新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



すぐ上達する文章術なんてないと悟った人のためのエントリーシートの書き方②インプットを増やす

前回(すぐ上達する文章術なんてないと悟った人のためのエントリーシートの書き方①(プロローグ) - 新・薄口コラム)に引き続き、「これだけ抑えればオッケー!」的なテクニック寄りの自己PR講座とは縁遠い、実際に文章を書けるようになるにはこういう下地が必要だよねという、ひじょーーーーに地味なエントリです(笑)
僕は持論として、プロの料理人に調理のテクニックを聞けば、確かに劇的に美味しい料理はできるかもしれないけれど、そもそも包丁を握ったこともない人にはそのテクニックは無意味だよねと思っています。
たとえば僕はダイニングバーのマスターに、油にニンニクやバジルの風味を移すとペペロンチーノ系のパスタは美味しくなるというテクニックを聞いて、かなり重宝しているのですが、これって僕がパスタを作るのにハマっているから役に立つ知識です。
そもそも今日初めてパスタを作るという人には、このアドバイスはあまり役に立たない。
というよりこのアドバイスだけでは役に立ちません。
初めてパスタを作る人ならば、茹で方やソースに入れるタイミングみたいな、もっと根本を知りたいハズ。
僕の知り合いで、作ったソースにいきなり生の状態の麺をぶっこもうとした子がいたのですが、初めての場合、そういう部分こそ知りたいと思うのです。
文章に関しても同じで、テクニックはある程度文章が書ける人が使ってはじめて役に立つもの。
本当に一から書く人は、もっと根本を知りたいとはずです。
そんな仮説がこのエントリのきっかけ。
前置きがまた長くなってしまいました(すみません、、)
さっさと本題に入ります。。

文章を書く上でまず必要なことは、インプットを増やすことです。
文章を日常的に書いている人でも、講演会をしている人でもいいですが、何かを発信することをしている人は、例外なくインプット量が頭一つ飛び抜けています。
自己PRだって、立派な文章です。
一本しか書かないという人は別として、数社分書かなければいけないという人は、このインプットを増やす必要があります。
具体的には、自分だけのネタ帳を用意することが効果的です。
ここでいうインプットには、知識を頭に入れるということもそうですが、もうひとつ、自分が思ったことのリストを作るということも含まれます。
例えばパソコンの前で自分のいいところはどこだろうと考えていてもなかなか思いつかないのに、移動中の電車の中で、ふとワンセンテンスだけ自分の強みが思いついた。
こういうひらめきみたいなものを書き留めるのも、今回はインプットと呼びたいと思います。
簡単にまとめると、インプットとは純粋に入ってくる情報量を増やすことと、思いついたことをメモに書きためることです。

先のところで料理の話を出したので引き続き料理に例えるなら、文章を書くために行うインプットは、冷蔵庫に入っている食材を増やすようなものです。
家に遊びにきた子に何でもいいから美味しい料理を作って!と頼まれて冷蔵庫を開けてみたらもやしと白菜しかなかったら、自ずと作ることができる料理は限られます。
逆にいろとりどりの野菜はもちろん、魚も肉も揃っていたら、相手が好むものを考えながら料理を作ることができるハズ。
インプットがほとんどないというのは、白菜ともやしだけで「君の腕前を見せてくれ」という難題に挑むのと同じようなものです。
材料自体がパッとしないから、味付けを派手にするか、料理を増やすしかなくなってしまう。
文章ならば、大げさな誇張表現と修飾語を多用してしまうか、同じ内容を繰り返すみたいなことになってしまうわけです。
よく文章がスカッスカになってしまうとか、文字数が足らず同じことの繰り返しになってしまうという人がいますが、それは文章の才能がないのではなく、単にインプット不足なだけです。

大量の情報に触れて、自分の感性に触れた事柄を書き留める。
或いはふと思いついた自分の強みや弱み、自分ならではの人生観など、そういう「自己PRのカケラ」みたいなものをメモに書き溜めることで、少しずつ使える材料が増えてきます。
文章を書くための材料で頭の中の冷蔵庫がいっぱいになったときに改めて書いてみると、上に書いたような壁に当たることはなくなるはずです。
メモを書き溜めるという行為の破壊力は、どうしてもやってみなければ分からないとしか言いようがありません。
その上効果が出るまでに時間がかかります。
・・・最低でもふた月くらい。
なので、具体的にどう役に立つと実感できるのかを言葉で説明するのは非常に難しいのですが、間違えなく絶大な効果があるので、自己PRが書けないという人は是非インプットを増やすということをやってみて下さい。
やり方は気になったこと、思いついたことを全て一冊のメモ帳に日付と共に書き残すだけです。
初めの2週間さえ乗り切れば、きっと続けられると思います。


次回はもうひとつ大切な、「とにかく書け!」について書きたいと思います。
前回のエントリはこちらです。よかったらお願いします。
そして、去年書いた、実際に書き始めるための手順を書いたエントリはこちら。併せてこちらもよろしくお願いします。

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