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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



将来役に立つスキルを身につけるなら、英語よりパソコンだと思う

僕の基本的な考え方はとてもシンプルで、一言でいえば「逆張り」です。
以前、超簡単!自発的に女の子がスカートを短くするのと男子の制服着崩しをやめさせる方法 - 新・薄口コラムというエントリを書いたのですが、これの基本的な考え方も、「どうしたらスカートを短くするのをやめさせられるか」ではなく、「どうしてスカートを短くしたいのだろう」という考え方から行いました。
多くの人がAに行くのなら、その反対方向を考える。
何かについて考えるとき、僕はまず、この逆張りから入ります。

就活シーズンになったためか、僕のFBやTwitterのタイムラインにしばしば就活に役立つスキルなるものが流れてきます。
その中でよくあるのが「英語力」です。
で、これを見てぼくが考えるのは「逆張り」で、むしろ英語力は役に立たないのではないかということ。
小中高の学習指導要領に大学まで、様々な場面でグローバル人材としての英語の必要性みたいなことを耳にしますが、ここまで重要性が説かれてしまったら、「最低限必要なスキル」としてならともかく、「英語ができる=武器になる」とはいかないように思うのです。
もちろん、現実として僕の周りには英語ができるが故に一流企業に勤めている友達がたくさんいます。
しかし彼らの「英語ができる」は海外に1年以上の留学をしていて、且つTOEICでは軽々900点を超えるレベルのお話です。
確かにこのレベルならば武器になりますが、それも現時点(厳密には僕が就職活動をしていた3年前)のお話。
ここ何年も英語力の大切さが強調されているので、おそらく「武器になるレベル」は今後ますます高くなると思うのです。

英語力はいわば求められるハードルがインフレ化している分野です。
世間でその重要性が叫ばれれば叫ばれるほど、要求されるラインは上がり、投資した時間あたりのリターンは小さくなっていくはず。
そんなわけで僕には、英語をこれからの自分の武器にしようとはどうしても思えないわけです。
こんなことを言うと、「じゃあお前は何を武器にしたらいいと思ってんねん!」と突っ込まれてしまいそうです(笑)
僕が仮に今大学生だったとして、これからの社会に出る上で身に付けておこうと思うスキルを考えるとしたらそれは、間違えなく「デフレ化」を起こしている分野だと思います。
たとえばパソコンなんかがその典型例です。
i-Phoneを筆頭に、ゼロ年代後半から、驚くべきペースでスマホが普及しました。
それに伴って、若者のパソコンの所有率は低下しています。
しばしばスマホはパソコンの小型版というような紹介のされ方をしますが、その機能的な特徴から見たとき、明らかにパソコンとは異なるものであるということができます。
パソコンの基本的な用途が「生産」にあるのに対して、スマホの基本は「消費」です。
これは、オフィスワーカーをターゲットにしたことで成功したマイクロソフトがパソコンでのシェアで圧勝し、消費者をターゲットにスマホのシェアを撮っていったApple社の成功からも明らかです。
根っこをたどればパソコンは生産のための「道具」で、スマホは消費のための「道具」なのです。
この辺はちきりんさんのブログで詳しくまとめられています。
僕がねらいどころだなと思うのは、生産者側のデバイスであるパソコンと消費者側のデバイスであるスマホという明確な特性の違いがあるにも関わらず、両者はしばしば混同して語られ、しかもこの軸で見たときにスマホのシェアが圧倒的に伸びているという部分です。
スマホとパソコンという同じ電子機器としてみれば、より新しい技術が古い技術を淘汰しつつあるというように見えますが、パソコンを「生産デバイス」と、スマホを「消費デバイス」と読み替えると、消費デバイスが生産デバイスを淘汰しつつあると見ることができます。
これが、僕の考える「スキルのデフレ化」です。

度々このブログのエントリで言っていますが、僕は現状起きていることに対して「いい」とか「わるい」とかいう意見は持ち合わせておりません。
単順に、「こう見えるから、僕はこう動く」という部分のみ書いています。
したがって、上に書いたお話に関しても「こうあるべき/こうするべき」といった「べき論」は一切ありません。
ただ、生産ツールとしてあるパソコンが今の一番若い世代にとってなじみの薄いものになりつつあるのであれば、それを使いこなせることは大きな武器になるなと思っているだけの話。
少なくとも、インフレ化しつつある「英語力」よりは、デフレ化しつつある「パソコンのスキル」の方が、効率よく周りと差別化できるように思うのです。
もちろんここで言う「パソコンのスキル」とは、ExcelやWard、パワポにとどまらず、最低限のプログラミングやデザインができるというレベルです。
ただ、それでも今後求められるであろう英語力の水準と比べたら、こちらのハードルの方がずっと低いように思います。
よく、僕みたいな考え方は天邪鬼とかひねくれてるとか言われますが、100%間違えではないと思っています。
少なくとも変革期には「逆張り思考」が思はぬところで役に立つような気がするのです。
なんて、英語を教えている人間が言うのもおかしな話ですが。。。

 

 アイキャッチはこの前偶然すれ違った落合陽一さんの本

これからの世界をつくる仲間たちへ

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