新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



勉強コラム1-1敵を知り、己をしる。

塾用に書いていたのですが、全然方向性が違ってしまい、ボツにしたやつです(笑)

最近更新が止まってしまっていたので、小出しにアップします。。

 

 

敵を知り己を知る

企業の経営戦略でも新商品を開発する際に自社の持っている経営資源と市場規模の分析が不可欠です。自社の強みと弱みがしっかりと分かっていなければ、他社の商品と差別化のできた商品を開発することは不可能です(強みや弱みを分析することを経営学の用語で「SWAT分析」と呼びます)。あるいは市場規模(どのくらいの人数が新商品を欲しいと思っているのか)が分からなければ、どのくらい利益が出るのかの予想が立ちません。お客さんが欲しいものは何か、必要としているものは何かを分析することをマーケティング・リサーチと呼びます。企業はこうした分析を徹底することで、資源を適切に運用します。

「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」は孫子の中に書かれた有名な言葉です。企業商品開発のプロセスは、まさにこの兵法にある作戦と同じです。「資源」を「時間」に置き換えると、これは勉強にも当てはまります。SWAT分析が自分の得意科目・苦手科目の把握、マーケティング・リサーチが志望校やテスト範囲の分析ということになるでしょう。 

受験勉強でもテスト勉強でも、がむしゃらに勉強をしようとする人を多く見かけます。しかしそれは少し危険です。期限がなく、地道な積み上げがそのまま成果に繋がるのならがむしゃらに勉強するというのもありだと思いますが、受験もテストも期限が決まっています。期限が決まっている以上、私たちが取ることのできることは、限られた時間の中で「最善を尽くす」ことです。最善を尽くすとは言い換えれば無駄をできる限り省くということ。時間を無駄に使わないためにも、テストや受験内容の研究と、自分自身の現状の把握が不可欠です。

テストの場合は、まず全科目のテスト範囲の広さと難易度、そして授業の進み具合を書き出して下さい。これが「敵を知る」という段階です。テスト範囲の分析ができたら、次は自分の現状分析です。各科目のテスト範囲の得意・不得意はもちろんのこと、「次に取らなければいけない科目」も必ず書き出して下さい。「次に取らなければいけない科目」とは前回のテストで失敗していて、今回も失敗したら次の成績に響くという教科の事です。仮にどれだけ数学が得意で次に満点を狙っていたとしても、英語で赤点がかかっているのなら、数学に使おうとしている労力は全て英語に注ぐべきです。自分の現状を分析して、取りたい科目と取らなければならない科目の優先順位を付けるようにしましょう。

受験の場合も基本的には同じです。まずは志望校の最低合格点と平均合格点を確認して下さい。次に模試の数値を見る。志望校の得点と現状の点数の差を埋めていく作業が受験勉強になります。あと何点差を埋めなければならないか明確になると、具体的な目標を立てることができるようになります。具体的なスタートラインとゴールを設定することが大切です。

「敵を知り、己を知ること」の最大のポイントは、それによって戦略をたてられるようになることにあります。何も戦略を立てずにがむしゃらに勉強をしたのでは今自分がまっすぐと進んでいるのかも分かりません。何よりも初めに、相手の分析と自分の分析をすることを心がけるようにして下さい。