新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



イギリスの国民投票に感じる世界的な内向き傾向

少額ながらビットコインでお金を回している人間としては、イギリスのEU離脱の是非をめぐる国民投票の結果が気になります。
情報ソースが確認できないため、信ぴょう性は保証できませんが、24日の6時30分現在、投票を終えた直後の出口調査(本格的なものではないみたいです)では、残留52%離脱48%と、残留派がわずかにリードしているらしいです。
ここに期日前投票の人の票が加わる訳ですが、基本的に期日前投票に行く人はビジネスで忙しく、経済的に見れば明らかにEU残留の方がプラスであるということを考えて、僕は期日前投票の人の票は残留派が上回っているとみています。
というわけで、仮に残留52%離脱48%という速報値が事実であるとして、期日前投票の結果を加えれば、もう少し残留派が増える結果になるのではないかというのが僕の予想です。
朝の為替の動きや、投票終了直後のポンドの値動きを見ていても、やはり残留なのかなあと思います。

お金を運用している身としては残留か離脱かという結果が気になるのですが、世界的な空気感を見ている身としては、「選挙の結果が拮抗している」という事実そのものが気になります。
イギリスのEU離脱残留かの国民投票を含め、世界的に内向き傾向が蔓延しているように感じるのです。
アメリカではドナルドトランプという、強いアメリカを謳う大統領候補が誰も予想しなかった快進撃を見せています。
そして今回のイギリスの国民投票
両者に共通するのは、「感情的に自国優位が支持されている」ということです。
マクロな視点で経済を見れば、イギリスがEUを離れない方が多くのメリットを持っているのは明らか。
しかし、難民流入や経済停滞の不安感から感情的に離脱の声が膨らんでいました。
アメリカのトランプ旋風も大きくは同じでしょう。
国民の経済が停滞する不安感や広がる格差に対する不満感が、トランプ候補支持という形で現れたように思います。
これらはいずれも不安感からくる自国優先という意見です。
ニュースを見ていると、内向き傾向になっているというのは日本にも言えるように思います。
今回の総選挙は、アメリカ、イギリスに続いて日本も内向きな傾向を見せるかどうかという部分に、個人的には注目しています。

この世界的な内向き傾向は、僕の中で過去の世界大戦前の空気感と重なります。
世界的に経済が停滞して、ブロック経済のような内向きの政策に走り、争いが幾つかの場所で国家間の問題を抱えていて、それがきっかけである日大爆発した。
今の国際情勢を見てみると、この3つの要素がそろってしまっているように思うのです。
リーマンショックギリシャ危機、そして中国株の暴落と、経済的な停滞の例は枚挙に暇がありません。
そして、イスラム国という争いの火種を抱えています。
そしてアメリカとイギリスに見内向き傾向。
漂う空気感に何か、凄くイヤーなものを感じます。
僕はゼロ年代後半からの20年くらいが歴史の教科書に載るときは膨大な量になると思っているのですが、社会の空気感という意味でいけば、明らかに今年一年は大きな変化がある年になるように思います。
それがイギリスの国民投票であり、アメリカの大統領選挙であり、そして日本なら参議院総選挙。
改めて今回のイギリスの国民投票を追いかけていて、時代の節目に立ち会っているという強く感じました。
とりあえずイギリスはいー残留となるでしょうが、拮抗する離脱派の不満の思いが充満していることは事実です。
それはイギリスに限らず、他のEU諸国でも同じような気がします
選挙が終わったあとの、EU諸国の歩みが気になるところです。