新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



新大学生が好待遇なバイトを探す5つの方法

この時期進路が決まった生徒さんが挨拶に来てくれることが多く、1年は早いものだなあと感慨深くなるのですが、そんな生徒さんからよく、「どんなバイトをしたらいいか?」ということを聞かれます。

 で、この前もそんな質問をされたのですが、その時にふと考えたら、僕は今まで「求人サイトに応募してバイトを探す」という経験をした事がなかったことに気がつきました。

というか、今もメインでお世話になっている塾の他にもう一つお仕事をさせてもらっていたり、ライターのお仕事をしたりNPOに関わったり、他にも諸々単発長期を問わなければ色々やっているのですが、いずれも自分から求人サイトで見つけてくるという過程を踏んだものではありません。

だから、僕にとって「バイト探し」をサイトで行うこと自体が極めて不自然なことだったりします。

そんな話をしたら、その生徒さんから逆にサイト以外でどうやって探すのと言われ、ここの認識ギャップが面白いと思ったので、僕が今学生でバイトを探すならという切り口でバイトの探し方を考えてみたいと思います。

 

求人サイトしか探す方法が無いは思い込み

まず、だいぜんていとして大前提として僕は「求人サイトによるバイト探し」は最終手段だと思っています。

これは決してネガティヴな意味で言っているのではなく、その前にもっと効率のいい探し方があるよねというお話です。

 

僕自身がこんな生き方をしているということもあり、周りには自分で会社を起こしたり、団体を立ち上げたりということをしている人が多いのですが、彼らの組織ではたいていバイトを雇っていて、待遇を聞く限りコンビニやチェーンの居酒屋よりもずっといいバイトであると思うものばかりです。

でも、彼らは当然求人サイトになんか募集は出していません(というか出す予算はない)。

だから僕はそもそも面白くて好待遇なバイトにたどり着きたいのなら、求人サイトとは違うアプローチをとるべきだと思っています。

 

僕がバイトを探すのならおそらく下のような順番でアプローチをかけると思います。

①向こうからオファーがある

②よく行くお店に頼む

③親類・知人に紹介してもらう

④自分の足で歩いて店前の求人募集を探す

⑤求人サイトを見る

求人サイトを見るのは①〜④で上手くいかなかった時。

多分この方が結果的に面白いバイトにたどり着ける気がします。

(もちろん「制服がかわいい」とか「その職業がやりたい」とかなら求人サイトが1番の近道です。)


フェーズ別アプローチの仕方(前編)

まず①の向こうからオファーがくるというものについて。

高校を卒業したばかりの人にそんなもの来るわけないと思うかもしれませんし、実際殆どの人にこのパターンはありません。

ただ、中にはよく行っていたカフェのマスターから誘われたりとか、習い事をしていた教室から誘われたりということがあります。

っというか、うちの塾もたまにありますし、僕が学生時代にバイトをしていた塾でもありました。

経営者側がこの子に働いて欲しいと思えば当たり前ですが声をかけますし、その場合はたいてい待遇がいい上に居心地もよくなります(何と言っても向こうから誘っているわけですから!)。

だからまず自分の周りに①が転がっていないかを探すのが先決です。

 

①がなければ次に行うのが②のよく行くお店に頼むというものです。

よく行く文房具屋さんや立ち寄るカフェみたいなところに頼むという手法です。

或いは通っていた習い事の教室から①のように向こうから声がかからなくても、こちらから頼んでみるとか。

人手が足りないタイミングで、関係が良好(こいつに頼めば大丈夫という信頼関係がある)ならば十中八九雇って貰えます。

これはコンビニなどでも同じ。

実際に僕の友達の何人かは、塾で毎日使っていたコンビニの店長と仲良くなっていて、大学で地元を離れるまでの間や、長期休暇の間だけ雇ってもらうみたいなことをしていました(笑)

これなんか、一般的に大変と思われるコンビニのバイトなのに好待遇で迎え入れられた例です。

 

フェーズ別アプローチの仕方(後編)

ここまでのやり方が自分の信頼を使ってバイトを探す方法なので非常に効果的な方法なのですが、一方で高校生の段階でそんな信頼を勝ち取っている人は稀です。

そんな場合に有効なのが③の親類・知人に紹介してもらうという方法です。

親類の仕事場や親類の知り合いの仕事場、或いは友人が働いているバイト先などに自分を紹介してもらえないか頼んでみる。

基本的に「コイツなら紹介してもいい」と思われていなければ紹介してもらえませんし、紹介された側も紹介者の信頼を担保にしているため、比較的好確率で好待遇なバイトにたどり着けます。

知り合いに仕事を紹介してもらうというのは当人が紹介者の信頼を勝ち得ていて、その信頼を元本に紹介者が信頼を得ている人に紹介してくれるわけなので、直接自分が求人側に信頼されている場合には及ばなくとも(時にはそれ以上にレバレッジがかかることもある)、それなりのバイトにたどり着ける可能性は高いわけです。

 

人づても見つからない場合は、今度は自分の足で探します。

自分が働きたいあたりを回って見て、いいなと気になるところがあったらそこを訪ねてみる(個人経営がオススメ)。

向こうが求人広告を出してくれているわけなので、欲しいと言っている人に「僕はどうですか」と営業をかけに行くイメージです。

優秀な営業マンだと同じ商品でも売り上げが全然ちがうのと同じように、清潔感のある服装で爽やかな印象、そして礼儀正しくハキハキ見えればかなりの確率でいい印象を持ってもらえるはず(そこは本人の心がけ)。

また、ここでいう「足で探す」とは、実際に歩くことには限りません。

ウェブで求人サイトを使わずに興味のあるものを探してみるというのもここに該当します。

求人サイトにはなっていないけれど、自分のウェブサイトに求人を出しているという会社にとって、自らたどり着いてくれた時点で、多少興味があるのではと思ってもらえるはず。

そこで上に書いた清潔感×爽やか×礼儀があればやはり好確率でいい待遇に出会えるように思います。

 

求人サイトで探すのもいいけれど

以上のように、バイト探しと一口に言ってもいろいろな方法があります。

少なくとも僕がパッと思いついただけでも(このエントリはある生徒さんと話していたときにパッと思いついて説明したものを書き起こしたものです)上の5パターンが出てきます。

もちろん求人サイトで探すのもいいと思いますが、その中からラクで楽しくて時給のいい仕事を見つけるのはなかなか難しいと思います。

・・・そもそも求人サイトに掲載している時点で、雇った瞬間に掲載料金分は働かせようと思うわけですし(笑)

僕はバイトを探す軸が「ラク」でも「時給」でもないので、正直こうした基準で選ぶのはよくわかりませんが、確かにラクな仕事も時給がいい仕事もたくさん存在します。

ただ、それにたどり着くには①〜④の方法でないとかなり難しいのではないかと思うのです。

バイトを探す新大学一年生の方の参考になったら幸いです。

 

アイキャッチは「愛されニート」という生き方が書いてある岡田斗司夫さんの「僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない」という本。

僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない 電子版

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