新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



アニメ読解法3「エヴァンゲリオン」も「まどか☆マギカ」も大人になりたくない話

まどか☆マギカは何人もの友達に勧められていたので昨年、そしてエヴァンゲリオンはある人に強く推されてついこの前GWに見てみました。
で、僕は別にまどマギのキャラクターでどれが好きとか綾波レイがどうとかっていうのんは全く興味がないので気になった構成の話に、、(笑)


どちらのアニメをみていても強く感じたことは「大人になることへの拒絶」でした。
まどかマギカでは、まどか達が戦う魔女か、主人公たち魔法少女が絶望に染まって闇に堕ちた存在として描かれています。
「子供達が絶望を蓄積して魔女になる」っていうのは子供から大人になることのメタファーとしても読み取ることができます。
魔法少女たちは心の穢れを断つために魔女を倒してグリーフシードと呼ばれる浄化装置を手に入れなければなりません。
それがなければ心が濁っていき、いずれ魔女になる。
これってまさに大人になることに抵抗する子どもの物語ということができると思います。



綾波レイ、アスカ、碇シンジの三人の子供達はまるで相反する性格のように描かれていますが、それぞれが「子供らしさ」みたいな部分を象徴的に持っています。
主人公の碇シンジは「僕のせいじゃない」「なんで僕が戦わなくちゃいけないんだ」と自分の責任から逃げる姿が書かれています。
大人になればどうしても背中にかかってくる社会に対する責任感。
そこから逃げようとするシンジの性格がかなり象徴的に描かれています。
アスカは周りの大人に自分が認められたいためにエヴァンゲリオンに乗っています。
これは大人に注目されたい駄々っ子の象徴です。
そして最後に綾波レイ
僕にはレイというキャラクターが、大人に言われた通りにしか動けない子供に見えました。
責任感から逃げる、周りの大人に認められたい、そして大人の言った通りに従う。
この3つって、子どもの特徴だと思います。
そして三者はこれらの気持ちを抱えてエヴァンゲリオンに乗り込み、様々な苦しみを味わう。
僕には子供の気持ちを持ったまま大人になろうとして葛藤する子供達の物語に映りました。


この手のマンガやアニメって、日本人の特性によく合っているのだと思います。
ほかの多くの作品を見ても子供が大人になっていく物語よりも、子供が(内面的に)子供のままで世界を救って行くというものが多い。
ここには社会の現実をみて悪い面も知ってしまった自分たちを、純粋な子供達の姿を借りて非難したいという大人の心情が滲んでいるように思います。
だからこそ、まどかマギカエヴァンゲリオンも大人に非常に人気がある。
僕ら日本人にとってマンガやアニメって、キャラクターの姿を借りて今の社会に対する不満や疑問を代弁してもらうところに共感しているような気がします。
その代表的な2作がまどかマギカエヴァンゲリオン

エヴァンゲリオンをざっと見ていたときに、そんな風に思いました。