新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



就活生はネクタイやスーツの色にこだわるくらいならシャツのアイロンを気にした方がいい

「130人いた中で記憶に残ったのは1人でしたね。」
昨日久しぶりに会ったお友達から就活の説明会の話を聞いたときに、こんなことをいっていました。
説明会やインターンで学生と会って、どんな人が目に止まるかとか、どういう基準で学生を見ているかとか、そういった話を根掘り葉掘り聞けて、とても面白かったです。
その中でなるほどって思ったことを幾つか紹介します。

「やっぱり喋らな分からんのですよ」

彼が1番大きな声で言っていたのがコレ。
説明会ならともかく、面接やインターンとかでこちらから話を振っているのに喋ろうとしない子が多いのだそう。
おそらくしっかり振舞わなければいけないと思って言葉を選んでいるのだろうけれど、それだとそもそも頭がキレるのかも分からない。
だから、とにかく喋ろうとして欲しいのだそうです。
まあ、これだと喋った瞬間に馬鹿がバレる(笑)ような人だと喋らないのが正解なのかもしれませんが、確かに喋らなければそもそも相手に査定してももらえないので、やはり無口は良くないような気がします。
因みにここでいう「喋る」とは、用意してきた定型句ではなく、その場で考えて話すという意味です。


「鋭い質問がくると名前は覚えてないけどやっぱり目に止まる」

説明会の最後の質問で、1人凄く印象に残った学生がいたということです。
その学生の質問は「10年後にはどんな働き方をしていると考えていますか」というもの。
これだけだとありきたりな質問です。
しかし、彼の会社では、年度の初めに10年後のビジョンを全社員が書いて提出しているのだそう。
そこへ来てのこの質問。
後の面接で志望動機を聞かれたときに「御社は年度の初めに社員全員が10年後のビジョンを立てると聞いて、説明会で尋ねたら本当にビジョンを答えてくれた。言葉だけでなくそれを実行している社風が気に入った」とかひと言付け加えたら、ちょっと違うなって思ってもらえるのではないでしょうか。


「面接官に質問して、それをパクって使えばいい」

ここからは少し実用的なお話。
彼は学生から質問をされると、その子が自分の志望動機を考える上で助けになるような解答を心がけているそうです。
で、そんな彼が、「今の俺が新卒で就職活動をするなら会社の説明会行きまくってそこで本命のエントリーシートにあるような質問を説明会にいる社員にします。それで返ってきた文面を参考に書く。」と言っていました。
社会のことを何も知らない学生が頭で捻るより、自分の行きたい会社やその関連会社の社員の言った言葉の方が的を得ているに決まってるとのこと。
確かになあと思いました。
少なくとも彼は質問されたとき、そうやって使ってもらえそうな返し方をするそうです。


「ネクタイやスーツの色とかだったら、まだシャツにアイロンがかかっているかの方が見る」

これもなるほどなあと思いました。
彼の本業は営業職。
そもそもネクタイやスーツの色は気にしない(「そんなことよりどんなやつか知りたい」のだそう)けれど、強いて言うならシャツにアイロンがかかっているかの方がまだ気になると言っていて、これも大きく納得しました。
スーツの色やネクタイなんて、選んだ時点で終わりで、そこに「個」は出ませんが、毎回の作業であるシャツにアイロンをかけているかどうかには、その人の性格が現れます。
ネクタイの色なんかで悩むくらいならアイロンしっかりかけた方がまだいいと言っていました(笑)


ちょうど社会人3年目の友だちが増えて、少しずつ重要なポジションに付く人が出てきています。
で、そういう人たちの話はやっぱり楽しいです。
とりわけ、就活生を見る人事としての視点はなるほど!って思うことがいっぱいです。
就活本に「ネクタイの色は○○がいい」とか書いてあってもなんで?って思うのですが、シャツのアイロンはかけた方がいいっているのは理屈が通っていて納得できます。
こういった、採用目線の理屈が通った就活話は、他にも聞いてたくさん溜まってきているので、定期的に書いていこうかなと思います。
採用担当のインタビューシリーズとか作ろうかな(笑)

アイキャッチは就活って調べて一番上に出てきた本

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