新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



新卒に即戦力を求めるなら、一次試験はみんな「タイトルをつける」にしたらいいと思う

4月になってFacebookに流れてくる投稿が、急に就活らしさを帯びてきました。

就活のシーズンになると一度は耳にする「即戦力」ということば。
僕が就活をしていたときは菊池良さんが「即戦力な男」としてWEBページ(世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ)で自らを売り出すという大変トリッキー(笑)なことをしていたこともあり、取り分け「即戦力」ということばが目に入ってきます。
(因みに無事内定がでた菊池さんは現在株式会社LIGで常識のナナメ上を走る記事を書いています菊池良の記事 | LIG INC.)
 
さて、話が菊池さんに逸れましたが、僕はこの「即戦力」という基準について持論があります。
大変曖昧な「即戦力」ということば。
学生時代の自分には何のことかわからなかったのですが、今は自分なりの定義を持っています。
それは、マーケティング感覚をもっているかどうかということ。
自分の行動や能力、或いは具体的な商品が、どういう層に求められるのか。
または相手に刺さるためには、どういった切り口でPRするのが効果的だろうか。
こういった事が天然で分かっているのが、いわゆる「即戦力」という人材だと思うのです。
で、そんな天然物のマーケティング感覚を有した人材を見つけるための、キラークエスチョンを思いついたので、今日はこんなエントリにしてみました。
 
タイトルにも書いたように、僕は即戦力=マーケティング感覚を直感的に分かっている人材を確保したければ、タイトルをつけさせる試験をしたらいいと思っています。
別に記事でも製品でもなんでも構いません。
5人くらいの集団面接で、パッと課題を渡してタイトルをつけてもらう。
そのタイトルでマーケティング感覚がどの程度あるかを見極めればいいと思うのです。
学生時代にフリーペーパー作りの企画に(ちょっとだけ)関わったのと、NPOの方のお手伝いで小学生の新聞作りに関わったことでタイトル付けには、その人の天性の「何か」が現れるなあと思いました。
タイトルをつける時、だいたいその付け方は以下の4パターンに分かれます。
①無難型
②自己陶酔
大喜利
④マーケティング型
一つ目は無難型は、内容そのままで、ひねりをつけないタイトルを考えるタイプの人です。
読書感想文で「○○を読んで」とつけるタイプ。
次の自己陶酔型とは、自分がいいと思う、或いはこんなタイトルだとかっこいいのではと思うタイトルをつけるタイプです。
ほとんどの人がこのいずれかに該当するように思います。
3つめの大喜利型は、奇を衒ったタイトルを好んで付ける人。
そして最後のマーケティング型が、それを欲している人に刺さるタイトルや、見せ方が直感的に分かる人。
タイトルの付け方をみれば、おおよそのその人のタイプが分かります。
 
学生たちは大概「即戦力」と聞くと、TOEICで高得点とか、留学経験とかリーダーシップを浮かべがち。
実際のところはこういう「経験」を積んでいる人ほど、案外上の4分類でいくと①か②に該当していることが多いんですよね(僕の個人的な感想です)
繰り返しになりますが、僕は就活の場で言われる「即戦力」っていう言葉は、マーケティング感覚に近い意味だと認識しています。
このマーケティング感覚はエントリーシートを見れば大体わかりますが、入念に準備ができるものより、その場で考えてもらった方が、より高い制度でマーケティング感覚の有無は見分けられるように思います。
そのための最良の手段が、タイトル付けなんじゃないかと。
Facebookに流れてきた就活に関する投稿を読んで、ふとそんなことを考えたわけです。
 
アイキャッチは僕が就活関係の情報でいつもチェックしているブログ、『楽しく、気持ち良く、適当に。』の著者みつしろさんの著書。

 

 

 

就活ゲーム(完全版)

就活ゲーム(完全版)