新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



僕流!学問のススメ

僕は基本戦略として、自分の苦手な分野に関しては上限が決まっている、或いは制約の多いフィールドを選び、自分が得意な分野では上限が決まっておらず、制約の少ないフィールドを選ぶということを意識しています。
ルールが厳しいほど、個人の能力による差がつきづらくなります。
まして、上限が決まっていれば、どんなに才能のある人でも上限以上の才能は発揮されません。
例えば、ある分野において本来1000点分の才能を持った人Aがいるとして、その分野で才能を計る尺度が上限100点だったとします。
そうすると、1000点の才能を持った人Aは片手間で上限の100点をとれてしまいますが、当人からしてみると、本来の能力の10分の1しか評価してもらえていないということになるわけです。
自分の現在の才能が20点分だったとして、80点分の努力をすれば追いつけます。
これがもし上限のないフィールドでの勝負だったとしたら、980点分の才能を埋める努力をしないといけないことになる。
そんなの無理です。


もう一つの制約が厳しいという方も重要です。
制約が厳しいほど、地頭の良さやポテンシャルで抜け道を探すことが難しくなります。
普通、才能が多い人ほど思いつく戦略の選択肢は増えてきます。
しかし、制約があればあるほど、その中で使える選択肢は減ってくる。
才能が乏しい人にとって相対的に力が発揮されやすいということになるわけです。



で、僕はその二つの要素が揃っているのが学校の勉強だと思っています。
1年で3回の成績評価があり、そらは各学期で数回のテストと平常点の合算で行われる。
成績もテストも上限が決まっている上に、提出物などの「物理的」な期限のあるタスクが存在する。
何より勝負の相手が同世代です。
僕はこれほどその分野が苦手な人にとって優位な条件が揃っているフィールドはなかなかないように思います。
どんなに勉強が得意な人であっても、単純作業の課題を提出しなければいけないし、見ただけで全部理解できていても授業を無視してノートを取らなければ平常点が下げられる。
そして何よりどんなに才能があってもテストでは100点(満点)より上は取れない。
100点分の才能も10000点分の才能も、評価の上では同等となってしまうのです。


他の分野の上限と制約もみてみます。
スポーツになるとまず、上限が外れます。
一番わかりやすいのが得点制。
サッカーや野球、アメフトやバスケは時間内であればどれだけでも得点が可能であるため、才能による差がつけやすくなります。
また、テニスや卓球、バレーのように終わりが決まっていて、先にそこに到達した方が勝ちというタイプのスポーツも、先に到達という「勝ち抜け制」という点で才能による差がつきやすいといえるでしょう。
剣道や柔道も同じです。
そして陸上競技や体操のように自己ベストを狙う競技も、上限があるわけでなく、ただただ実力を評価されるため、上限がある分野に比べ才能の比重が大きくなるといえます。

上限がない事がスポーツ分野の特徴ですが、制約の面でこの分野は特殊なポイントがあります。
それが年齢による制約。
高校までの事に絞って言えば、基本的に勝負する相手は同世代です。
極端に言えばほとんどの部活動で運動をしている人にとっては相手は同年齢だけといってもいいかもしれません。
言うまでもなく、中・高生時代の体の成長は著しく、一年の年齢差が身体能力に大きな影響を与えます。
そのため、新人戦のように試合などは必然的に年齢別になりやすくなります。
一年で身体能力の差が大きいために年齢別に分かれやすいということは、同学年内であれば生まれが早いほど有利ということになります。
4月生まれの一年生と3月生まれの一年生の場合、同じ年齢であっても身体能力の差はかなりのはず。
したがって4月をスタートとしたときに、早く生まれた人ほど、スポーツ分野においては有利であると考えられます。
昔興味本位で甲子園出場校の球児の誕生日を調べたのですが、やっぱりこの傾向が見られました。

スポーツにもまして、制約と上限が少ないのが芸術文化です。
上限値がないのはもちろんであることに加え、芸術分野では年齢的な区別もありません。
絵画教室の絵画展には幼稚園児から大人の作品までが一緒に並びますし、ピアノの発表会には所属する生徒さんが年齢問わず参加します。
スポーツのように上限がないことに加え、制約も極端に少ない、つまり才能による差がつきやすい分野です。


今は3つの分野について例をあげましたが、他の分野もあるでしょうし、そもそも上の分野を細分化することもできると思います。
ただ、ルールや仕組みを知って自分の戦いやすい分野を探すという作業は変わりません。
僕は上の理由から、特に芸術やスポーツに秀でていると確信がないのであれば、勉強で戦うのが賢い選択だと思っています。

  • 他の分野に比べて普通の人が勝ちやすいから-

それが僕なりの「勉強をしなければいけない理由」です。
感情論や根性論での勉強をしなければいけない理由はよくみるので、そういうのを抜きにして考えてみました。

アイキャッチ勝間和代さんの「天才!」
たしかこの中で僕の挙げた甲子園球児の例がアメリカのホッケーで書かれています。

天才!  成功する人々の法則

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