新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



まだ文法で消耗してるの? | 覚えない英文法時制④完了形を「~してしまった」なんて覚えるからややこしい

1-4完了形

前回までで、動詞の活用形であらわされる現在形と過去形のイメージをお話しして参りました。

これに助動詞のwillもしくは進行形のbe going toで表す未来形が加わって過去‐現在‐未来という英文法における時間軸が成立します。



過去‐現在‐未来という考え方が日本人も共通して使う概念なので比較的理解しやすいのに対して、今回扱う完了という考え方は現代国文法には存在せず(古典文法には存在しました)、少し理解しづらい概念かもしれません。

したがって完了形については、少しだけ分量を多くとってお話させていただこうと思います。



まず「完了形」という考えのイメージからです。
完了形とは、ある一定期間を対象にした時間概念です。
たとえば「3年間のうちに5回ディズニーランドに行った。」とか「小学校以来ずっとピアノを続けている」とかがこれに当たります。
完了形が一定期間を対象にしているのに対し、ただの過去形‐現在形‐未来形はその時に重心が置かれています。
たとえば過去形で「財布を無くした」という場合、現在その無くした財布が手元にあろうがなかろうが関係ないのです。
だってほかの時制のことは興味ないのだから…


英語では、もし過去に財布を無くして、今もその財布が見つかっていないと言いたい場合は、「過去から今までずっと財布を無くしたままだ」と言ってあげなければなりません。
「過去から今まで」だと、一定期間になりますよね?
だから完了形をつかって[I have lost my wallet]ってなるんです。
ちなみに「3日前君が僕のもとにお見舞いに来てくれたとき、僕はすでにずっとねこんでたんだ」なんて言いたいときは、「お見舞いに来たのは過去」そして「寝込み始めたのはもっと昔の過去」ってことで過去完了形[had + p/p]ってなります。
逆に「来週で付き合い始めて3か月」って言いたいときは「3か月記念日は1週間後の未来」で「付き合い始めたのは昔」ということで未来完了形[will + have + p/p]ってなるわけです。







完了形の基本イメージはこんな感じです。
「ずっと昔の過去から、過去の一時点まで」とか「過去から今までずっと」とか「過去(現在)から未来のいつかまで」とか一定の間を表すものが完了形。
これを覚えておいていただけると、以降のお話がずっとラクになりますので、ゼヒゼヒ覚えておいてみてください。
次からは具体的な完了形の継続用法、経験用法、そして完了・結果用法についてまとめていきたいと思います。