新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



モチベーションも好き嫌いも存在しない

【南場智子×森川亮 特別対談(1)】「成長したい」という人ほど、成長できない理由|シンプルに考える|ダイヤモンド・オンライン
ダイヤモンドオンラインでLINEの森川さんとDeNAの南場さんが対談していて、そこに出てきた「成長したい」という人ほど成長できないという言葉が面白いなあと思いました。
少し前までモチベーションの引き出し方ややる気の出し方みたいなものに非常に興味があったのですが、最近考えているのはそんなもの存在しないのではないかということです。
モチベーションを高くする、やる気スイッチを入れるっていうと聞こえがいいですが、逆に言えば自分が行動に起こせない時に「モチベーションが上がらないから」とか「今日はなぜかやる気が出ないから」というように自分の能力不足の言い訳になってしまいます。
むしろモチベーションって言葉を使う人ほど仕事や勉強をしない時の言い訳にその言葉を使っている傾向が高い。
「モチベーション」や「やる気」っていうのは宗教みたいなもので、目に見えないし仕組みが分からないからこそ、行動しない自分を匿ってくれるオアシスみたいになってしまうと思うのです。

同じように「できる/できない」という判断と「好き/嫌い」という基準も行動しない自分の言い訳に使うことができます。
「できない」と言った瞬間にそれは「能力」の話になり、自分が行動していないという事実をボカしてくれます。
「好きだから頑張れる」と言った瞬間に、他のものは本当は自分が行動していないだけなのに「嫌いだから頑張れない」と自分を納得させられる要因を作ることができます。
モチベーションややる気というものが生産効率を上げるのは間違えないと思うのですが、形のないもので自分の行動原理を説明することは、行動しない自分に最もらしい言い訳をつけるという側面で使われることの方が多い気がするのです。

冒頭の二人の対談にもあるように、成果を出す人は「モチベーション云々」などということは考えていません。
周りの人が見て、あの人はモチベーションが高いと評価しているだけ。
それってつまり成功している人を周りで見ている人が作った「モチベーション神話」みたいなものだと思うのです。
成果を出す人はやる気やモチベーションがあるっていうのは、それを周りから見ている人、或いは成果を出した人が後から自分の成功プロセスを振り返ったときにたまたまそう言語化するしかなかっただけで、実際に成果を出すために取り組んでいる人はモチベーションとかやる気とか、そんなこと考えていないように思います。

僕の周りで成果をあげている人も、やはりシンプルです。
「やらなきゃいけない」から「する」か、「やりたい」から「する」のどちらかだけ。
企業したいからそのために必要なことを「する」とか、医学部に入るにはここまでやらなきゃいけないから「する」、京大の院に行きたいからそのための準備を「する」、阪大の院に入るにはそこまで実力を引き上げなければならないから「する」。
実際に成功するまでのプロセスを踏んでいる最中に話を聴くとき、僕は必ずモチベーションの拠り所をたずねていたのですが、一人としてそんなこと考えている人はいませんでした。


ある事象を目の前にした時に、そこにあるのは「する」か「しない」の2択だけ。
多分、こう考えるのが成果を上げようと思った時に1番効くマインドセットなのだと思います。

アイキャッチはマルコムグラッドウェル教授の本を勝間和代さんが日本語に訳した「天才!」です。

天才!  成功する人々の法則

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