新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



話上手の「作り方」

円滑なコミュニケーションは実は簡単で、僕はコミュニケーションとは相手に何かを押し付けることと自分が引き受けることのシーソーゲームであると思っています。

相手に引き受けてもらう自分の話の総量と、相手が話したい内容を引き受ける自分側の分量が等しければ、それは円滑なコミュニケーションになり、相手よりも自分の方が引き受ける分量が多ければ、その相手にとって自分は「話を聞いてくれる人」ということになります。

コミュニケーション能力について、しばしば「話すのが上手い人」という認識がされますが、実態は巧みに相手を話しの主役にできる人が「コミュニケーション能力の高い人」という評価を貰っているように思うのです。

 

話が上手い人が、相手よりもしっかりと話に耳を傾けることであるとしたら、コミュニケーション能力が低い人というのは、「自分の話ばかりをする人」ということになります。

僕はこの「自分の話ばかりする」には、相手に無理やり話を聞くことを共用させるタイプと、相手が話を聞かざるを得ない状態にさせてしまうタイプの2通りの種族がいると思っています。

僕はそれぞれマウンティングタイプ、メンヘラタイプと呼んでいます。

 

マウンティングタイプに関しては会話において相手を「負かそう」としがち。

誰かが話しているときに自分のエピソードをかぶせてきたり、相手を論破しようとしたりするタイプがここに該当します。

相手は話が面白いから「聞き手」を引き受けてくれているわけではなく、「聞かざるを得ない」から聞いてくれているというのが最大のポイントです。

マウンティングタイプの会話が生まれやすいのは、年齢的に差がある場合や、立場的な差がある場合。

聞き役と話し役の比率が歪んでいるだけでなく、会話のコンテンツ以外の部分で「聞かざるを得ない」状況を作っているため、会話をしていて聞き手には大きな負荷をかけています。

いつも会話をする人が後輩や若い人ばかりという人は注意が必要です。

 

もう一つのメンヘラタイプとは、自分は悲劇のヒロインであるというアピールをすることで周囲に無理やり聞き役を強いる人たちのこと。

通常、自分の話に興味を持ってもらうことはそんなに簡単ではありません。

しっかりと相手の興味の範囲で話題を考えなければ、自分の話に耳を傾けてもらうことは容易にはできません。

しかし、不幸アピールだけは別。

自分がいかにつらいかというアピールは容易に相手の関心を惹きつけることができます。

目の前で「自分はこんなにつらい境遇なんだ」という会話をされれば、周囲は聞かざるを得ないからです。