新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



飲み会で血液型性格診断を否定するのは野暮だから、屁理屈並べて肯定派に回ることにした

A型は几帳面でB型は自分勝手の自由人、大雑把だけれど大らかなO型に、わけのわからんAB型。
人の性格を全部で四種類しかない血液型で分類してしまおうという、なんともざっくりした性格診断です。
飲み会でこの話題が出たときにいちいち「人の性格が血液型なんかで分かるはずがない」なんて真剣に反論するような空気読めないことはしませんが、もちろん僕は血液型性格診断には懐疑派でした。
ただ、最近はこの性格診断があながち間違いでもないのかなあと思うようになっています。

「『キャラ』で成り立つ寂しい関係」という、鷲田清一さんの論文があります。
若い世代のコミュニケーションにおいて「キャラ」というのは非常にじゅうようです。
あの人は「いじられキャラ」だ。
彼は「イケメンキャラ」。
あの子は「ぶりっ子キャラ」。
自分の属するコミュニティの中で、それぞれはどういう立ち位置であるのか。
今の若い世代の人たちは、コミュニティの構成要因の「キャラ」を重視します。
そしてそのコミュニティ内で認知された自分のキャラができると、今度は自分自身でそのキャラを際立たせようとする。
自分がその集団のなかで○○キャラと認知されているのなら、○○キャラらしい振る舞いをするわけです。

それぞれが自分のキャラを意識するというのは、子供の頃からケータイを持っている世代の特徴です。
いわゆるゆとり世代やさとり世代。
この世代ら小学校・中学校の頃からケータイを持つことで、学校を離れても、学校での人間関係が続くようになりました。
今までなら学校内だけのやりとりでよかったものが、放課後もケータイを通してずっと継続するようになったわけです。
そうなると彼らのコミュニケーションコストは増大します。
学校外でも基本的に学校の人間関係に気を使わなければならなくなる。
そんなときに便利なものが「キャラ」です。
Aくんは○○キャラ、Bちゃんは△△キャラと、それぞれの個性をわかりやすく表すことで、コミュニケーションを簡単にできるようにし始めました。
これはある意味での防衛策。
今の子たちは「分かりやすい」人間関係を求めているのです。

ゆとり世代、さとり世代は分かりやすい人間関係を好むという前提に立って血液型性格診断を考えてみると、これもある種のキャラであると言えます。
○○さんはA型だから几帳面、△△さんはAB型だから天才肌なんだ。
血液型で表された性格は非常に分かりやすい。
ケータイ普及以後の世代にとって、キャラのひとつとして血液型性格診断があるのだと思います。
周囲に認知されたものを自分自身が演じるようになるのが「キャラ」であるとすれば、血液型にも同じ傾向があるはずです。
つまり、血液型がその人の性格を表しているのではなく、それぞれの人が自分の血液型に合わせた振る舞いをするようになるわけです。
「A型だから几帳面」なのではなく、「周りにA型っぽいと言われるからそうした側面を強調しよう」というように、自分で自分の血液型「らしさ」を強化する方向にいく。
キャラで成り立つ関係の中にいる人は無意識にそういう行動をとっています。

自分たち自身でその血液型「らしさ」を演じるのだから、血液型性格診断は当たるに決まっている。
これが最近の僕の血液型性格診断に対するスタンスです。
血液型を一つの「キャラ」として考えると、特に僕を含め若い世代の会話に血液型性格診断の話題が出やすいのも説明できます。
血液型がキャラとして使用されることで、性格診断は当たるようになってきた。
血液型性格診断を屁理屈並べて正当化してみまた(笑)


アイキャッチ鷲田清一さんの「ちぐはぐな身体」
ちぐはぐな身体―ファッションって何? (ちくま文庫)

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