薄口コラム

京都市在住の塾講師。中学受験塾の国語科主任をしていたり、25年以上続く老舗塾で指導&広報をしていたりします。このブログでは教材研究で集めた情報をベースに国語に関する発信をしています。質問等はYouTubeのラジオにぜひ!


薄口コラムの歩き方

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元々は学生時代に始めたこのブログ(途中でアメブロから引っ越し)ですが、記事が雑多になってきてしまったため、今後は以下の媒体ごとに発信内容を分けてお届けすることにしました。 

以下に代表的なシリーズを載せてあります。
今後とも「薄口コラム」を訪れていただけたら幸いです。 

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文法演習プログラムシリーズ(トレプロ)

英単語(ターゲット・シス単・LEAP)や国文法などをゲーム感覚で何度も反復練習できるWEBテストツールです。

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関西私大(立命館・龍谷・関大など)の過去問現代語訳・記述対策・文学史まとめを網羅しています。

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中学受験note

中学入試・中学入試国語全問解説

難関中学入試の国語過去問を、わかりやすく丁寧に解説しています。

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非受験学年向け日々トレ国語ドリル

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中学入試国語過去問全問解説

毎年過去問添削用に僕は採点ポイントをまとめたものを作っているのですが、せっかくなら検索しやすいように整理できたらと思い、WEBにアップすることにしました。

 

ア行

青山学院中等部

2025年

2025年青山学院中等部入試

2024年

2024年青山学院中等部入試

2023年

2023年青山学院中等部入試

サ行

城北中学校

2024年

【#7】中学入試国語全問解説

女子学院中学校

2025年

2025年 女子学院中 国語全問解説

タ行

高槻中学校

2026年

2026年高槻中学校A日程入試

2025年

2025年高槻中学校A日程入試【中学入試国語全問解説#25】

2023年

2023年高槻中学校A日程

2023年高槻中学校B日程

帝塚山中学校

2024年

2024年帝塚山中学校2次A入試

同志社中学校

2025年

2025年同志社中学校

2024年

中学入試国語全問解説(2024年同志社中学校)

2022年

2022年同志社中学校入試

同志社女子中学校

2025年

2025年同志社女子中学校一般入試前期

ハ行

東山中学校

2024年

中学入試国語全問解説(2024年東山中学校)

雙葉中学校

2025年

中学入試国語全問解説(2025年雙葉中学校)

ラ行

洛星中学校

2022年

中学入試国語全問解説(2022年洛星中学校前期入試)

立命館中学校

2025年

2025年立命館中学校前期入試

2024年

中学入試国語全問解説(2024年立命館中学校前期入試)

2023年

2023年立命館中学校前期入試

2022年

2022年立命館中学校前期入試

立命館守山中学校

2024年

中学入試国語全問解説(2024年立命館守山中学校A1入試)

2024年立命館守山中学校A2入試

2023年

2023年立命館守山中学校A2日程入試

立命館宇治中学校

2021年

2021年立命館宇治中学校A日程入試

 

【京産文学史対策①】2026年京都産業大学公募推薦11月24日文学史完全解説(補足説明つき)

京都産業大学の公募推薦入試で出題されることの多い現代文の文学史。
基本的に京都産業大学の入試では、公募推薦入試で現代文学史が問われ(出題されない日程もアリ)、一般入試では古典の文学史が問われるため、この分野を「捨て問」としてスルーする受験生も少なくないような気がします。
実際に大学が発表する毎年の講評を読んでいると、文学史の問題の正答率は高くても5割前後がほとんどで、受験生にとって文学史の優先順位が高くないことがうかがえます。
一方で難易度を見てみると、そのほとんどが基本的な文学史の知識を問うもので、この学校の倍率の高さを考えると、数点の差が合格を左右するといえるでしょう。
そうした中で文学史で加点できる(学校の説明によると文学史の配点は3点)ことは、京都産業大学の公募推薦を考えるにあたって大きな武器になり得ます。
ということで今回は2026年の京産大の公募推薦の文学史の解説を作成しました。
この解説では、単なる正解の提示だけでなく、京産大を受けるにあたって押さえておきたいポイントも解説することで、文学史の理解が深まることを意識しました。
少しでも文学史の勉強の助けになれば幸いです。

