新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



ゆとり世代の取扱説明書①若者にとって上司からのFacebook申請は想像以上に迷惑な行為

都知事のお膝元でクーポン券を使ってくる。

このギャグをするためだけに東京に行ってきました(笑)
それに合わせていくつか予定を入れて東京中を周っていたのですが、どこに行っても警察だらけ。
銀座、上野、池袋、六本木。
おそらく伊勢志摩サミットを控えての限界体制なのでしょう。
どこに行っても二人一組の警官が街のパトロールをしていました。
東京があれだけ厳戒態勢を引いて いる一方で、京都はどのくらいの警備であるのかが気になります。
正直僕はテロが起きるのなら、東京ではなく京都だろうと思うからです。
そんなわけで、京都に着いたらちょっと警察官の配置をみてみようかと思います。

さて、夕方から六本木で友達と飲んでいると、Facebookで上司と繋がるべきかという話になりました。
僕の場合は上司や先輩(と呼ぶのかすらあやしいですが)のことを、ちょっと年の離れた友達くらいの感覚なので、全く気にせず友達で繋がっているのですが、聞いている限りでは、上司と繋がりたくないという意見が大半のよう。
安易に職場の上司と繋がってしまうと、彼らに気を使って自由に投稿ができなくなるそうです。
上司とFacebookで繋がっている理由を聞くと、断れなかったというのが大半。
自分から繋がったという人もいましたが、彼女の場合は「仕事での印象のため」だそう(笑)
上司の側はフレンドリーに付き合うために友達申請を送っているのかもしれませんが、それを受け取った若者にとっては気を使うだけで全く嬉しくないので止めたほうがベターです(笑)

話の流れで具体的に何が嫌なのかという話題になったのですが、一番多かったのはプライベートでどこに行ったのかが知られることでした。
旅行に行っていることを知られたらお土産を買ったりあれこれ気を使わなければいけないということと、理由を付けて休んだときや休日の誘いを断ったときに何をいているかが伝わるのが気まずいというのが主な理由らしいです。
実際にこれに大きく頷いていた先輩は帰りの新幹線のお土産売り場でめんどうくさそうに部署の人数分入っているお菓子を選んでいました(笑)

こういう部分に気を使った人の投稿は冠婚葬祭に出席した際の全体写真か、旅行先で友達と撮った、旅先の風景と顔以外のパーツが写った写真になります。
友達の分析曰く「全体写真」と「顔意外のパーツ」と言うのがポイントです。
プライベートでの表情が特定されるような写真はほぼアップしないのだそう。
確かにこの傾向は分かる気がします。
こういう投稿ばかりの場合、上司などに気を使って投稿している場合が多いです。
僕自身も仲間内でわいわいしている写真はラインのグループ内か、Facebookでグループを作って園中で共有することがほとんどです。
Facebookのフィードで完全にプライベートの写真や内容をアップすることはどんどん減っています。
本当のプライベートは親しいグループ内でのみのやり取りになる。
この話を聞いたとき、最近の若い子達は分からないというおじさんたちの声の理由の一つはこの辺にもあるのかなあと思いました。
30代以上の人たちにとっては世代が違う人とのやりとりはリアルとネット上のものがあって、リアルはフォーマルなやりとり、ネット上はプライベートを紹介する場だと考えている。
それに対して僕ら20代は、世代を超えたやり取りをする場合、リアルなやり取りとネットでのやり取りに加えてもう一つ、閉鎖的なグループ内でのやりとりを持っているように思います。
そして、リアルは完全にフォーマルな空間、ネットでのやり取りは、「見せたい自分」を見せる半フォーマルな空間、そして完全なプライベートはLINEグループなどの極めてクローズドな場所で行う。
これは僕らの世代にとっては、極めて当たり前のやり方です。
むしろSNSとはそういうものだと思っている。
しかし、少し上の世代の人々はネット上(SNS上)に上げるのはプライベートな内容であるという認識のもとでタイムラインを見る。
「見せたい自分」を上げたタイムラインをプライベートな情報だと思ってみるから、今の若い子達は分からないとなるのだと思います。

こうした認識の世代にとって、Facebookなどのアカウントを教えるというのはプライベートでも付き合いましょうというサインではなく、「『見せたい自分』までなら見せてあげますよ」というサインだと思っておくのが無難でしょう。
結婚している男性にとっての、奥さんに送る「定期連絡」みたいなもの。
あれ、見せたい情報しか送らないじゃないですか(笑)
そんな風な若者の心情が分かるからこそ、上司の立場の人間がコミュニケーションを深めようと思ってFacebookの申請をするみたいなことは避けたほうがいいんじゃないかと思うわけです。


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