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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



スキルとしてのNPO

「とおるちゃん、NPOやらない?」
大学時代の気の合う友達に誘われて、春先から始めたNPOのお仕事。
内容は主に東京にある団体の関西支部を立ち上げるというもので、だんだんとメンバーも集まり形になってきました。
先日その友達と電話をしていて、NPOで活動する目的やパラレルキャリアという選択に関する話になりました。
電話でいろいろ雑談したあと、自分のモチベーションは何なのだろうと考えたのですが、僕にとっては、「社会人の仕事を勉強できる」ということが1番大きい理由なんだろうなと思いました。
18歳の時から塾のバイトを始めて、職場は変わったものの、今も塾の先生を続けています。
さすがに足掛け8年も身近に仕事を見てきたので、塾講師として必要なスキルやざっくりとした業務のフローは大体わかります。
反面で、それ以外の仕事を全く知らないので、名刺交換の仕方だったり、ビジネスメールの打ち方だったり、営業の仕方、あるいは部署を超えたコミュニケーションの仕方みたいなことを僕は全く知りませんでした。
そして何よりも、誰かと連携して仕事を進めていくときのスピード感みたいなものも僕には新鮮でした。

本来なら社会に出て1番初めに学ぶであろう様々なビジネス常識を全く持ち合わせていない僕(笑)
基本的にマナーや常識みたいなものは気にしない方なのですが、知った上でマナーを気にしないのと、知らずにマナーを踏み外すのではまるで意味が違います。
名刺交換の仕方やビジネスメールの打ち方、あるいは敬語くらいは知っておかなければ流石にまずいなあと、ここ最近思っていました。

NPOで活動していると、嫌でも対外的に接点を持つことがあります。
必然的にメールのやりとりや、名刺交換みたいなことをしなければなりません。
そうなると嫌でもそれらのことを学べる。
また、広報をする際にはプレスリリースを打ってみたり、フライヤーやチラシの違いを学べたりといった、告知のフローが学べます。
何より僕にとって大きいのは、他の人がどのようなスピード感で「業務」を処理していくのかを学べることでした。
企画書の書き方やスケジュール管理表の作り方は、やはりその人が所属する企業によって色があります。
そういったいろんな組織の人間の、いろんな部署の人間の仕事の進め方が、外の仕事をほとんどしらない僕にとっては新鮮です。

先日、行きつけの居酒屋の大将と話す中で、「社会を知らない先生が、子供たちにどうやって『いろいろな仕事』を教えるんだよ」という話になりました。
やっぱり塾で教えていても、他の仕事とは違うんだろうなあということは感じます。
BtoBの仕事とくらべればもちろんのこと、BtoCの仕事と比較してもかなり他とは違う職業なきがします。
それが学校の先生になればなおさらです。
僕らは立場上「先生」と呼ばれてしまうことに対して、もっと謙虚になっていなければいけないんだろうなと常々思います。
そして他の仕事を見ておくことの大切さ(それ以前に僕の場合は最低限のビジネスマナーを学ぶこと)が必要なのだというのを改めて感じました。

そんなわけで、NPOでいわゆる普通の仕事を学べるというのは僕にとって結構大きなことだったりします。
そして、それが僕にとって最大のモチベーションであるように思います。
スキルとしてビジネス英語を身につけるということもいいとは思いますが、意外にNPOみたいな組織で他の職種の人の仕事を学ぶというのも長期的に見たとき、大きな武器になる気がします。
「スキルとしてのNPO
そういった捉え方もアリなんじゃないでしょうか?


アイキャッチはうちの代表の著書

ゆめのはいたつにん

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