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新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



今すぐ使える!ベテラン講師の授業のパクリ方

僕は今でこそ塾の先生でご飯を食べているわけですが、学生時代、先生を始めたばかりのころは、授業がヘタクソで、教室に入るときはいつも胃の痛みを感じるくらいの思いをしていました(今も授業がうまいかと言われれば、まだまだ改善の余地だらけですが…)

だから、何とか授業の形を保とうと、当時から今までカリスマ性のある授業を行う先生や噺家、講演会の登壇者などを分析してきました。
これまで、かなり意識的にいろいろな人の話し方や授業・講義の仕方を分析して、その都度メモを取ってきたのですが、やはり、授業(に限らず人前で話すこと)が上手な人にはいくつかの共通点があるように感じます。
ということで、相も変わらず「誰トク?」なエントリですが、僕が分析してきた、「カリスマ性」のある授業を作る先生たちのテクニックをまとめてみたいと思います。

ベテラン講師は授業の前に場を温める

ベテランの先生たちを見ていると、なんであの人はいつも子どもたちをあんなにも惹きつけるのだろう?と思わされる授業を行う方が多々います。
彼らに共通していることは、「授業前に場を温める」ということ。
いきなり内容に入らず、まずは子どもたちの話を聞いて、それをもとにコミュニケーションをとっておき、みんながある程度リラックスしたところで話しに入るんですよね。
だから、スタートの段階ですでに子どもたちが聞く体制になっている。
一方で新人さんほど授業開始と同時に空気を温めはじめる。
どうしても勉強の内容で空気を温めようとすると難易度が高くなってしまいます。
湿気た木で火起こしをする感じ。
そうではなくて、授業に入る前に自分で火種を持っていって先に火をつけておく。
そうすることで開始と同時にグッと子どもたちをひきつけられるわけです。
ベテランの先生は須らくこのポイントを押さえている。
むちゃくちゃ実用的なテクニックだなと思います(そして僕もすぐにパクリました 笑)

ベテラン講師は飛び道具を用意する

有名な語呂合わせや、王道の説明みたいなものがありますが、そういうのとは別にベテランの先生は自分だけの「飛び道具」を持っています。

ここでいう飛び道具とは、その先生ならではの絶対に外さない説明のネタのことです。
ベテランの先生は絶対にコレを複数持っていて、ここぞというタイミングで毎回の授業にはさんでくる。
素数を使ってひと笑い起こしたり、よく間違える単語を使った鉄板ネタをぶち込んだりする。
これは僕の考察ですが、グッと引き込む飛び道具を持っていると、授業に緩急が生まれます。
緩急があることで最後まで集中力が保つようになる。
これは天才肌の先生たちは自然とできていることなのですが、意図的に組み込むことで、うまく教室が回るようになります。

ベテラン講師は線で授業を組み立てる

これは、僕がアルバイトを始めたばかりのときに、当時の研修をしてくれた先生が教えてくれたことです。

「新人は次の授業の範囲で考えるが、それだと連続性がない。だから、全体に目を通し、前後の流れを考えて授業を作れ」
この数十倍言葉は汚かった(笑)ですが、言われたことは本当に的を射ていて、僕の今の授業の基盤になっています。

ベテラン講師は作った教案をバラバラに分解する

これは僕が大学を卒業して、今の塾で教えてもらったこと。

それまでは毎回やる内容を決めていて、そのタイムテーブルどおりに行うことを意識していました。
しかし、それでは「ライブ」授業の意味が無くなってしまう。
「子どもたちの反応をみて融通を利かすのがライブ授業の強みやろ」
そう言われていろいろな先生の授業を分析する中で気付いたのが、この「作った教案を分解する」という作り方です。
当然説明すべき内容は組み立てておきます。
しかし、それを初めから最後まで一本でつなげて置くのではなく、3分、5分10分くらいの尺でそれぞれ説明を分解して用意しておく。
これをその場にいる子どもたちの様子に合わせて(場合によっては順番を入れ替えて)授業を作っていく。
その日に絶対に教えなければならない内容を3つくらい押さえて、あとは教室の空気で内容を取捨選択する。
何を教えるかとともに、何を教えないかも考えられるようになると、ベテランっぽくみえるように思います。


ベテラン講師は子どもを主役に引き揚げる

「カリスマ講師」と呼ばれる先生は、みんな話がうまいように感じますが、実はその多くが、「教室の子どもたちを面白く見せるのが上手い」ということだと思うのです。
みんな、生徒を主人公にしている。
僕が学生時代、新しい先生の適正を見るときの指標の一つとして、その先生が自分を主役にして話すか、生徒を主役にして話すかという部分を見ていました。
自分の「想い」が強い先生ほど、会話の主役が自分になってしまうんですよね。
こういう場合、どこかのタイミングで生徒さんとの気持ちの乖離が生じてしまう。
一方で、徹底的に授業の主人公を「子ども」にできる人がいます。
この人たちは、長期的に信頼関係が積み上げることができ、圧倒的に子どもたちからの人気を獲得できる。
僕が参考にさせていただいているベテランの先生たちは例外なくこれを徹底しています。

ざっと上げただけでもこんな感じです。
しかも、システムとして真似できる部分ばかり。
こんなもの、同業者にとっては当たり前のことなので、あくまで「学生時代に意識していたこと」の備忘録くらいに思っていただければ幸いです。

 

最近お酒を飲むのをやめてしまったので、ブログの中でお酒を楽しみます(笑)

アイキャッチは大好きな日本酒「風の森」