コミュ症克服クエスト〜相手の気を引く方法を、レベル別に表してみた〜
小学校・中学校時代に全く異性と話した経験なんかなく、気になる女の子ができたら話のきっかけに茶々を入れるというのは、モテないクラスタの人ならば誰もが一度は経験したことと思います(笑)
多分に漏れず僕もそれの経験者で、小学校・中学校くらいの時は、そもそも気になったところで話すきっかけが見つからず、なんとか気をひこうとちょっかいを出してしまうんですよね。
交尾の時期に威嚇しまくっている昆虫と同じレベルです。
異性に限らず、人にこちらを向いてもらうというのは、簡単なようで意外と難しいことだったりします。
得意な人は人を惹きつけるのがものすごく上手い。
僕は人の惹きつけ方には、いくつかのレベルがあると思っています。
それを順に登っていくしか上達しない。
ということで、僕が考える人に気を向けてもらうための方法をレベル別にまとめていきたいと思います。
レベル0 ちょっかいを加える
相手から反応をもらう手段としてもっとも簡単にできるのがこれ。
相手の空間に対して直接的に影響を及ぼす訳ですから、反応が返ってこないわけがありません。
そのため、小学生などが異性と話すために用いる最初の手段はこれになることが多いのです。
スカートめくりとか典型例。
で、当然ですがこのやり方では反応こそ返ってくるものの、それは十中八九「不快感」を示すものです。
相手が求めてもいないタイミングで一方的に絡んでくるわけなので当たり前ですよね(笑)
因みにこれ、学校生活とかでは物理的な茶々入れですが、これがネット空間になるとツイッターやフェイスブックになるといきなり誹謗中傷で絡んでくる人がここに該当します。
というわけで人の気を引く方法レベル0はこれ。
レベル1 オレって凄いやろアピール
実際にちょっかいを出すというアピール手法では、確かに話す機会は生まれるけれど、全く印象が良くならないということがわかった人が次に覚える、他者の気を引く手法がこちらです。
「こんなこともできるんだ」「これもしってる」みたいなオレって凄いやろアピールや、「実は○○ってこうなってるんだ」みたいな需要のない雑学。
レベル0の時が相手に対して直接的なちょっかいを加えたり誹謗中傷をすることで相手の気を強引に引くことであったのに対し、自慢話や雑学は自分のコンテンツで勝負しているという点で多少難易度が上がっています。
しかし、まだまだ「強引に」相手の興味を引くようなアプローチであることに変わりはありません。
「オレって凄いやろ?」も「ねえねえこれ知ってる?」も、相手に無理やり自分を押し込むタイプのコミュニケーションだからです。
この手のコミュニケーションは、自分が気持ちよくなるだけなので、長くやるとウザがられます。
一方的に相手の時間をとって、自分のアピールをするだけだからです。
この自分だけ楽しいカラオケ状態を経験すると、次のステージに進みます。
レベル2 世界一不幸な私アピール
人によっては一方的な自慢話を経由せずにこちらから始まる人もいるかもしれません。
「私ってこんなに不幸なんだ」「なんで私ばっかり」みたいな自らの境遇を嘆くタイプの気の引き方。
レベル2のコミュニケーションが深刻化したものが「死にたい」みたいな気を病んだようなセリフです。
レベル0.1の手法は相手に不快感を与えるものであるため、長くは続きません。
長くその方法で接していると、明確に相手から拒絶の意思が伝えられるのです。
それに対して、自分の不幸自慢に関しては直接的に相手に迷惑をかけているわけではありません。
だから、相手から拒絶されることはないのです。
この気の引き方の最大の問題点は、「相手に対して自分に興味を持つことを強要している点」にあります。
「私こんなに不幸で...」という話の切り出し方は、相手をその話に付き合わなければならないという強制力を浴びるのです。
極端な話、友達から「死にたい」って電話が掛かってきたとしたら、その話を聞かざるを得ないんですよね。
こんな風に、相手が自分の話に付き合うことを強制するタイプの気の引き方がレベル2です。
レベル3 聞き上手
さらにレベルが上がると、相手の話を聞くことによって相手の気を引くという手法を身につけます。
この段階に来て、初めて相手との良質なコミュニケーションをとることができるようになる。
レベル0〜レベル2までは、すべて自分視点なんですよね。
自分が気を引きたいから相手の時間を奪うという状況。
それがレベル3になると、相手を主役にする形で相手の気を引くというスタイルになります。
それまでの「構って欲しい」という気の引き方とは違って、あくまで相手が主役になっているので、このやり方では相手に負の印象を持たせません。
聞くことにより相手の気を引く。
自称優秀な押し売りセールスマンと本当 当に優秀な営業マンとの違いなんかも、ここにあります。
レベル4 エンターテイナー
最後の段階はエンターテイナーです。
聞き上手というのを基本スタンスにした上で、相手に喜んでもらうにはどうしたらいいか?
そういうことを考えながら相手とのコミュニケーションをとることができる。
これが、レベル4に該当する人です。
同じ相手を愉しませるでも、「オレ様の美技に酔いな」的な自分の技を見て楽しんでもらうというのではなく(これはレベル1の気の引き方)、あくまで相手を主役にした上で愉しませるという方法です。
だいたい学年の人気者や、この人についていきたいと思わせてくれるリーダーはこの手の気の引き方ができる。
聞き上手が相手のマイナスを吸収するホメオパシー的な関わり方だとしら、エンターテイナーは相手にプラスを与えるというようなイメージです。
レベル0〜レベル4をざっくりまとめてみたいと思います。
僕はコミュニケーションとはプラスの感情とマイナスの感情の増減で成り立つものだと考えています。
このプラスマイナスが増減するときに、相手の気を引くことができる。
その定義で上のレベルを作りました。
相手のマイナスを増やすのがレベル0
自分のプラスを増やすがレベル1
自分のマイナスを減らすのがレベル2
相手のマイナスを減らすのがレベル3
相手のプラスを増やすのがレベル4です
こう分類すると、あと1つ「相手のプラスを減らす」コミュニケーションというのがあります。
これを僕は「お説教型」と名付けてはいるのですが、このレベル分けにはうまく組み込めなかったので今回は除外しておきます。
お説教型は相手の気を引かないので(笑)
というわけで僕流のレベル別相手の気の引き方です。
皆さんはどこに属していますか?