新・薄口コラム

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ブラック企業という言葉が人種差別になる理由

「ブラック企業」は、人種差別用語である | トレンド | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
この記事の中でブラック企業という言葉が人種差別に繋がると書かれていました。
始めは「?」だったのですが、読んでみて納得。
記者さんの主張に賛成できるかどうかは別に、言いたいことはよく分かるし、文化の違いという観点から非常に面白いと思ったので紹介させて下さい。

記者さん曰く、過酷な仕事を強いる企業を「ブラック企業」、反対に福利厚生・高待遇の企業を「ホワイト企業」と呼ぶのは潜在的にブラック=良くないもの、ホワイト=良いものという判断基準に基づいた言い方。
この名付けは白人優位の考え方からのイメージに繋がるからよろしくないとのこと。

最初にこの記事を読んだとき、これを書いた記者さんは海外での生活が長いのではないかと思いました。
つまり日常の感覚として人種問題が根付いている。
だから「ホワイト」「ブラック」という言葉を見た時に、頭の中で「肌の色」と無意識にリンクさせたのだと思います。


この記事に対する多くの反対意見(けっこう反対の意見が多かったです)は、犯人をクロと読んだり怪しいものをグレーと呼ぶのと同じように、ブラック企業という名称も黒という色の持つネガティブなイメージから由来するもので、人種問題とは関係ないというものが目立ちました。
どちらかといえば僕もこちら側の考え方です。
日本人は肌の色的には殆ど黄色人種なので、殆ど「肌色」という解釈の基準に馴染みがありません。
そうではなく負けた事をクロ星と呼んだり黒い噂という言葉があったりと、日本人の感覚では「色そのもの」に特定の意味を連想させます。
だから、そこに人種問題をリンクさせること自体に違和感を持つのだと思います。

考えのベースとなるバックグラウンドが違うため、この記事には反対意見で溢れたのだと思います。
同じもの(=記号)でも、受け手の文化によって解釈が違う事があるという好例です。
筆者は人種差別の問題が当たり前のものとして共有されている社会では、差別に取られると言いたかったのだと思います。

僕たちが当たり前にもつ黒=ネガティブ、白=ポジティブというイメージそのものが西欧から取り入れたものだというレイヤーまで広げてこの記事を書かれているのなら話は違ってきますが、、、