単純にいろんなものを飲み比べて美味しいのはもちろんですが、同時にいろいろな飲み方ができるのが面白かったからです。
今でも家で飲む時は焼酎を選ぶ場合がほとんどです。
お店であまり焼酎を頼まない理由は、僕の好きな割り方がお店にはないから。
大学2回生の頃、僕は焼酎にどっぷりハマって、仕送りと奨学金と大量のバイト代の余ったお金を大量につぎ込んで、いろいろな飲み方を研究していました。
そんな絶え間ぬ努力の結果たどり着いた僕のお気に入りの飲み方を紹介します(笑)
もとは江戸時代の人が飲んでいた飲み方らしく、焼酎とみりんを半々にして飲む飲み方です。
調味料のイメージが強いみりんですが、焼酎で割るとびっくりするくらい調和します。
基本的に甘いお酒は好きではないのですが、本直しだけは例外(笑)
僕のオススメは焼酎3に対してみりんが1くらいの割り合いです。
ちなみに本直しを作るポイントはいい焼酎を使わないこと。
もともと美味しくない酒にみりんを加えて手直しするというところから生まれたのがこの飲み方だそう。
そのため、味がしっかりとした焼酎を選ぶと、かえってみりんの風味が消えてしまいます。
むしろ、大五郎のような甲類種で作った方が味が引き立ちます。
逆にみりんの方は思い切りいいものを使うのがポイント。
いろいろなみりんと焼酎で試して見たのですが、業務用のみりんよりも、手作業で作りました的なやつで割った方が圧倒的に味が引き立ちます。
安い焼酎にいいみりん。
これが本直しの鉄板です。
因みに、佐藤のような独特の香りの麦焼酎で割る時は1、2適醤油を垂らすとみたらし団子のような風味になって、違った雰囲気が楽しめます。
②リンゴ酢割り(甲類種+リンゴ酢)
甲類種繋がりでもうひとつ意外と美味しかったのがリンゴ酢割りです。
もともとリンゴ酢が苦手な人にはオススメできませんが、酢の酸味でアルコールのキツさが緩和され、グッと飲みやすくなります。
焼酎1に対してリンゴ酢が2くらい。
ただ、これをロックで飲むと酢がキツすぎてむせます(笑)
焼酎とリンゴ酢を混ぜたあと、水で好みの味まで薄めることがポイントです。
③緑茶割り(麦焼酎のお茶割り)
出身が静岡ということもあり、幼い頃父がよく焼酎をお茶で割っているのを見て、当たり前の飲み方だと思っていたのですが、緑茶割りは全国的にはマイナーな飲み方のようです。
大学に入って関西に出てきた僕は、飲みの席で何気無く焼酎お茶割りと頼んだら、店員さんに困った顔をされたのを覚えています。
(因みに僕の出身浜松市だと、フツーにどの店でもお茶割りを頼むと出てきます)
厨房にいったん戻り確認をしてきてくれた店員さんが気を利かせて粉茶で作ってくれたのですが、きちんと茶葉でいれた緑茶割りとは全然風味が違いました。
それ以来この飲み方も本直し同様に家で飲む専用の飲み方になっています。
(アイキャッチは僕が緑茶で1番好きな嬉野茶です)
- 出版社/メーカー: 自園自製 梶原製茶園
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八女茶や宇治茶だと、お茶そのものの味が強すぎて、割るよりもそのまま飲んだ方が美味しいんですよね。
焼酎を引き立たせるという意味では、嬉野茶や静岡茶のようなまろやかなお茶の方が向いているように思います。
割る時のポイントは、必ずお茶を先に入れることです。
これは大工をやっている僕の叔父が教えてくれたことなのですが、確かに焼酎を入れたコップにお茶を注ぐのではなく、お茶を入れたコップに焼酎を注ぐ方が風味が引き立ちます。
コップが先に温まっているからなのか理由はよく知りませんが、とにかくこの順序がオススメです。
特に茜霧島がオススメです。
- 出版社/メーカー: 霧島酒造
- 発売日: 2014/06/21
- メディア: 食品&飲料
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こんな感じが僕のオススメの焼酎の割り方。
どれもなかなかお店では扱っていない特殊?な飲み方なので、自宅での晩酌にオススメです!
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