新・薄口コラム(@Nuts_aki)

こっちが本物(笑)アメブロでやっている薄口コラムから本格移行します。



学生時代の答え合わせ

あけましておめでとうございます。

晦日にまたひとつ歳を重ねて、ひとつ人生の節目を迎えました。

短期ビジョンをもって、具体的な数値を掲げてそれに向かって頑張るみたいなことは僕の主義に反しますのでしませんが、今後ともよろしくお願いします。

 

さて、ひとつの節目を迎えたということで、今回はざっと学生時代に決めた自分の選択と未来予想の「答え合わせ」をしてみたいと思います。

記者になりたくて就活に挑み、うまくいかなかったために当時持っていた内定を蹴って就活浪人を選んだのが22歳の時。

結局翌年も希望の仕事に就けず、当時の縁で塾業界に入るわけですが、結局はその選択が自分にとって最良のものになった気がしています。

 

初めは2教室を掛け持ちしつつも、当然任せていただけるコマ数など微々たるもので、本当にギリギリ他のバイト無しで生活できる程度でした。

(3lくらいの安い焼酎を買ってきて、細かくグラム測ってちびちび飲むのがやっとくらい 笑)

そんな生活ということもあり時間だけは有り余っていたために、ブログを書き続けいた23,24歳。

幸い国語のネタが受け入れられたようで、ブログのPVが5万/月くらいになるようになります。

因みに時間が有り余っているという理由から、先輩に誘われたマルチ商法の団体に入れられ、1年くらいそこでフィールドワークをしていました(一年でポン酢1本しか買わなくて追い出された)

 

ちょうどその頃、知人が事務局長を務めるNPOの関西支部を立ち上げるというお話が出てきて、僕はその立ち上げに関わることになりました。

結果的に力及ばず数年でそこを去ることには鳴ったのですが、そこで担当させてもらった人事と広報のスキルは今でも役に立っています。

また、このタイミングくらいで、上とは別のNPOの知人から中学校の講習のお手伝いや夏休みの親子クッキング等のイベントのお手伝いのお話を頂き、よくわからない形で「公」の教育にも触れるようになりました。

 

社会に出て3年目くらいからは、ありがたいことに塾の仕事がたくさん入るようになって、それだけでまあ生活できるようになります。

積極的に飲みに出かけ始めたのはこのくらいの時期から。

行きつけになったお店で同業の友人と出会い、以上に息があったのがきっかけで、そこからたまに広報や教材開発でお手伝いさせてもらうような仲になりました。

ちょうどそのくらいのタイミングで、ずっと書き続けていたブログが某編集者の目にとまり、ウェブメディアからの記事の執筆依頼をいただきます。

結局1年間の契約で終えてしまったのですが、図らずも社会に出て3年目くらいのタイミングで、「ライターになりたい」という自分の夢は成就しました。

 

そこから2年ほど、ある程度実績や経験を積んだタイミングで、僕が今務める2件目の教室から仕事の話を頂きました。

これは親子クッキングのお手伝いをしたNPOさんからのご縁。

そんなわけで国語科主任というお仕事を引き受けました。

そこからは個人事業主に切り替え、税金などの勉強を。

知人の教室の研修やちょっとした縁でイベントの司会などをするようになったのもこの辺から。

この辺から初めて社会人が楽しいと思えるようになってきました。

 

ここから数年はこれまでにできた縁から記事の執筆や広報や授業のお話を頂きつつ、仕事に打ち込む数年。

そしてこの1,2年ではプログラミングの教材開発や全国向けの入試教材の開発、オンライン授業に、クラウドファンディングの広報戦略作り、書籍の出版に関わったり、ウェブマガジンの連載の話を頂いたりということをさせてもらいました。

 

というのが、僕の大学卒業から今までの足跡だったりするわけですが、振り返ってみて、まあおもろい経験をたくさんさせていただけたなあというのが率直な感想です。

こうしてみると、そこそこ色々やってきたとは思うのですが、そもそも僕は学生時代のバイトから含めて、いわゆる就活的な自分で働き口を探しに行くということをした事がありません。

全て知人の紹介が、声をかけてもらえたことに乗っかっただけ(笑)

多分自分の夢とかやりがいを追いかけて自ら行動していたら、何一つとして得られていなかったことだと思います。

ある意味22歳の時に夢が折られて、やれること(塾の先生)に徹してきたことがよかったなと。

振り返ってみると、できることをただ愚直に努力した結果、やりたいことが後から付いてくるというここまでの道のりでした。

やりたいことを声高に叫んで夢を叶えて行くという少年ジャンプの主人公みたいな生き方もかっこいいけれど、振り返って改めて、僕にはそういう生き方は無理だなあと。

そういうかっこいいことはできないけれど、周囲に与えてもらった期待に、せ」て裏切らないように、できればほんの少し期待を上回ることができるように。

そんなことを考え続けるという方向の先にも、案外やりたいことへの道があるというのは振り返ってしみじみ思うことだったりします。

 

もちろん、フリーで生きて行くと決めるにあたって、収入口を5つ作るとか、不労所得を作るだとか、資産形成の仕方とか、年収のコントロールの仕方とか、お金に関する計算はかなり緻密に立てて、それは概ね思った通りに動いています。

ただ、こうした機会に振り返ってみて面白いのは、多分こうなると左脳で立てた計算よりも、上に書いたような、できることをした結果やりたいことに近づいたという部分だったりします。

ようやく自分の戦い方が分かってきたので、ここからはきちんとらしさを意識しつつ、自分にしかできない立ち回りが追求できたらなあと。

ひとつ年齢的な節目を迎えて、そんな風に思っていたりします。

今後とも迷惑をかけるかと思いますが、みなさんどうぞよろしくお願いします。

 

アイキャッチは好きな漫画