新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



日本の家電メーカーはスマートテレビを作らない

先日スマートテレビについての記事をよんで、ふと日本の家電メーカーはスマートテレビに乗り気じゃないんだろうなと思いました。
スマートフォンが登場して、日本のケータイ事業は一気に衰退しました。
その理由は、スマートフォンになって、プレイヤーが完全にソフトウェアの会社にシフトしたから。
ケータイが通信端末であったのに対して、スマートフォンは完全にパソコンの延長線上に存在するものです。
だから、多くの人にとってハード面ではなく、中身が重要になってくる。
スマホについて人に聞くときって、殆どの場合iPhoneなのかAndroidなのかという聞き方をします。
あまりハードの機種が何なのかって聞き方はしない。
これは、スマホの主要なプレイヤーはメーカーでなくソフトウェアを作る会社であるということだと思います。
正直、中身がAndroidならハードがSAMSUNGでもSONYでもあまり関係ない。

スマートテレビの話に戻ります。
スマートテレビも一見するとテレビの延長線上にあるように見えますが、やっぱりこれもテレビではなく、パソコンの延長のデバイスであるという認識が正しい気がします。
パソコン通信の中にテレビが組み込まれるというイメージ。
そうするとスマートフォンと同様に、主要なプレイヤーは家電メーカーではなく、ソフトウェアを開発する会社になってきます。
スマホと同じで、ハードウェアの性能よりも、ソフトウェアが何かが重要になってくる。
そうするとケータイ事業で起きた事が、今度はテレビ事業で起きてしまうということになります。
主要なプレイヤーがハードウェアメーカーでは無くなってしまう。
これって「ものづくり(=ハード)」が強みだと思っている日本企業には結構な痛手です。
自らそこに参入しても、主導権が取れないことは目に見えています。
(今からソフトウェアを開発しても、GoogleAppleMicrosoft etc..に追いつけるはずもないので)

仮に率先してスマートテレビ事業に参入したとしても、数年後には主導権をとれずに苦しむ姿が想像できます。
で、株主総会とかでその責任を問われる。
そんな光景が容易に想像できるので、わざわざ自分の責任でスマートテレビ事業に参入したい経営者なんていないでしょう。
だから日本はスマートテレビに率先して取り組もうというメーカーは少ないきがします。
しかし、スマートテレビは時代の流れとして絶対出てくると思います。
そうなったときに結局、日本の企業はその流れに乗り遅れる。
そんなビジョンが頭に浮かぶスマートテレビ
その辺りでいよいよメーカーの衰退が顕著になっているような気がします。