新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



自分の主張は消費税分〜話の上達テクニック〜

「自分の主張は消費税分に押さえる」
マンガ家の山田玲司さんがよく言っている表現者の鉄則です。
「自分の主張は消費税分」という法則は、表現者だけでなく人とのコミュニケーションでも、非常に役立つように思います。
よく、面白い話をする方法みたいな記事を目にしますが、あの手の記事のやつって表層的な部分であり、コミュニケーションが苦手な人は、もう一段掘り下げたレイヤーで躓いている場合がほとんど。
それが、「自分の主張濃度が濃い」ということ。
話の主導権を取りたがるとか、一人でずっと喋っているとかは、あくまで目に見えるコミュニケーションの比率のお話。
ずっと喋っているような人でもコミュニケーションが上手い人もいれば、ほとんど聞き役に徹しているのにコミュニケーションが苦手な人もいます。
この違いは、会話の中に出てくる本人の自己主張の濃度に関係しているのだと思います。

たとえ相手の話をしっかり聞いていても、合間に挟む話が強烈に自己主張が強いものだったりしたら、聞いている側は疲れてしまう。
逆にものすごくおしゃべりだったとしても、自己主張薄めでエンターテイメントに徹している人の話だと、聞いていて本当に楽しかったりします。
人と話すときに「自己主張濃度」をしっかりと意識することが、話の上手な人になる第一歩であるように思います。

では、具体的にどうすれば良いのか。
意識するのは相手の話に興味を持つことでも笑顔で相づちを打つ事でもなく、「自己主張濃度を薄める」努力をするという一言に尽きます(笑)
自己主張濃度の高い話を幾つか挙げてみたいと思います。
・自分の過去の経験の思い出話
・相手の知らない友人の話
・自分の価値観を混ぜた体験談
・主語が一人称の武勇伝
・趣味/特技の魅力を伝える
・環境を嘆く系の悩み
この辺を話す頻度が高い人は間違えなく自己主張濃度が強いと思う(笑)
僕もついしてしまいがちなので分かるのですが、これらの話って本当に気持ちがいい。
しかし会話は基本キャッチボールなので、一方が全力投球して気持ちがいいとしたら、他方はキャッチするのがすごく負担になっている。

気持ち良くキャッチボールをしようとしたら、相手の取りやすさを意識するのは不可欠なんですよね。
で、そのためにすることは、相手の会話を意識するとかじゃない。
そんなの、自己主張したい人ができるわけないんです(笑)
相手の会話に耳を傾けるとか、自分がプラスで行うタイプの努力ではなくて、自分の内面を抑える方向に努力をすることが大切。
それが、「自己主張濃度を薄める」ということです。
その目安が山田玲司先生のいう、「自分の自己主張は消費税分」というやつ。
どんな会話の上達テクニックよりも、自己主張濃度を薄めるのは効果があるように思います。

で、これが僕の今年の目標(笑)