新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



コンテンツギャグとキャラクターギャグという考え方

同じ一発ギャグでも、面白さの所在はまるで違います。
たとえば小島よしおさんの「そんなの関係ねぇ」やダンディー坂野さんの「ゲッツ」なんかは、一般人が真似してもそこそこウケたりします。
一方で、FUJIWARAの原西さんのギャグや中川家の兄のモノマネなどは、彼らで無ければなりたちません。
前者に分類されるギャグは、そのネタ事態に面白さがあり、後者に分類されるギャグは、ネタをしている当人が面白いということだと思います。


マネをされたり、急速に広がるのは圧倒的に「ゲッツ」や「そんなの関係ねぇ」のほう。
誰でもマネがしやすいということで、ブームを生み出すことができます。
同時に一気にそのギャグは広がる代わりに、その人気が開発者の他のネタに派生しづらくなります。
あくまで「作り出したネタ」がウケているだけなので、その人気が横展開しづらくなってきます。
反対に本人の面白さ由来のギャグは、急速に広がることはありませんが、開発者の他のギャグまで人気が飛び火します。
結果、一大ブームを起こすことはなくとも、息の長い芸人として残り続ける。
僕は前者を「コンテンツギャグ」、後者を「キャラクターギャグ」と分類して呼んでいます。


コンテンツギャグとキャラクターギャグのどちらを取るかというのは、お笑いの話というだけでなく、就活やビジネスでも生きてくる考え方だと思います。
たとえば就活ならば、ギャグに当たるのがPRです。
このPRをコンテンツ型のものでいくのか、キャラクター型のものでいくのかと戦略を立てます。
コンテンツ型のPRとは、TOEICスコアやインターン経験など、数値や実績でわかるもの。
基準値が図りやすい代わりに、誰でも再現性が高い(同じような実績・PRの人が多い)という特徴があります。
キャラクター型のPRは、自分がどういう価値観や行動原理で動くかという目に見えにくいもの。
こちらは凄さは伝わりづらいかわりに、その人の人柄が伝わります。
アピールが苦手な人は往々にして、①求められてるPR出ない方をアピールしてしまう②推すべきポイントをまちがえる(たとえばキャラクター型のPRをして実績をアピールしたり、コンテンツ型のPRでやる気などをアピールしたり)という2点に該当しています。
この辺の分類をしっかり意識して、それぞれの準備が必要です。

ビジネスの場合も同じ事が言えます。
そのビジネスを爆発的にヒットさせたいなか、それとも会社の根強いファンになってもらいたいのかで、どちらの戦略かは変わってきます。
たとえば雑誌なんかは明らかに後者の原理で動いているはず。
ある特集が爆発的にヒットするだけでは意味がありません。
逆にドブ板営業だと前者の戦略が有効なはずです。
やっぱりここも、仕事によって使い分けなければいけません。


お笑い芸人さんなんて、あの厳しい世界の中でさんざん磨かれてきた人たちです。その人たちがつくった一発ギャグにおける住み分けは、かなりのノウハウがつまっているように思います。