新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



日経平均は上がる要素が見当たらない

僕自体は別に株をやっているわけではなく、単なるウォッチャーとしてみているだけなのですが、相変わらず世界経済が面白いことになっています。
とくに昨日は日本株がすごいことに。
日経平均が昨日1日で5%を超える下落。
今日の動向が非常に気になります。

完全に素人目ですが、僕はまだまだ日本株は下落するだろうと考えています。
日本の政策がどうのでなく、世界経済に不安要素がありすぎるからです。
まず、景気が好転しないであろう主要因の一つが原油安。
少し前のエントリで、まだ下がるんじゃないかと書いた通り、僕はまだまだ原油価格は下落すると見ています。
サウジアラビアが原油を原産しない限り価格の上昇は見込めないと思うのですが、おそらくサウジアラビアは原産をしないでしょう。
イランが経済制裁を解除されて、これからは原油の生産ができるようになります。
しかし、そのためには大規模な設備投資が必要です。
もし原油価格がこのまま低い水準が続けば、イランにとってこの設備投資は大きな負担です。
またシェールガスに関しても、数年前の高騰した価格と比べれば採算があうという新技術であったため、今の原油価格のままでは、開発をするとメリットがありません。
サウジアラビアが輸出量を減らさないのはこういった方面への思惑があるからではないかと思います。
であれば、そうそうに原油価格は戻らない(情勢不安とかで戻るときは一瞬だと思いますが)。
原油価格の下落はまだ続くと思います。


次の要因は中国です。
今月7日に中国の外貨準備高が発表されて、995億ドルの流出でした。
個人的には思っていたよりは少なかったのですが、それでも先月に続く大幅な減少です。
海外からの借り入れ金を除いた中国の外貨準備は1.5兆円程と言われています。
このペースが続けば、一年でほぼ外貨準備はつきます。
こうしたことから欧米を中心に中国人民元の切り下げ圧力が高まっており、近いうちに人民元の切り下げは避けられないことでしょう。
その時に、経済が一段と停滞するのではないかと思います。

中東情勢でも中国経済でもなく、直近で僕が一番気になっているのはドイツ経済です。
8日、ドイツ銀行の株価が9.5%の下落をしています。
かつ数々の罰金・賠償金の負担増で、銀行の支給能力に対する懸念も広がっています。
信用で動く銀行業なので、この懸念は致命的です。
ドイツ銀行の信用不安が直近で株価に影響を与える1番大きな要因ではないかと思います。
もしドイツ銀行が破綻すれば、リーマンショックを超えるダメージが予想されます。

目の前にこうした問題が山積している状態での株価好転はなかなか難しいだろうと思います。
マイナス金利政策も、銀行に国際利回りで利益を出すのではなく、貸し付けという銀行本来の業務で利益を上げろという政策なので、それ自体は最もです。
しかし、資本市場の視点で見れば、日本の銀行が主要な収益源を失ったということになります。
日本のメガバンクの株価がこぞって下落するのも当然なように思います。
そんなわけで、もうしばらくは日経株価も下がっていくというのが僕の予想。