問題

本文の筆者の父は明治の文豪、幸田露伴である。露伴の代表作品として適切なものを一つ選び、マークせよ。
1『夢十夜』  2『たけくらべ』  3『舞姫』  4『浮雲』  5『五重塔』

〈解説〉

『五重塔』は幸田露伴の代表作なので確実に正解したい。他の選択肢もそれぞれの作家の代表作なのでこの問題は間違えたくない。

〈各作品の解説〉

『夢十夜』

「こんな夢を見た」という有名な書き出しから始まる、夏目漱石の短編集。10の不思議な夢の世界を描いている。
漱石に関しては『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『草枕』、前期三部作とよばれる『三四郎』『それから』『門』、後期三部作とよばれる『彼岸過迄』『行人』『こころ』、そして未完の遺作となった『明暗』を覚えておきたい。

『たけくらべ』

樋口一葉の小説。明治の吉原遊廓の周辺を舞台に、複雑な家庭環境のなかで成長していく少女心の揺れ動きを描く。
樋口一葉に関しては『竹くらべ』とあわせて『にごりえ』も覚えておく。

『舞姫』

ドイツへ留学したエリート官僚の太田豊太郎と、貧しい踊り子エリスとの悲恋を描いた森鴎外の小説。国家への義務や自身の出世と、個人としての愛の間で激しく葛藤する青年の姿が自伝的要素を交えて描かれる。
森鴎外の作品としては、『舞姫』『うたかたの記』『雁』『阿部一族』『高瀬舟』を覚えておく。

『浮雲』

二葉亭四迷の小説で、言文一致体で書かれた、日本初の小説。近代化が進む明治社会を舞台に、生真面目な青年・文三の姿を描く。
二葉亭四迷の作品の中では、『浮雲』と『平凡』を押さえておく。

『五重塔』

幸田露伴の小説で、不器用な大工の十兵衛が、周囲の嘲笑や名職人である源太との葛藤を乗り越え、五重塔建立に励む物語。
幸田露伴は『五重塔』を覚えておけばいいが、関連知識として尾崎紅葉と共に「紅露時代」と呼ばれるほどに明治文壇の頂点にいたことを覚えておきたい。

26年2月3日立命館大学文学史徹底解説 | 立命館文学史過去問解説⑬

立命館大学の国語では、文学史から毎年のように出題が見られます。
とくに詩集・作家と作品の対応、年代を把握したうえで解く問題は頻出分野のひとつです。

26年度2月3日入試では、作家と作品を合致させる問題でした。

いずれも戦争に関わる作品であったため、一見すると複雑そうにも見えるが、今回は大岡昇平の代表作が含まれていたので、立命館大学を目指す受験生は確実に正解したい。

この解説では、単なる問題の説明ではなく、解説を通して文学史の理解が深まるように心がけています。

立命館大学を志望する人がいたら、ぜひご活用ください。

入試問題 2026年(2月3日入試)

大岡昇平の作品を、次のなかから一つ選び、その番号をマークせよ。
1 麦と兵隊  2 蟹工船  3 真空地帯  4 生きてゐる兵隊  5 俘虜記  6 夏の花

解説

大岡昇平(1909-1988年)は第二次戦後派を代表する作家で、自身の従軍体験をもとに、書いた『俘虜記』や『野火』、記録文学の傑作『レイテ戦記』を覚えておきたい。

したがって正解は⑤になる。

各作品の簡単な解説

麦と兵隊

火野葦平の小説(火野は従軍記録と述べている)。『土と兵隊』『花と兵隊』とあわせ「兵隊3部作」と言われる。

蟹工船

小林多喜二の作品で、日本のプロレタリア文学の最高傑作とされる。極寒のオホーツク海で奴隷のように酷使される蟹工船での労働者の姿を描く。

真空地帯

第一次戦後派の野間宏の小説。戦時中の日本陸軍の内部の姿を批判的に描く。

生きてゐる兵隊

日中戦争における南京攻略戦を舞台に、極限状態の戦場で人間性を失っていく兵士たちの姿や、中国の民間人に対する殺傷などの残虐な現実を描いた石川達三の小説。

本人は前書きで創作を含めたと述べているが、史実に忠実な部分も多く、当時、掲載誌が発売禁止処分となった。

俘虜記

フィリピンでの自身の捕虜体験をベースに書かれた大岡昇平の小説。

ミンドロ島で孤立し、マラリアに冒されながら彷徨った末に米軍の捕虜となった主人公を描く。

夏の花

原民喜が広島で被爆した体験をもとに書かれた作品。

疎開先の広島で妻の百箇日を迎えていた主人公が、8月6日の朝、突如落とされた原子爆弾に遭遇する。

当時の様子をリアルに描かれた小説。

立命館大学15年分の過去問データで苦手な現代文学史を克服

もし立命館大学の文学史の勉強をしたいという人がいましたら、立命館大学の文学史の問題をまとめたこちらの記事もぜひ!

