新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



「作る」オタクはかっこいい〜オタク趣味をモテる武器にする技術

最近、マンガ家の山田玲司先生にどハマりしていて、どうしても「モテ」について書いてみたくなったので、僕には恋愛系の著者適性が全くない事は承知しつつも、オタクがモテる方法について考えてみました。
新メニューでカレー売り出したラーメン屋に入ってしまったくらいの心構えで付き合っていただけると嬉しいです。。


まずはじめに、僕が使う場合の「モテる」という言葉を定義しておきます。
僕はモテるという言葉を「不特定多数の異性から、望む望まないにかかわらず好意を持たれる状態」と定義しています。
したがって、好きな異性に好かれるというのは、「モテる」ではありません。
あくまで、「不特定多数の異性から興味を持たれる」人数を増やすことをここでは目標とします。


異性に好意を持たれるには、その前に興味を持たれなければなりません。
喋るのが上手いとか、優しいとかはその次の段階のお話。
「モテる会話テク」みたいなのを見かけますが、それは興味を持ってもらった次の段階で必要になるスキルです。
モテないオタクという今回の仮定に立つ場合は、まず好意の前に興味を持ってもらえる割合を上げることが大切になってきます。


具体的に興味をもってもらうためにはどうすればいいか?
何よりも「持っている才能を可視化する」ことが大切です。
スポーツができたり、バンドやってる人がモテる理由は、その人の才能が可視化されやすい所にあるように思います。
そして、最も可視化されやすい「才能」が、美人やイケメンです。
山田玲司先生の分類で行けば、オタクと呼ばれる人の才能(アピールポイント)は大きく分けて①たくさん持ってる②詳しく知ってる③上手くできるの3種類。
どれも可視化されにくいんですよね。
例えばスポーツなら「○年サッカーやってる」で伝わるんですが、ガンダムについて詳しく知ってるとかだと、そこからひたすらウンチクを垂れることになる。
それ、結局聴き終えたところで相手に凄さは伝わらないですし、何より話に付き合わされる側はたまったもんじゃないんですよね(笑)
一言でパッと才能が伝わりにくい。
オタク趣味の人がモテない最大の理由は、ここにある気がします。

もうひとつ、オタク趣味の人がモテない大きな理由は、その趣味が「消費者」でしかない場合が多いという点です。
例えサッカーやバスケ、バンドが趣味という場合は、殆どの場合自分がプレイヤーとしても楽しんでいます。
それに対して、コレクターやマンガ好き等の趣味は、どこまでいっても消費者です。
一つ目の問題にも関わってくるのですが、こうした趣味は消費者でしかないため、アピールしても相手にあまり刺さりません。
で、結果的に好意を持たれる以前に興味を持ってもらえない。

以上のような問題点を踏まえて考えられるオタクがモテるための戦略は「消費者から生産者に周り、才能を可視化させる」というものだと思います。
スポーツマンやバンドマンがエンターテイメントを周りに提供するように、オタク趣味の人も、その趣味に関連するものを生産する側に回ればいいわけです。
つまりクリエイター。
マンガ好きでウンチク垂れてたら、ただの話長いおもんないやつですが、マンガを描いていて、描き手ならではの話をすれば、興味をもってもらえると思います。
ただの音楽好きのなんちゃって評論家ではなく、ボカロとかで曲を書いて発表していれば、周りも話を聞きたいと思うはずです。
何より作ったものがあれば、才能の可視化ができる。
「おれアニメについてこんなに知ってんだぜ?すごいやろ?」より、クオリティ低くてもYouTubeに挙げた数分のアニメ見せられたほうがよっぽど話は聞きたくなるはずです。


なんせ、消費者から生産者(クリエーター)に周る事で、まず興味を持ってもらうことが大切です。
興味を持ってもらうことができれば、次は好意に結び付けるだけ。
ここは本人のコミュニケーションスキルが大きく関わってくるので、あまり効果的な方法はない気がします。
しかし、コミュニケーションが苦手で、興味を持ってくれた人間の1%しか好意を持たれない人でも、興味を持ってくれる人が増えれば、確率的に好意を抱いてくれる人数も上がります。
したがって、まずはコミュニケーションスキルを伸ばすより、そもそもの入り口である興味を持ってもらうことに全力を注ぐことが大切です。

ひとつ気をつけなければならない事があります。
それは、大切なのはあくまで「会った人数」ではなく「興味を持ってくれる人数」であるということです。
ここが多分一番難しい(笑)
やはり興味を持ってもらうために、クリエイター側に周る。
これがオタクの人間がモテるための一番有効な具体策だと思います。
ボカロやpixivの絵師、自作マンガでもデザインでも何でもいいと思います。
とにかく、コンテンツ消費者から制作者になることが大切。


ちなみにブログはオススメしません。
なぜなら僕はずっとブログを書いていても、全くモテないから(笑)