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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



奢られ人の流儀

朝、Facebookのタイムラインを確認していたら「一生食べるのに困らない女性の条件」という投稿が流れてきました。

どうせノウハウ系のエントリだろうとほとんど期待もせずに開いたら、そこに書いてあったのは、その投稿者のお店(BAR)の常連さんのある女性のお話でした。
とにかく男性にモテて、よくご馳走になっているのだそう。
その女性を見ていてマスターが感じたモテるたった一つの特徴が「美味しそうにご飯を食べること」とのこと。
「なるほど!」って思いました。
言われてみれば確かに、一緒にご飯に行った女性が美味しそうに食べてくれると、会計の時に気分良くお金を払える気がします。
いやっ、なにも女性でなくたって、同性とご飯に行ったときでも同じことが言えるでしょう。
性別に関係なく、美味しそうにご飯を食べてくれると、お金を出す側としてとても気分がよくなるように思います。
 
ちなみに、ここ勘違いして欲しくないのは、「美味しそうに食べる」というのは「上品に食べる」という意味ではないと言うことです。
もちろん、下品な食べ方をされたら嫌ですが、別にマナーが完璧だとか、ご飯の食べ方が綺麗とか、そういうことを言っているわけではありません。
ここで言われている「美味しそうに食べる」とは、料理を楽しんでいるように見えるということ。
ご飯が出てきたら、「美味しそう!」とか言って、残さず最後まで味わってくれるとかそういう感じのことです。
因みに先のFacebookの投稿に出てきた女性は、お皿のソースまで楽しんで食べるそうです。
特にお気に入りのお店の場合はそうだと思うのですが、自分が注文した料理って、基本的に自分がオススメしたい料理なわけです。
それを最後まで美味しそうに食べてくれると、選んだ側としてはやっぱり嬉しくなります。
この「美味しそうに食べる」には、極端なお上品さなんていりません。
むしろお上品にちょこっと一口ずつ食べたりされるより、美味しいといいながら多めに頬張ってくれたほうが気分がいい。
誰かとご飯に行くのが大好きな僕としては、「美味しそうに食べる」というのは大変納得のいくアドバイスだと思いました。
 
 
これだけでエントリを締めたら、完全内容をパクっただけになってしまうので、「奢られ方」ということでもう少し話を広げてみたいと思います。
僕は周りに年上の人が多く、何かとご飯を奢っていただきます。
同時に、仲の良いいつもの友達と騒ぐより、いろんな人とご飯に行くのが好きなので、奢る機会も多かったりします。
そんなわけで、奢られる時に意識していることや、奢るときに気になることをまとめてみたいと思います。
 
奢って気分のいい人として、僕が一番に思いついたのが、「楽しそうに話してくれる」ということです。
よく、「聞き上手になれ」ということが書かれますが、意外と年下の人にごちそうするときは自分の話をしてくれると嬉しかったりします。
ただし、ひとつ注意点があります。
それは、相手に関係の無い話をしないということです。
たとえば、「私の友達にこんな面白い人がいて」とか、「この前行った〇〇のコンサートが」といった話。
スマホの中に入っているペットや家族の写真の話もNGです。
これらは全て聞いている側が観客になってしまう会話です。
自分から話すといっても、この手の話題は禁物です。
「楽しそうに話してくれる」というので重要なことは、自分も参加できる話をしてくれるということです。
自分が話した内容に関連することを楽しそうに話してくれると、聞いている側にとっても、非常に気分がいいものになるのです。
 
冒頭の「美味しそうに食べる」ということにも通じますが、特に自分がお酒を飲む場合は、相手もお酒に強いと気分よく奢れる気がします。
別に酒豪であるといいというわけではありません。
ただ、一緒に行った人がお酒好きで、その人が勧めるお酒はとりあえず楽しめるというために、お酒が強いと、一緒に行った側としては気分よく奢れるように思います。
「以前〇〇というお酒を飲んで、それからいろんなお酒を飲んでみたいと思ってたんです」みたいなことをいえると、たいていお酒好きな人ならば自分のお酒を勧めてくれます。
で、勧めてくれたお酒を楽しめれば、誘った側も気分が悪くなるはずがありません。
こうした意味で、お酒が強いというのも、奢られるための大きな要素であるように思います。
 
最後にもう一つ。
食べ方のマナー以上に身に付けて置くといいと思うのが、細かな気遣いです。
上座云々とか、グラスは下からとかそういう「テクニック」のような部分ではなく、店員さんに丁寧な振る舞いをするとか、相手の飲み物が減ったらさりげなく注ぐとかそういう気配りのお話。
会社での飲み会とかならばともかく、一対一で食事に行くといった場合であれば、形式的な部分よりも、細部に表れる振る舞いやしぐさのほうがよっぽど気になります。
そうした部分に「丁寧さ」が垣間見えるほうが、やはり奢る側としては一緒にいて気分がいいように思います。
 
僕がご飯に行ったときに気分がいいなと思った人たちの特徴をざっと挙げてみました。
同時にこのあたりは僕が奢ってもらうときにも意識するようにしています。
奢るならば気分よくごちそうしたいし、奢ってもらうのであれば、相手に少しでもご飯に行ってよかったと思ってもらいたい。
僕流の奢られる流儀、いかかでしたしょうか。

アイキャッチは愛すべきダメ男が描かれた落語の一席「居残り佐平次