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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



国立二次対策!取りあえず英作文を書けるようになるための考え方

英作文に関して、教える先生によって様々な指導の仕方があると思いますが、僕は英作文は大きく2種類に分類できると考えています。

ひとつは定型句を引き出す力を求める問題で、もうひとつは自分の思考を分かりやすい英語に変換する問題です。
課題の和文に「〜によれば」や「〜せざるを得ない」のような言葉が使われているような問題を通して出題者が解答者に問うている力は、英語の重要例文がしっかりと頭に入っているか否かです。
こうした問題が出題される大学を受ける場合、最低限100個くらいの重要例文を覚え、それを自分なりにアレンジできる力が必要になってきます。
なんでもいいので、英作文で頻出の構文が載っている参考書(僕のオススメは↓↓コレ)を使ってまずは英作文の基礎になる型を頭に蓄えましょう。
大学入試英作文実践講義

 

大学入試英作文実践講義

 
僕は英作文には2種類あると思っているのですが、こちらのタイプの英作文に関しては、基本例文を覚えて使いこなすというように、ある程度勉強方法も限られてくるので特に問題はないと思います。
それに比べて、自分の思考で分かりやすい英文を作る力を求められるタイプの英作文に関しては、なかなか頭を抱える人が多いのではないでしょうか。
「自分の思考で分かりやすい英文を作る」タイプの問題には、テーマが与えられて自由に書くという形式の問題や小説や新書のワンフレーズを抜粋してきてそれらを英訳させるような形式の問題が該当します。
こうした英作文の問題では、頭の中から定型の文を引き出してくる力ではなく、その場で日本文の趣旨を理解して、簡単な英語に変換できる力が求められています。
独学で勉強しようとする子の前にどんと立ちはだかるのは、この手の英作文です。
 
僕はこうしたタイプの英作文を課す学校を受験する生徒さんに対して、「Google翻訳で変換したときに違和感のない英語に変換されるような日本語で文章を考えろ」とアドバイスします。
自由英作にしろ、本の一節を英訳する問題にしろ解けない最大の原因は、アウトプットとして使える英語の語彙数と文章を組み立てる際に使っている日本語の語彙数の間に大きな乖離があることです。
自在に使いこなせる英単語が500しかないのに、文章の構成を考えるための日本語の語彙数は3000語を超えているなんて人は、構成からいざ英語を書こうとするときに困ってしまうわけです。
語彙数の比率だけで見ても、書きたい内容の6分の1しか英語で表現できません。
アウトプットとして使える英語の語彙数と、構成を考えている際に自分が用いる日本語の語彙数とのギャップが大きすぎると、手が止まって、書きたくても書けないとなってしまうのです。
こうした事態を防ぐにはそもそも考える段階で、自分の使える英語の語彙数と同じレベルの日本語だけで文章を考える習慣をつければいいのです。
 
もうひとつ重要なことは、構成を練る際に「日本語らしい」言い回しを避けることです。
日本語は英語と比べると、極めて主語や述語の位置にルーズな言語です。
逆に言えば、普段僕たちが文法を意識せずに話しているような日本語をロジックを重視する英語に変換しようとすことは、非常に難しいことなのです。
したがって構成を考える段階で、そもそも英語に直しやすい日本語で組み立てることが有効になってきます。
この、英語に直しやすい日本語を使う練習が、Google翻訳で直したときに綺麗に意味が伝わるような日本語で考える癖をつけようという言葉の真意です。
 
自分の思考で分かりやすい英文を作る系の英作文が志望校で出てくる生徒さんは、とにかく英文を書く練習をする前に、自分の使いこなせる語彙数の中でものごとを考える練習が大切です。
正直、文の構成が非常に簡易な単語でできていれば、そこから英語を書けるようになるにはそれほど時間はいりません。
簡単な日本語を簡単な英語に治すのは、それほど大変ではないのです。
まずは簡単な日本語で考える癖が必要です。
国立志望の人は、ここから短いようで長い最後の戦いがはじまります。
勉強に近道こそありませんが、せめて遠回りしないように英作文の勉強をしください。