新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



エボラの薬がないのは金にならないから

言うまでもなく現場の人たちは1人でも多くの人を救いたいと思って研究をしているのでしょうけれど、もっと原理的な階層で考えてみたら、製薬会社が薬の研究をするのは、投資した金額に見合うリターンが期待できるから。
僕は薬の研究にかかる費用なんて全く知りませんが、仮に薬が開発されて実用化されるまでに1兆円かかるとして、その薬が投資額を回収できるだけの需要があれば、どこの会社も投資をすると思います。
逆にいくら話題になっていたり、重い症状で苦しむ病気があったとしても、その患者が少数ならば開発に積極的になる会社は少ないはず。
1兆円かかって求めている患者が1000万人とかだと、一人当たり10万円の値段になってしまいます。
難病に効く薬の研究開発が進まない最大の理由はここにあるような気がします。


ジェネリック医薬品とかに対して先進国の製薬会社などが反対するのも、この辺が主な理由。
薬を研究する側からみれば、莫大な費用をつぎ込んで開発した薬が一定期間たって価格破壊が起きるなんてやってられないことだと思います。
それ以上に後に薬をジェネリック医薬品として販売できるのなら、新薬を研究開発するインセンティブが削がれてしまう。
莫大な研究費をかけて作れるか作れないかわからない新薬を研究するより、期間の過ぎた薬でジェネリック医薬品を作っている方がリスクもコストも少なくて済むので当然です。


僕はジェネリック医薬品で得をするのは「大多数の人たち」だと思っています。
一般の人たちは一生をたいした病気にかかることなく終えていく。
こうした人たちにとってはジェネリック医薬品は非常にありがたいものです。
なぜなら「難病の薬が開発されることを期待する」なんて一生縁がない人たちだから。
でも、本当に薬が必要な人たちには恩恵よりむしろ弊害の方が多いように思います。


っと、なんか話がすごい逸れてしまいました。。
今回のエボラ出血熱みたいに、マイナーな病気に注目が集まると研究が進むと思います。
誤解を恐れずに言うのなら、それは「金になる」から。
意義や正義で研究しているというのも間違えありませんが、組織を動かす以上「お金」で動くというのも事実だと思います。
エボラ出血熱の薬が完成して、一刻も早く収束することを願いたいです。