【立命館大学 国語】現代文学史過去問・対策の完全ガイド(2016年〜2025年)

26年2月4日立命館大学文学史徹底解説 | 立命館文学史過去問解説⑫

立命館大学の国語では、文学史から毎年のように出題が見られます。
とくに詩集・作家と作品の対応、年代を把握したうえで解く問題は頻出分野のひとつです。

26年度2月1日入試では、作品と作家の対応を押さえた上で、本文に出てきた作品と同時代の選択肢を選ぶという問題が出題されました。

それぞれの作家と時代関係を押さえている必要があり、やや難しかったかもしれません。また、戦争に関係する作品が選択肢にあり、発表された年代(1948年)というところで引っかかった受験生もいたことでしょう。

この解説では、単なる問題の説明ではなく、解説を通して文学史の理解が深まるように心がけています。

立命館大学を志望する人がいたら、ぜひご活用ください。

入試問題 2026年(2月1日入試)

原民喜「翳」(一九四八年)と同年に発表された小説を、次のなかから一つ選び、その番号をマークせよ。
1 みだれ髪  2 人間失格  3 火垂るの墓  4 舞姫  5 春と修羅  6 ヒロシマ・ノート

解説

まずはそれぞれの作品とその作者を対応させる。選択肢の作品の著者はそれぞれ以下のとおりである。

『みだれ髪』与謝野晶子

『人間失格』太宰治

『火垂るの墓』野坂昭如

『舞姫』森鴎外

『春と修羅』宮沢賢治

『ヒロシマ・ノート』大江健三郎

次にそれぞれの著者の活躍した時代を大まかに整理する。

森鴎外は夏目漱石とともに明治中期から大正期に活躍した作家でこれらの作家の中では時代としては一番古い時期にあたる。

次に明治後期から昭和初期に活躍した与謝野晶子が来る。彼女は浪漫主義の歌人として知られる。

続いて、大正期を中心に活動し、詩集『春と修羅』を1924年に刊行した宮沢賢治がくる。

その後に続くのが昭和初期から中期に活躍した太宰治である。戦前・戦後をはさむため、今回はこれが正解(②)

野坂昭如と大江健三郎は戦後に活躍した作家である。

時代順に整理すると以下のようになる。

各作品の簡単な解説

みだれ髪

与謝野晶子の第一歌集。雑誌『明星』を中心に展開された浪漫主義文学の最高峰といわれる。

人間失格

太宰治の晩年の作品で、坂口安吾らと共に無頼派と呼ばれる彼の自伝的要素が強い。過剰な自意識から「恥の多い生涯」を歩み、破滅していく知識人の内面を告白体で描く。

火垂るの墓

野坂昭如の直木賞受賞作で著者の過酷な戦争体験がベースになっている戦後文学。後に高畑勲によりジブリから映画化もされている。

舞姫

森鴎外の初期の小説。自身のドイツ留学体験を基づいて書かれた初期浪漫主義の傑作といわれる。

春と修羅

宮沢賢治が文壇から孤立しながら刊行した詩集。自身はその詩を「心象スケッチ」と呼び、口語で書かれている。

ヒロシマ・ノート

著者が1963年から何度も広島を訪れて取材して書き上げたノンフィクション・ルポルタージュ。

立命館大学15年分の過去問データで苦手な現代文学史を克服

もし立命館大学の文学史の勉強をしたいという人がいましたら、立命館大学の文学史の問題をまとめたこちらの記事もぜひ!

