習慣の分類と習慣化したいことを習慣にする方法(前編)
先日webサービスの質問箱を開いたら、習慣化するための方法みたいな質問を頂いていました。
初めは質問箱で答えようと思ったのですが、考えるうちに文面が長くなってしまったので、ブログで改めて書くことにします。
まず、質問箱で頂いた質問は以下の通りです。
「毎日、習慣で取り組んでいることはありますか?また、習慣化するために意識していることはありますか?」
この質問に対して、僕は以下のように答えました。
この仕事を初めてから、毎日一本入試問題を解いて教案を書くというのを続けています。
この習慣に関しては「せめてこの程度はしなければ」という不安からくるものなので、習慣にするために意識していることはあまりありません。
僕が習慣でやっていることはいくつかあるのですが、いずれも僕の行動欲求は必要に駆られて、とか不安な気持ちを和らげるためにみたいな物なので、この回答も含め、おそらく質問者さんの希望した「答え」ではないのではないかと思いました。
ぱっと見の振る舞いが飄々としているので、多分もっと「ずる賢い」とか「使える」答えを期待したのではないかなと…笑
ということで、改めて「習慣化」について考えてみました。
習慣の4分類
毎日マラソンを続けるのも習慣ですが、空き時間にスマホを開いてゲームをするのも習慣です。
或いは決まった日の仕事終わりに行きつけのお店に顔を出すのも、手持ち無沙汰な時にタバコに火をつけるのだってそう。
そもそもひとくちに「習慣」といってもさまざまな物があります。
これらを同じものとして習慣について考えても上手く行きそうにないので、まずはこれらの習慣を分類してみたいと思います。
身近な習慣を挙げていったとき、僕は習慣とは「やりたい/やってしまう軸」と、「ポジティブ/ネガティヴ軸」で4つに分類できるように思いました。
いわゆる習慣化したいという人が言っている「習慣」とは、おそらく第一象限にある「やりたい/ポジティブ」なことであるように思います。
反対に「ある習慣をやめたい」と言った文脈で使われる場合の「習慣」は、第三象限の「やってしまう/ネガティヴ」が多い。
また、さまざまなものを習慣化できていると思っている人が人に「習慣化することが大事」という時に使う「習慣」の多くは、その人にとって第四象限である場合がほとんどです。
たまたま、文章を書く特性が物凄くあって、書かずにはいられないような人が、「私は頑張ってブログの更新やtwitterのつぶやきを習慣にしました。」みたいにおっている場合がそう(笑)
あれは、その人のやり方がうまかったから(第四象限的な)習慣にすることができたのではなく、たまたまその人にとって「書くこと」が第四象限に属していたというだけの話なんですよね。
因果関係が逆だから、そのやり方には再現性がない。
「習慣化したい」という人の求める習慣化の方法というのは、第一象限的な習慣のことだと思うのです。
ということで、後編では第一象限的な、つまり意識して習慣にしたい物事について習慣化する方法について考えていきたいと思います。
(本当は全部書くつもりだったのですが、そろそろ仕事に戻らないとやばい…笑)
アイキャッチは習慣化のヒントが載っているこの本。
「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ
- 作者: 玉樹真一郎
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