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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



コピーライトというスキル

ここ最近、コピーライトについて考えています。
「名付ける」ことにより価値を生み出すというスキルは、様々な場面において役に立つだろうと思ったからです。
きっかけはお盆休みに大学時代の先輩とご飯に行ったとき。
某大手メーカーでマーケティングをしているその先輩が、「パンテーンの14日間チャレンジは他者ながら凄いと思って見ていた」というお話をしてくれました。
当時、パンテーンは「世界一美しい花嫁になる14日間プロジェクト」という名前でパンテーンというシャンプーを売り出していました。
先輩曰く、おそらく女性が美しくありたいであろう瞬間を言葉にして潜在欲求を駆り立てたことと、今までなかったカテゴリーを作ることでシェアを取りにいったという意味でこのアイデアが素晴らしいとのこと。
当時高校生だった僕は(そしてその先輩も恐らく高校生だったはずなのですが。。。)なんとなく見ていたCMでしたが、先輩の言葉を聞いたのと、実際に自分も結婚するような年齢になって改めてあのCMのことを考えたら、確かによくできていると思いました。

上の例はコピーライトというよりも広義にマーケティングの話に近いかもしれません。
もっとコピーライトの力に注目するのなら、みうらじゅんさんの例があります。
彼はバスの来る感覚が以上に長いバス停を集めて時刻表を「地獄表」と名付けてみたり、貰ってうれしくないお土産を集めて「いやげ物」と名付けてみたり。
とにかくいろいろな価値のないものの集まりに名前を付けることで価値を与えています。
いまや僕たちにとって当たり前となった「ゆるキャラ」という言葉も名付け親はみうらじゅんさんです。
さきのパンテーンの例は潜在ニーズを書き立てるようなネーミングやコピーライトでしたが、みうらさんのそれは全く価値のなかったものに、名付けることにより価値をつけるということです。
全く価値のないものに名付けによって価値を生み出す。
特にソーシャルがここまで発達した社会では、これが出来る人はかなり重宝されると思うのです。

LINEの取締役の田端慎太郎さんは、あるカテゴリーが存在していて、そこにお金が発生するものを「市場」と呼んでいました。
ビジネスをするのであれば市場が大切ですが、周囲の話題(あるいは岡田斗司夫さんの言葉でいうところの評価)を集めようとするのなら、市場ではなくカテゴリー自体を生み出せる力が重要であるように思います。
面白いカテゴリーがあればそれが話題になり、話題になれば人が集まる。
そうやって人の中心にいられるひとが、ソーシャル上では非常につよい影響力を持ちます。
新しいものを見つけたり、積極的に情報を発信する人をインフルエンサーと呼びますが、カテゴリー自体を作ることの出来る人は、インフルエンサーとはまた違った注目の集め方ができると思うのです。
そんなわけで今僕がプログラミング、デザインのスキルに並んで欲しいのがコピーライティングのスキル。
地道に事例集めと理論を勉強していきたいです。



アイキャッチみうらじゅんさんの「ない仕事の作り方」

「ない仕事」の作り方

「ない仕事」の作り方