新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



知的マッチョのすすめ

ここ最近、講習期間に身体がなかなか慣れなくて更新が滞ってしまいました。
授業前に体内に物を入れて、消化に自分の集中力がちょっとでも使われるのがイヤで、昼夜と板チョコで過ごしている今日この頃。
僕を構成する主な物質はチョコレートっていう、どこぞのマスコットキャラクターみたいな設定で過ごしています(笑)
だいぶリズムに慣れてきたので、ブログの更新を再開しようと思います。


不摂生の極みみたいな生活を送るぼくですが、最近知的マッチョという言葉が気に行っています。
「知的なマッチョ」ではなく、知的マッチョです。
僕の友達が使っていた、頭の回転を長時間トップギアに保ち続けられる集中力みたいなものの概念です。
仕事は言わずもがな、受験勉強にもこの「知的マッチョ」レベルっていうのんが、大きく影響してくるのではないかと思うのです。

知的マッチョレベルが高いというのは、長時間仕事をし続けても高い論理思考力やパフォーマンスを発揮し続けられる人のことを言います。
逆に頭の回転が速くても持続力がないという人がいます。
こういう人は非常によいポテンシャルを有しているのだけれど、それを鍛える努力を怠っているといえるでしょう。

因みに知的マッチョであることは、大学受験を乗り切る上で必須の能力です。
よく、問題が解けるから大丈夫と思って、夏休みにあまり勉強しない人がいますが、これは危険です。
入試は通常丸一日かけて行われます。
人科目あたりの試験時間が60〜120分そして休憩時間や問題の配布時間が各科目ごとに1時間弱。
三科目の入試であっても、6〜7時間の拘束時間を見積もっておかなければなりません。
もちろんその間ずっと集中しているというわけではないのですが、当然集中力を完全にOFFにする瞬間なんてありません。
つまり、受験の際に通常のパフォーマンスを発揮しようと思うのであれば、最低でも6時間は頭の回転をトップギアに入れ続けられるくらいの知的マッチョレベルが必要なのです。

そうした知的筋力を鍛えるのが、夏休みの勉強です。
浪人生であれば別ですが、現役生の場合、知的筋力を鍛えるために長時間集中し続けるという練習を、まとまった期間行えるのは夏を除いてありません。
正直、この知的筋力が夏休みにつけられていない子は、後の勉強による追い込みがかなり厳しいものになります。
そこそこの大学を目指すのであれば、最低でも8時間くらいは頭の回転を保てるくらいの知的筋力がついていないとお話にならないというのが僕の実感です。

もちろん学力的な基礎力を固めるということが夏休みの勉強の最大の目的ではあるのですが、同時に知的マッチョレベルを高めるということも大切な要素です。
そういう観点からも、僕は最低10時間くらいは勉強したほうがいいと思っています。
そのくらいの勉強量を40日続けられれば、6〜7時間の間頭の回転を保つことはできるようになります。
頭の回転なんて練習でパワーアップするものじゃないと思う人がいるかもしれませんが、知的筋力がある人とない人では明らかに異なり、それは見た瞬間にわかります。
挨拶程度に話せば「ああ、この人は頭の回転は早いけど、持続時間は短いな」みたいなことは大体分かってしまうわけです。
正直、瞬発的な頭の回転の良さなんて、受験ではほとんど役に立ちません。
特に国立の2次試験ではそう。
いかに早い頭の回転を維持し続けられるか。
頭の回転×持続時間の掛け値がその人の能力なのです。
持続時間を伸ばすために大量の勉強が必要になってくる。
夏休みの勉強を通して、知的マッチョレベルを高めることができるようにがんばってください。