新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



6月1日が就活のスタートだと思っている人への処方箋

6月1日の就職活動解禁日が迫ってきました。
因みに6月1日とは、「学生が就職活動を一斉スタートする日」ではなく、「企業が正式に内定を出すことが認められた日」のこと。
だから、この日までに殆どの大企業は採用活動をしていますし、内々定なんかも出ているわけです。
厳しい言葉かもしれませんが、この就活スタートの日の主語を「学生が」と取り違えてしまっている学生さんは、もうこの時点で出遅れています。
僕が就活の時は4月1日が就活の解禁日でしたが、出版業界を目指していたため、殆どの採用活動は1月くらいには始まっていました。
また、某メガバンクに行った友達たちは4月1日の段階で一次面接件説明会が開かれている同時刻に別室で内定をもらったりもしています。
因みに今年3回生で就活をしている友達からは、3月の段階で志望動機についての連絡が来ました。
動いている人はとっくに動き出しています。
就活の解禁日とは、あくまで「企業が内定を出す」ことの解禁日であることをじかくしていないと、出だしの段階で既に出遅れているということになってしまうので、注意が必要です。
特に就職活動の情報純度は、つるんでいる友達コミュニティによって大きく左右します。
成績優秀で、向上心が高い人々が集まるコミュニティに属していれば、こんなこと「当たり前」のこととしてコミュニティ内では共有されています。
逆に、情報リテラシーのそれほど高くない人々の集まるコミュニティに属していたら、そんな情報は全く入って来ないため、文字通り就活解禁日を「学生にとって」と読み間違えてしまうわけです。
周りが動いていないから大丈夫という認識は1番危険です。
それは「あなたの周り」が動いていないだけなのです。

そんなわけで、自分が想定するような企業群に入りたいと考えている人が動き出してギリギリ間に合うのが今くらいのタイミングです。
今から始めるのなら、今週いっぱいで片っ端からリクナビみたいな就活サイトで志望する業界の募集を探すくらいのスピード感で行かなければならないでしょう。
一次面接の応募には、大抵の場合400〜800文字くらいで書かなければならない質問事項が複数用意されたエントリーシートの提出が必須になります。
よほど文才があるかそれまでに相当練り込んでいるのであれば別ですが、いちから書き始めようとしたら、30分やそこらで書けるものではありません。
仮に書き上がったとしても、そんな即席のエントリーシートでは、伝えたいことや企業が求める内容などをしっかり捉えたものにはならないでしょう。
最低でも一週間、自分が受けようとする企業のエントリーシートの質問内容を全部並べて、それらに一貫した回答をできるような自己PRなどを練り上げる時間が必要になります。

また、採用試験へのエントリーと並行してSPIなどの対策もしておかなければなりません。
エントリーの段階で数学・国語に加え論理問題や抽象化問題などを含めた常識問題をウェブ上で受けさせる場合が少なくありません。
もちろん何も勉強しなくても普通に突破できる人もいるでしょうが、この試験の段階で躓く人も少なくありません。
ウェブ受験ならば、周りに頭のいい友達がいれば替え玉受験で乗り切れるでしょう(笑)
こういうと「ズルはいかん!」と思う方もいるかもしれませんが、少なくとも僕はウェブでのSPI系のテストは替え玉が容易であるというシステム上の弱さがあるということと、そもそもSPIは「自力で突破できる実力がある人間」と「SPIを突破できる程度の人脈を持った人」を残すシステムだと考えているということもあり、替え玉したきゃすればいいとおもっています。
ウェブ上の試験ならば最悪これで乗り切れますが、テストセンターの問題や会社が面接時に課す会場受験型の試験はそうはいきません。
こうした試験は対策本も出回っていて、そこそこ練習すれば点数も上がります。
そのため、苦手な人はある程度準備をしておかなければなりません。

SPIの対策をしつつ、エントリーシートを書きながら、随時面接の予定も入れていく。
繰り返しになりますが、今の時期から始めるのであれば、かなりタイトなスケジュールになります。
因みにパッと調べたところ、カゴメ、住友重工、JR西日本小学館近畿日本鉄道NTTデータ、三井電気、小田急オリンパスダイハツ、リコー、伊藤ハムあたりは4月13〜15日が締め切りなのだそう。
(一次募集のところもあるかもしれません)
既にひと月前にエントリーシートが締め切られているわけです。
6月1日の段階で3〜4回の面接の後に内定を出すと考えれば、妥当な期限でしょう。
このくらいが就職活動のスピード感です。
もしそろそろ始めようという漠然とした意識でいる人がいて、そこそこ有名な企業しか頭に想定していない人がいれば、すぐにでも今この瞬間から就職活動を始めた方がいいと思います。
大学入試に例えるのならば、12月の段階で入試勉強を始めて旧帝大を狙う位の感覚です(笑)
このペースではよほどの努力をしない限り、浪人生か偏差50以下のそれまで名前も知らなかった大学くらいしか受かりません。
今から始める就職活動もそんな感じ。
もちろん就職活動が全てだとは全然思いませんが、それを志望するからには、就活のスピード感に自らが合わせるしかありません。
今から就活を始める際に必要なことは、「自分は一歩出遅れている」ことを自覚すること。
ここからは一日過ぎるごとに目に見えてチャンスが消えていきます。
とにかく早く早く行動することを心がけることが大切です。

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