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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



話のうまい人ならみんな実践している、「自分の主張は消費税分メソッド」

僕は決して話がうまいタイプではないのですが、人前に立って、一対大人数のコミュニケーションを取るに当たって、上手な話し方を研究しています。
間の取り方や声の高さとそれによって与える印象だとか、アイコンタクトやジェスチャーの効果などなど。
一時はそういったテクニック面ばかりに興味がいっていたのですが、結局はインタラクティブなやり取りと、話の中身が大切だという結論に到達して、テクニック至上主義であった自分に猛省中の昨今です(笑)
そんな僕が、個人的に一番効果的だと思っていることがあります。
それが「自分の主張は消費税分に留めておけ!」ルールです。
さまざまなテクニックや意識すべきTIPsを見て着ましたが、これ以上に具体的で、且つ効果のある手法を僕は知りません。

「自分の主張は消費税分」というのは、漫画家の山田玲司さんが、自身の作品を描く際に心がけていることだそう。
自分が社会に対して訴えたいことがあっても、その主張は消費税(玲司先生が当時の編集にこの言葉を言われたときの消費税で言えば3%、現在ならば8%)に留めて、残りは相手を喜ばせるための工夫に徹しなければならない。
これが「自分の主張は消費税分」ルールの内容です。
いくら強く訴えたいことがあっても、それを100%で伝えたら相手にとっては苦痛でしかないから、自分の主張は一定に抑えて、相手に楽しんでもらえる話題で希釈する。
(たとえそれがどんなに正しいとしても)本人の自己満足でしかない主張なんて、聞かされる側にとって苦痛でしかありません。
それを聞いてもらうには、聞いてくれる人にとって相応の価値を提供しなければいけません。
玲司先生にとっての、ちょうどいい主張と面白さの比率が、「主張は消費税分」ということだったそうです。
自分の主張だけの一方的な話に興味が無いことなど、自分が聴く側に立って考えてみれば当然のことなのですが、なかなかそれを自分で意識することはできません。
僕がそれを意識するきっかけになったのが先の言葉を聴いたとき。
そして、それを意識し始めてから、自分の話の仕方、そして聞いてくれる人々の反応が明らかに変わりました。

もちろん、いくら自分の主張を消費税分に抑えたところで、それだけで話がうまくなるなんてことはありません。
しかし、自分が言いたいことは消費税分と意識することで、テレビに出ているタレントさんや政治家、作品を世の中に出している、クリエーターの方々が、どれだけ自分の主張を抑えて人前に出ているか分かるようになるのです。
そうすると必然的に、話すときに心がけなければならないことが見えてくる。
「自分の主張は消費税分」メソッドには、こうした付随的な効果も期待できるのです。
話のうまい人が、どのくらいの割合で自分の主張と相手を楽しませる意識を配分しているかが分かるようになると、自分の本当に言いたいことを会話にはさみ込むタイミングがうまくなります。
或いは、一対一のコミュニケーションにおいても、話し相手がどれくらい自分の言いたいことを我慢しているのかが分かるようになる。
「自分の主張は消費税分」を心がけることで、結果として聞き上手になることもできるのです。

人と話していると、自分の興味のある分野、自分の主義主張がある分野に関しては、どうしても一方的に持論を展開したくなってしまいます。
そんなときこそ「自分の主張は消費税分」を思い出すことで、ぐっと会話のテンポがよくなると思うのです。
知識が多い人が、それをぎゅっと10%以内に圧縮して、残りを面白さでコーティングして話せば、面白い話題になるに決まっています。
そんな話し方にあこがれていつも念頭に置いているのが「自分の主張は消費税分」ルール。
こんな自己主張ゴリゴリのブログを書いている僕が言っても全く説得力がないかもしれませんが、この「自分の主張は消費税分」ルールは本当にオススメです!


アイキャッチ山田玲司先生の新巻恋愛本「男の本音を密告する『男子更衣室』」

正式なタイトルがながすぎる。。