、いつも使っている常備薬
2.妊娠検査薬や水虫の薬、育毛剤などの店頭で買うのが恥ずかしい薬

要するにネットで買うのは緊急性の低い薬。
急に薬が必要になったときって、たぶんほとんどネットで薬なんて買わないと思うんですよね。
お腹がむちゃくちゃ痛い時に買う場合、まずネットではなく薬局に走るでしょう。

そうなると安全性の論点は「緊急性の低い薬の安全性をどう確保するか」になってきます。
これ、ネットでも薬局でも変わらないような気がします。

安全性の面で、対面販売とネット販売に大きな差が無い以上、購入者側に利便性の点でメリットがあるならネット販売の規制は取っ払うべき。
僕はこんな風に考えます。

ここに薬剤師の人の立ち場や、既存の薬局の立ち場を入れるとややこしいことになってしまいます。
仮に薬のネット販売側が完全に解禁されれば薬剤師とか薬局の人の多くが職を失う可能性がありますが、それはまたちょっと違う問題です。
必要あるなら絶対残るだろうし、減って行くならそれは必要とされていないということです。

そんな事書くと字数がかさむので、今回は置いておいて、、、


さっきも書いた通り、僕は薬のネット販売賛成です。
買う薬なんて決まってるし、ネットで買えた方が便利だから。

最後に反対派の意見をいくつか挙げて、それに対する僕の意見を書いておきたいと思います。
・ネットだと偽の薬が広がる恐れがある
先ほど書いた通り、僕たちがネットで買いたいと思うほとんどの薬は、常備薬か対面販売では恥ずかしい薬なんです。
対面販売で恥ずかしい薬の偽物はともかくとして、常備薬なんて基本的に使い慣れた物を買います。
だったらあんまり偽物が広がる心配なんてないんじゃないかなって思います。
この主張をしている人は、対面販売なら偽物が売られたら口コミで立ち行かなくなるが、ネットではずっと売り続けられるとも言っていました。
でも、ネットの方が口コミの伝達速度早いですよね(笑)
だから悪質な偽物の薬とかがあったら、すぐに悪評広がって淘汰されると思います。
何より、楽天とか大手になればそんないかがわしい薬置ません。


・薬害問題が起こる可能性がある
もう一つ多いのは、薬のネット販売で、薬の薬害問題が起こる可能性があるという主張です。
これも僕が思うのはネット販売では起こり、対面販売では起こらないのかという事です。
そもそも薬害問題って、精製過程の話ですよね。
別にネット販売か対面販売かって議論は、流通チャネルの問題なんで、全然関係が無いように思うんですよね。


もちろん専門家に言わせればいろいろな意見があるとは思うのですが、単純な購入者としては便利だからネット販売をして欲しいって言うのがホンネだと思います。


とりあえず「金と命の問題」が、ネット販売の問題じゃないよねっていうのが僕の意見です。