【立命館大学 国語】現代文学史過去問・対策の完全ガイド(2016年〜2025年)

2026年龍谷大学中期日程・後期日程古文 文学史全問解説

2026年度の中期日程、後期日程の文学史の問題を全問解説をしました。

ただ正解を書くだけでなく、他の選択肢の作品の説明やジャンルごとのポイントをまとめることで、読むだけで文学史の勉強になることを意識しました。

受験生の方はぜひご活用ください。

龍谷大学の文学史の問題について、10年分以上解説しています。

ぜひこちらも文学史の勉強にご活用ください。

【2026年最新版】龍谷大学 古文対策まとめ|現代語訳・文学史・過去問解説一覧 - 薄口コラム

中期日程2月14日

『建礼門院右京大夫集』は鎌倉時代に成立した作品ですが、成立した時代の異なる作品を一つ選びなさい。
①『新古今和歌集』  ②『後撰和歌集』  ③『宇治拾遺物語』  ④『発心集』

〈解説〉

少し迷うかもしれないが、『後撰和歌集』が八代集であることに注目する。八代集の中で鎌倉時代に成立したものは『新古今和歌集』のみである。したがって、②が正解となる。

〈ポイント〉

『新古今和歌集』『後撰和歌集』
八代集に含まれる作品。八代集とは、平安時代初期から鎌倉時代初期にかけて編纂された、8つの勅撰和歌集の総称のことで、それぞれ順番に『古今和歌集』『後撰和歌集』『拾遺和歌集』『後拾遺和歌集』『金葉和歌集』『詞花和歌集』『千載和歌集』『新古今和歌集』が含まれている。醍醐天皇から後鳥羽上皇までの8代の勅命で編纂された和歌集で、特に、『古今和歌集』は紀貫之、『新古今和歌集』は藤原定家がそれぞれ代表撰者を務めた。

『宇治拾遺物語』
鎌倉時代に成立した説話集。
『発心集』
鎌倉時代に成立した、鴨長明による仏教説話集。説話集に関しては、『宇治拾遺物語』と『発心集』に加え、『日本霊異記』『十訓抄』『沙石集』『今昔物語集』『古今著聞集』あたりも覚えておきたい。

中期日程2月15日

『大鏡』は、藤原道長の事績を多く記した歴史物語です。同様の歴史物語として、最も適当なものを一つ選びなさい。
①『狭衣物語』  ②『沙石集』  ③『明月記』  ④『栄花物語』

〈解説〉

歴史物語とジャンルが指定されている瞬間に、『栄花物語』と「四鏡」(『大鏡』『今鏡』『水鏡』『増鏡』)を思い出したい。今回はそれに該当する➃『栄花物語』が正解。

〈ポイント〉

『狭衣物語』
平安時代に成立した物語で、『源氏物語』の影響を強く受けた作品と言われる。主人公の狭衣が従妹源氏の宮に恋をする話。

『沙石集』
鎌倉時代後期に成立した仏教説話。無住によって書かれたとされる。

『明月記』
藤原定家の日記。56年にも及ぶ内容が記される。

『栄花物語』
平安時代に成立した歴史物語の一作。藤原家の栄華を好意的な視点で描く。

後期日程3月10日

『海道記』は、鎌倉時代に成立した紀行文です。これと同じジャンルの作品として、最も適当なものを一つ選びなさい。
①『古来風体抄』  ②『曽我物語』  ③『奥の細道』  ④『折たく柴の記』

〈内容〉

紀行文とは旅をしながら書かれた日記である。「旅」というキーワードをもとに、正解である『奥の細道』を導きたい。

〈ポイント〉

『古来風体抄』
鎌倉時代初期に成立した、藤原俊成によって書かれた歌論書。「幽玄」という考え方が論じられる。

『曽我物語』
鎌倉初期に書かれた群着物作品。曽我兄弟による父の敵討ちが中心に書かれている。

『奥の細道』
江戸時代に松尾芭蕉により成立した作品。

『折たく柴の記』
江戸時代中期に新井白石によって成立された自伝。

 

終わりに

龍谷大学の古典文学史は、「時代識別」「ジャンル(説話・軍記・歌物語など)」「特徴(継子いじめなど)」のパターンを押さえることで確実に満点が狙えます!

