新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



学校では教えてくれない満点じゃなくて8割取るための中学国文法助動詞攻略編①8割くらいでいいからラクに取れる解法を考えた

毎日書き続けていると全く苦にならなかったのですが、何日もブログから離れているうちにあっという間に文章が書けなくなってしまっていました。
文章が掛けないというよりも、そもそもネタが浮かんできません(笑)
やっぱり習慣って大事だなあと再確認させられました。
ブログの更新再開と、エントリを書くリハビリも兼ねて、ちょっと連載物を書いてみたいと思います。
題材は本業の「国文法」
もともと解法を作ったり、理屈を掘り下げることが好きで塾の先生をやっているのですが、今回は最近頭の中であれこれ考えているネタをまとめてみようと思います。

中学国文法の中で子供達を最も悩ませる単元の一つが助動詞です。
例えば、問題文中の傍線部の「る」はどういう意味で用いられているのか。
そういった意味の識別になると、急激に正答率が下がります。
実はそういった助動詞の識別は、それぞれの意味をよく考えることで、かなりの部分が機械的に解決可能になります。
もちろん、100%全ての問題を機械的に解けるというわけではありません。
それが言葉である以上、ある程度の例外はつきものだからです。
一方で、仮に「8割程度の問題に通じる解法」であれば、比較的容易に作り出すことができます。
全体の8割を理解する労力と、残りの2割を詰め切る労力は全く違うのです。
これは「働きアリの法則」だとか、「パレートの法則」として有名です。
パレートの法則で言えば、全体のパフォーマンスの8割は、構成する要素のうちの2割によって生み出されているとなり、働きアリの法則で言えば、全体のアリのうちの2割がその成果のほとんどを生み出しているということになります。
僕はこの法則が国文法、特に助動詞に関してはよく当てはまると思うのです。
つまり、全体の8割を正解させる労力と、残りの2割が解けるようになるのに必要な労力は等しいということです。
また、文法で悩む生徒さんの多くが、そもそも満点を取ることでなくざっくりと正答率を上げたいという希望を持っているのではないかと思います。
僕はこの仮説のもと、そもそも満点を目指すのではなく、とりあえず大体は解けるようになるための解法というものを考えていました。
一定の例外は出てくるけれど、この解法に当てはめれば全体のうちの8割前後は正解する。
そんな解法は作れないかと考えて組み立てたのが、この「学校では教えてくれない満点じゃなくて8割取るための中学国文法」です。
まだまだ授業で使うには確認作用が足りていないのと、そもそもどの程度有効であるか、そしてどの層で悩んでいる生徒さんにとって有効な解法であるかなどの確認ができていないので改良の余地だらけです。
あくまで実験段階の解法であるので、詰めの甘さが目立つかもしれませんが、その辺は目を瞑って読んでいただけると幸いです。

次回は「る」「らる」の識別を。。。

 

アイキャッチは僕の1番好きな国語の参考書、鶴見貴之先生の「高校やさしくわかりやすい現代文」

 

 

 

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