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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



ニュースは極論を考える~選挙に行かないという政治の監視の仕方もあるのではないか?~

何かのニュースをや記事を見たとき、僕はあえて極端な例を考えるということをすることにしています。

極端な意見を考えて、その上で自分にはどう映るか。
そうやってある事象に対してアプローチします。
もちろん考える段階で出てくる極端な例は僕の「意見」ではありません。
単にそうとも見られるなあという思いつきの産物です。
ただ、先入観を抜きにしたらいろんな可能性があるだろうという、思考の補助線としてのパターンです。
そういった思考過程で上がってくるのはあくまで可能性として考えたものなので、それを以て僕の主張と非難するのはナンセンスだということを予め断った上で以下のお話(笑)
 
朝起きたら、Facebookのタイムラインに若者の政治参加に関する記事が流れていました。
政治を暴走させないためにも社会人としてしっかり選挙に行こうというような記事。
内容事態に全く異論はないのですが、単純に政治を暴走させない=選挙に行くなのかという疑問がふと浮かびました。
正確には政治を暴走させないという目的とその手段としての選挙に参加するというのが、100%重なっているのだろうかと思ったわけです。
政治を暴走させないための政治への関わり方として選挙に参加することは、手段のひとつでしかないとみることはできないか?
制度に従うという前提をとっぱらって考えれば、他にもいろんな選択肢があるように思います。
 
何らのルールがあるなかでの立ち位置を考える場合、僕は①ルールに従う人の立ち位置と②ルールを利用する人の立ち位置と③そもそもルールを守らない人の立ち位置の3通りの視点で考えます。
政治参加に関してみてみると、選挙に参加しようというのは僕の中では①に立つ人の考え方です。
②の制度を利用する立場から政治の暴走させない手段を考えたら、僕はそもそも選挙に行かないという戦略があるように思います。
少数の人が選挙に行かないだけならば、それは単に政治に無関心であるとしか映らないでしょう。
しかし、仮に100%全ての有権者が選挙に行かなければどうなるか。
これは、日本の選挙制度そのものに対するボイコットです。
政府が国民の真を問いますと言って行った選挙で、国民の一人も投票に行かなかった。
実際にはあり得ませんが、もしこういう事態にもちこめば、これは国民が政治を支持しないという何よりの意思表示だと思うのです。
別に違法なことはしていません。
あくまでルールの中で、そのシステムが機能しないように振舞っただけ。
これも、政治に対する意思表示だと思います。
 
 
次に、そもそもルールを守らない人たちの思考法で政治参加を考えます。
システムそのものが機能不全であるのなら、そのシステムを壊そうとするのが何よりの意思表示ではないのか。
③の立場ならばそういう思考もあると思うのです。
具体的にはデモや暴動で、選挙制度の外から政治を変えてしまおうという行為です。
そんなの非常識だという意見は、ルールの中で思考する人たちの考え。
世界を見てみれば、そういう形で政治のシステムが変わった事例は(よくなったのかどうかは別として)いくらでもあります。
最近ならアラブの春と呼ばれる一連の革命もこれに該当するでしょう。
お上が決めた制度なんて、そもそもお上に有利な仕組みなのだから、それに従う必要はない。
全くシンパシーは湧きませんが、そんな意見もあるかもしれません。
 
取り敢えず出しただけでも3つの立場があります。
その上でそれぞれの思考法をする人たちの中に賛成反対とどちらでもないがあるとして、9つの立場があることになります。
そう見ると選挙に言って政治参加をすべきという意見は僕の中では①のカテゴリに属する人の中で且つ賛成派の人の一意見にかすぎないんですよね。
もちろんそれが大多数の人の考えであることは分かっています。
これはあくまで支持する人数と関係なく、意見を同列に9パターンに分類した場合の話。
政治に積極的に向き合うために選挙に行くべきというのは、僕には3つの立場のうちの①の内部のお話に見えてしまいます。
「ルールに従った上での政治参加が大事」という主張ならば100%同意です。
ただ、単に「政治参加が大事」というのなら、他の2パターンの参加の仕方も可能性としてはあるのではないかなあと思ったりするわけです。
(もちろんそれが、表面的には「参加」しているとは見えづらいですし、倫理的にも参加とはいいがたいこともわかりますが。。。)
 
では、こんな屁理屈を踏まえて僕はどういう立場なのか。
意見を言ったら「薄口」のコラムではなくなってしまうので、僕はあくまでただ見るだけ(笑)
 
アイキャッチ茂木健一郎さん「思考の補助線」

 

 

 

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