新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



ビジネスとアート、キャラとコンテンツ

最近のお気に入りマンガ、山田玲司先生の美大受験戦記「アリエネ」の主人公、歌川有は受験の直前まで他の作者の絵を模写することを頑なに拒みます。
その理由は「俺の唯一の武器はオリジナリティ」だから。
最終的に有は「吐き気がするほどいや」といいながらも、美大に受かるため、上手い作品の模写を始めます。
始めてアリエネを読んだとき、この有の心情にすごくわかる気がしました。


ビジネスとアート、キャラとコンテンツという分類は、この半年僕がずっと考えているテーマです。
横軸にアートとビジネスを、縦軸にキャラとコンテンツを取って、いろんな商品やサービスを分類する方法。

                 キャラ
                       ↑
                       |
アート←ーー+ーー→ビジネス
                       |
                       ↓
              コンテンツ
こんな感じです。
横軸は、アイデアの種の所在を示しています。
「こういうものが作りたい」という、作り手の欲求から生まれたものはアート、「こういうものが求められている」というニーズを汲み取って生み出されたものをビジネスとしています。
縦軸は、強みをどこに置いているのかを指しています。
キャラとは作り手或いは、その製品の個性みたいなものを強みにしているものを指します。
ブランド力なんかもここに含まれます。
そしてコンテンツは、誰が使っても誰が作っても再現性のある、製品の質自体を強みにしたもの。
1番市場に受け入れられるのは、第一象限(キャラ×ビジネス)に軸足を置いたもの。
AKBとかHIKAKINさんなんかがその代表例。
それ以降、第四象限(ビジネス×コンテンツ)、第二象限(アート×キャラ)、第三象限(アート×コンテンツ)の順にメジャーに受け入れられやすいというのが僕の認識です。
第四象限の例は、ニコニコ動画、ナイツ、サンドウィッチマンなど、第三象限の例は東浩紀さんや石原慎太郎さん。
そして第三象限が近代芸術などなどです。
右上に行くに従い、一過性・ローコンテクスト・分かり易さ重視になっていきます。
逆に左下に行くほどに普遍的だが、難解・受け入れられにくい。

坂上忍さんやマツコデラックスさん、有吉弘行さんのような最近人気の毒舌家の人たちも、一見すると第二象限(アート×キャラ)で売れているように見えますが、実は第一象限に属する人々だと思います。
彼らは毒舌のように振舞っているけれど、本当にマズイことは言わない。
つまり、人々が求める範囲の「毒」をお茶の間に提供しています。
その意味で、彼らは第二象限のフリをしていますが明らかに第一象限の存在。
僕には本人たちのもとの立ち位置は第三象限なのですが、計算で割り切って第一象限に立っているように思えます。


という分類を前置きに、自分のお話。。(笑)
自分自身が身を起きたいところは明らかに第三象限。
しかしそこはあまりにも需要がないんですよね。。
で、そこは受け入れて(一時的に)割り切ろうと思ったのがこの一年。
ただ、どうやっても第一象限に腰を据えることには抵抗があり、現在は第二象限の(キャラ×アート)と第四象限の(ビジネス×コンテンツ)を交互に使うようなイメージです。
どうしても第一象限の(キャラ×ビジネス)で勝負することをためらってしまうのは、そこの才能が自分にないことを認識していることと、プライドが邪魔するから。

アリエネの有が言ってることがホント痛いほど分かります(笑)
多分「これがやりたいんだ!」っていう意志力が勝つ人を世間では中二病と呼び、割り切れる人をエコノミックアニマルと呼ぶのかなあと、漠然と思ったり思わなかったり。。
その辺のバランスって、すごい難しい気がします。。