新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



根性論が嫌いな人のための理屈勉強法3 | 勉強におけるコストセンターとプロフィットセンターの考え方

ムダを省くという言葉と勉強とは、一見馴染まないように感じるかもしれませんが、勉強においてもムダを削るという心がけは非常に大切です。
むやみに勉強時間を伸ばしたところで、それは質の低下をもたらすため、結果として思うような効果をもたらさないことがほとんどです。
むしろ徹底的にムダを排して、短期間で集中した方が、期待したリターンを得られる場合があります。
勉強に関して効率化を図る時に有効であるのが、コストセンターとプロフィットセンターという考え方です。


企業において経理や人事のように、直接的な利益をもたらさないが費用がかかる部門コストセンターと呼び、利益を生み出す部門をプロフィットセンターと呼びます。
それぞれコストセンターではコストを最小化すべく動き、プロフィットセンターでは利潤を最大化するように動く事になる。
プロフィットセンターの定義をより詳しくみると、独自で収入と支出を決定できる、独自で材料費等の決定ができるなどがあります。


これを勉強に当てはめて考えます。
勉強においてコストセンターに該当するものは①自分で計画を立てられず②直接的な結果に結びつかず(間接的な成果をもたらす)③結果に応じて量を調節できないタイプの学習となります。
一番代表的なものがノートまとめや学校の予習などでしょう。
一方でプロフィットセンターに該当する学習は①自ら分量を調整でき、②直接的な結果に結びつくものといえます。
これはしっかりと計画を立てた普通の受験勉強が相当すると言えるでしょう。


コストセンターに該当する学習に関しては、いかにムダを省き、コスト(=勉強時間)を短縮するかという戦略をとることになります。
ここで勘違いしないでいただきたいのは、決して僕が学校の予習をするなと言っているわけではないという点です。
当然予習には理解度を深める効果があり、学習には不可欠です。
予習をやらなくていいなんてことありえません。
そうではなくここでいうムダの削減とは、過度な負担になっている部分をできる限り削っていくという意味です。
たとえば意味のない丸写しだとかをコピーにしてみたり、必要以上に丁寧にノートをまとめてるなら見た目の綺麗さよりもスピードを重視してみるといったようなことです。
そういう明らかに効果が薄いであろう部分をできる限り削り、その時間をプロフィットセンターに回すように心がけるというのが、ここでいうコストセンターの戦略です。

次に、プロフィットセンターの戦略です。
ここでは、あまり時間を短縮すると考えてはいけません。
内容の自己決定権が多い分、調整もしやすく、思う成果がでなくても、すぐにやめることが可能だからです。
むしろ、効果的ではないかと思いついた学習があれば、積極的に取り入れて、その結果を踏まえて継続するかやり方をかえるかを考えた方が効果は上がりやすい気がします。
常に取り入れた学習がどのくらいの成果をもたらしたのかを意識して、改善を加えることが重要であると言えます。

コストセンターのムダを減らし、ベネフィットセンターにかけられる時間を増やす。
この基本的な戦略を意識してPDCAサイクルを回すことで、勉強の「質」をあげていくことが、受験勉強初期にはとくに大切になってきます。