さらに過去問の演習を重ねたい方は、以下のまとめページから10年分の解説もチェックしてみてください。

【2026年最新版】龍谷大学 古文対策まとめ|現代語訳・文学史・過去問解説一覧 - 薄口コラム

2026年龍谷大学公募推薦入試古典文学史全問解説

2026年度、公募推薦入試の文学史の問題を全問解説をしました。

ただ正解を書くだけでなく、他の選択肢の作品の説明やジャンルごとのポイントをまとめることで、読むだけで文学史の勉強になることを意識しました。

受験生の方はぜひご活用ください。

また、龍谷大学の文学史の問題について、10年分以上解説しています。

ぜひこちらも文学史の勉強にご活用ください。

【2026年最新版】龍谷大学 古文対策まとめ|現代語訳・文学史・過去問解説一覧 - 薄口コラム

公募11月23日

『夜の寝覚』は、平安時代後期に成立した物語です。同じく平安時代後期に成立した作品として、最も適当なものを一つ選びなさい。
①『竹取物語』  ②『平家物語』  ③『浜松中納言物語』  ④『雨月物語』

〈解説〉

「平安時代後期」という言葉に注目する。源平の合戦が書かれた『平家物語』と、江戸時代の読み本である上田秋成の『雨月物語』は選びたくない。即座に正解の『浜松中納言物語』にたどり着きたいが、『竹取物語』と迷った場合は、『竹取物語』が源氏物語以前に成立したとされる三大作り物語に含まれていることを思い出す。したがって正解は③。

〈ポイント〉

・『竹取物語』

『竹取物語』『宇津保物語』『落窪物語』は三大作り物語と呼ばれ、『源氏物語』以前に成立した作品であると覚えておく。また、『竹取物語』は現存する日本最古の物語という情報も覚えておきたい。

・『平家物語』

鎌倉時代に成立した軍記物語。源平の合戦を描く。

・『浜松中納言物語』

平安時代後期に成立した後期王朝物語の一つ。『源氏物語』の影響を受けたとされる。

・『雨月物語』

江戸時代後期に成立した上田秋成の読本。

 

公募11月29日

『無明草子』は、鎌倉時代に成立した作品です。同時代に成立した作品として、最も適当なものを一つ選びなさい。
①『懐風藻』  ②『玉勝間』  ③『方丈記』  ④『風姿花伝』

〈解説〉

この問題は③の『方丈記』が鎌倉時代の作品であるという知識から確実に正解したい。

〈ポイント〉

・『懐風藻』

奈良時代に成立した現存する最古の日本漢詩集である。龍谷大学では選択肢によく出てくるので確実に覚えておきたい。

・『玉勝間』

江戸時代に本居宣長によって書かれた随筆。

・『方丈記』

鎌倉時代に鴨長明によって書かれた随筆。『枕草子』『方丈記』『徒然草』と合わせて三大随筆と呼ばれる。

・『風姿花伝』

風姿花伝は室町時代の能楽師・世阿弥が父・観阿弥の教えをもとに著した日本最古の能楽論。

公募11月30日

『住吉物語』は継子いじめの物語です。同じく継子いじめの物語として、最も適当なものを一つ選びなさい。
①『落窪物語』  ②『うつほ物語』  ③『とりかえばや物語』  ④『伊勢物語』

〈解説〉

「継子いじめ」というキーワードから、確実に『落窪物語』にたどり着きたい。正解は①

〈ポイント〉

・『落窪物語』

『竹取物語』『宇津保物語』『落窪物語』のセットで三大作り物語とよばれる。落窪の君という姫が不遇な扱いを受ける継子いじめの物語。

・『うつほ物語』(宇津保物語)

上述のように三大作り物語のひとつ。秘伝の琴を伝承する物語。

・『とりかえばや物語』

平安時代後期に成立した物語。男勝りな女君と大人しい男君の異父兄妹が、男装・女装して入れ替わり生活する物語。

・『伊勢物語』

在原業平をモデルにしたと言われる平安時代に成立した歌物語。『伊勢物語』『大和物語』『平中物語』のセットで三大歌物語と呼ばれる。三大歌物語は三大作り物語とあわせて『源氏物語』以前に成立した作品群であると覚えておく。


龍谷大学の古典文学史は、「時代識別」「ジャンル(説話・軍記・歌物語など)」「特徴(継子いじめなど)」のパターンを押さえることで確実に満点が狙えます!

さらに過去問の演習を重ねたい方は、以下のまとめページから10年分の解説もチェックしてみてください。

【2026年最新版】龍谷大学 古文対策まとめ|現代語訳・文学史・過去問解説一覧 - 薄口コラム