新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



少子化と結婚をごっちゃにしてる

少子化対策に関する議論をみていると、いつもモヤモヤします。
どの討論や対談をみても「結婚できない男性をどう支援するか」とか「子育ての手当ての話」ばっかり。
それって「家族をどう作るか」の議論であって、少子化対策をどうするかの議論ではないと思うんです。
どれも結婚するのが当たり前の様に前提になっていることに凄く違和感を感じます。

少子化対策のゴールは「どう結婚させるか」じゃないし、「子育ての支援」でもない。
突き詰めたら「子供をどう増やすか」であるはずです。
だったら結婚せずに子供を産んだり、体外受精に対する差別感情を減らすという方向に当然議論が及ぶべき。
極端な意見のひとつとしてなら、「結婚せずに子供を産む事を奨励しよう!」とかいう主張をする人が出てきてもいいと思います。

別にできちゃった結婚だろうが、結婚する気のない人たちの間に生まれた子であろうが、どれも子供が生まれたということにはなんら変わりありません。
それなのに、どこか世間では良くない印象を持たれている。
多分結婚したくないけど子供は欲しいって人だっていると思うんですよね。
でもそういうのは許さない風潮。

子供を産めっていう一方で、婚外子はあまり良く思われない。
これに凄く違和感を持つのは僕だけなんですかね?
統計的に婚外子の子供が不良行為に走る可能性が高いとかいう主張も見たことありますが、それはきっと婚外子だからじゃなくてそれに対する周囲の偏見と単純な所得の問題。

少子化の議論ってそういう所に幾つも無意識のうちに感情や倫理の制約がかけられているように思います。
はじめはそういういろんな前提を取っ払って、問題に対する答えのみを考えるべき。
(極端な話クローンでたくさん子供増やすだって少子化対策の案のひとつとしてあってもいい)
まあクローンは言い過ぎですが、婚外子に対する世間の偏見を取り除くっていうのは、政策として十分あり得るものだと思うんです。
少子化対策って言って若者の行動を変えさせようとする政策の議論ばかりがなされていて、自分たちの価値観を変えていこうって方向の主張を誰もしないことにとても違和感を感じます。