新・薄口コラム

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



Dr.STONEとノアズノーツの企画を担当編集がどう通したか妄想する

今週号のジャンプで新連載として始まったノアズノーツという作品。

昨日の夜、仕事終わりにジャンプを買ってきて読んで以降、ずっとこの作品のことばかり考えるくらいにハマっています(笑)

歴史(というか考古学?)をテーマにした作品なのですが、歴史嫌いのヒロインがとあるきっかけで考古学と出会って(巻き込まれて)、そこからの展開がむちゃくちゃ面白いです。

内容に関して話したいことは山ほどあるのですが、昨日発売の作品について書いてしまったらネタバレになるので、あくまで内容ではなく、周辺で気になったことについての感想を書きたいと思います。

 

 

 

Dr.STONEと同じ担当編集者では?

僕がこの作品を読んだとき、内容よりもまず、担当編集者が誰なんだろうということに興味が行きました。

ノアズノーツを読んだ時に最初の印象は、この漫画は少し従来のジャンプマンガとは毛色が違うのではというものでした。

それまでのジャンプ作品では「友情・努力・勝利」は描かれるのだと思うのですが、「実用性」は意図的に排されてきたというのが僕の持論。

(メタ的なメッセージ性みたいなものはこれまでもありましたが)現実的な説教臭さはなく、純粋にワクワクできるというのが僕のジャンプに対するこれまでの印象です。

しかしノアズノーツでは、明らかに歴史嫌いのヒロインが登場し、その女の子が「歴史なんて学ぶ意味があるの?」といい、学校の先生はそれに対して凡庸な解答しかできないところに主人公が現れ、歴史の面白さや重要性を伝える。

明確に「歴史って楽しいよね」というメッセージが感じられるのです。

これと同じ印象をDr.STONEというマンガを読んだ時に持ちました。

Dr.STONEは「科学って面白い」というのを子どもたちに強烈に伝える作品になっています。

僕はDr.STONEがジャンプに連載された時に、新しい編集が加わったのかななんて思ったのですが、この作品からもそういう印象を受けました。

 

担当編集がどうやってノアズノーツとDr.STONEの企画を通したかを邪推する

以下は僕の完全なる妄想です(笑)

僕がノアズノーツとDr.STONEを読んですぐにハマった最大の原因は狙って当てにきている感じがしたからです。

狙ってというのは語弊があるかもしれません。

作者がその分野(Dr.STONEなら科学、ノアズノーツなら考古学)に興味があるのは当然ですが、それをウケるようにエンタメに昇華したという方が僕の印象に近い表現です。

で、そんな風にややもすれは説教臭くなりそうなテーマを子どもにウケるコンテンツに仕上げた裏には同じ担当編集がいるのではないかというのが僕の仮説です。

①エンタメに勉強の楽しさを織り込んだマンガがあればジャンプでヒットするのではないかという仮説を持った編集者(おそらく新しく配属になった人?)がいて、②元々科学や考古学というお堅い分野を書きたいマンガ家がいて、その人の企画を通して自分の仮説を実現するために③編集会議でロジック構築してねじ込んだ。

僕はそんな背景があったのではないかなあと思っていたりします(笑)

で、仮にそんなスーパー編集Aがいたとして、どんなロジックでこの企画を通したのかなということを、僕が勝手に予想(というか妄想)してみました。

 

ノアズノーツとDr.STONEを連載に持っていくにはどうしたらいいか会議(笑)

科学や考古学をはじめとする「役に立つ」或いは「勉強になる」テーマを選ぶというのは、ゼロ年代中頃位からの青年マンガの系譜だというのが僕の持論。

きっかけは『神の雫』あたりで、その辺から読むとちょっと得した感じになる業界知識が載っているマンガが増えたように思います。

(山田玲司先生の『アリエネ』は、実際にその手法を参考に美術ネタをふんだんに盛り込んで欲しいと言われたのだとか。)

僕は、上司にDr.STONEやノアズノーツの企画を通す時、こうした青年マンガでの成功メソッドを説明したのではないかと考えています。

しかし、これだけでは説得力がありません。

これだけでは「ジャンプ」で載せる理由にならないからです。

青年マンガでちょっとためになるマンガが流行っているというのなら、青年マンガでやればいい話ですし、そもそも子どもたちが説教臭いマンガを受け付けないだろうという意見に反論できません。

 

次に考えられるのは「ジャンプでなければならない」理由です。

僕はここに関して、マーケティング的な視点で説得したのではないかと思っています。

ジャンプの最大の強みは小学生〜高校生くらいがターゲットになっていること。

ここに対して「ちょっと役に立つ」マンガを打ち出した作品はこれまでなかったように思います。

単なる雑学や小難しい知識では子どもたちにはもちろんウケないけれど、身近なもの(=勉強)をおもしろおかしく扱ったら興味を引ける。

そんな主張をしたのかなと思います。

 

他にも今の出版不況を指摘して、いかに単行本が出た時に買ってもらえる作品にするかが重要。

手元に置いてもらうには読み返す価値のある内容にしなけらばならず、そのためには役に立つ情報が入っている必要があるみたいな主張や、子供が科学や歴史に関心を持つという評判になれば保護者の財布の紐も緩むだろうみたいな主張もあったのかなと思ったり思わなかったり。

 

 

そんな風に考え出すとアレコレ止まらなくなってしまう程度にこの2作品にはハマっています。

僕は性格上、今までと違うものを見たら、つい内容そのものよりも「なんでそんなものが生まれたのか」に興味がいっまうので、こんなよく分からない「妄想」をしてしまいましたが、そんな邪推を抜きにして、Dr.STONEもノアズノーツも純粋に面白い作品です。

(ノアズノーツは始まったばかりですが、絶対に面白くなるはずと思っています)

今後の展開が楽しみな作品ですので、興味がある方は是非読んで見て下さい!

 

※あくまで自分のブログで好き勝手妄想するのが今回のエントリのテーマなので、無粋なツッコミはご遠慮下さい。

(的外れなことは承知しています 笑)

 

 

アイキャッチDr.STONEの第1巻