新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



まだ文法で消耗してるの? | 覚えない英文法助動詞⑦「~しさえすればよい」なんて丸暗記するのはつらいだけ!

3-7 All S have to do isの分解


昨日までで、だいたいの助動詞の基本イメージの説明は終わりました。
今日からはちょっと意識をずらして、助動詞の単元で出てくる構文の分解をしてみようと思います。
ひとまず無計画にいろいろ扱おうと思いますので、なんでその順番やねん?みたいなツッコミは遠慮下さい、、、


とりあえず一発目として、All S have to do isという構文を扱います。
この構文ですが、実は昔から疑問に思っている事が一つあります。
それはなぜこの構文が助動詞として扱われるのだろうという事です。
おそらくhave toが使われているからという理論なのでしょうが、それではキーとなるイメージがつかめません。
その辺の話も含めて解説にしたいと思います。


まずAll S have to do isの訳をみてみましょう。
この構文は「Sはis以下をしさえすればいい」なんて訳が当てはめられます。
いったいどこからこの訳が導かれるのでしょうか。
その疑問を解決するために注目したいのがAllと主語の関係です。
Allと主語をみて見ると、名詞が二つ続いている事がわかります。
かつ、後ろがhave to doと、doの目的語が抜け落ちた不完全文になっている事から、関係代名詞thatが省略されていると考えられます。
この事を踏まえるとAll S have to doは「Sがしなければならない全て」となります。
この訳を使って全てを訳すと、「Sがしなければならない全ては◯◯だ。」となり、そこからの意訳で、◯◯さえすればよいなんて意味になるのです。

ところで、◯◯しさえすればよいという構文には有名な書換え表現が存在します。
それが、There is nothing to do but V原形です。
こちらもなぜ~しさえすればよいなどと訳すのか分からない表現と言えます。
こちらの構文においてbutは「~以外」という意味で使われています。
「V原形以外のする事は何もない」
こんな直訳から、◯◯しさえすればよいという意味になるのです。
余談ですが後ろのV原形は、まえについていたtoが省略されたとみなされています。
これが書き換えの方の分解です。



最後にひとつだけ、
2005年のセンター過去問題集より抜粋の表現です。
そこにはAll S can V原形 isという文章が載っていました。
こちらを先述のAll S have to do isにそって直訳すると、「SがVできる全ては◯◯だ」となって、「Sは◯◯しかできない」なんて訳になります。
こちらはあまり見かけないような気がしますが、All S have to do isを覚えるついでにでも抑えて置いていただけたら幸いです。

こんな形で徒然に構文を分解しようと思いますので、今後もよろしくお願いします。